癌の放置療法は、当然の事ながら癌を治すための療法ではない
それは納得の上でみなさん、放置療法を選択しているのでしょう。しかし、癌は治る病気なのにその機会を逸してしまうということにもなりかねない、というかそういう場合が少なくないのではないか?ということが残念でなりません。もちろん放置していたらいつの間にか癌が無くなった、という例もあります。乳がんドキュメンタリーを見て自分の終活を考えるずっと雨だった昨日とは打って変わって、抜けるように青い夏空。珍しく空気も爽やか。ちょっと重い映画を見に行くには、ちょうど良い天気。見てきたのは乳がん患者、渡辺容子さん(享年58才)の最後の2年間に密着したドキュメンタリー映画、 「命を楽しむ~容子とがんの2年間」 。40才の時に5mm大の乳がんが発覚するも、自らの意志で無治療を選び、志を同じくする慶応大学病院の近藤誠医師(がん放置療法で有名)のもとで経過観察しながら、社会活動をし、好きなことをして自分らしく過ごす。転移を抱えながらも沢山の友人の助けを借りながら最後までしっかりと自分の生き方を貫き、人生を全うした記録映画だ。骨転移の痛みがとても辛そう、亡くなった顔まで映しているというから辛くて見ていられないかも、と懸念していたのだが、スクリーンの渡辺さんはよく笑い、どんな事実にも淡々として感情のアップダウンがなかった。その空気につられて、辛いことが辛そうに見えず、自分でも驚いたことに涙は出なかった。旅立ちが悲しいものに見えなかった。自分の命についてどういうスタンスを取るか。それは十人十色、百人百様。その中にはこんな生き方もあると知ったことはとても参考になった。無治療のままでいることの賛否はあるだろうが、彼女の言葉の幾つかが強く心に残った。★これまで好きに生きて、幸せだった。病気になっても悔しさはなく、人生に満足している。★ガンになったおかげで、いろいろなことから自由になれた。 例えば、貯金はもうしなくていい。老後の資金は必要ないから(笑) ★日本の平均寿命よりはだいぶ短いけれど、世界を見れば幼い命が日々何万と失われている。 人生50年と考えれば(58才は)大往生だと思う。★死んだ後は、みんな私のことはキッパリ忘れてほしい。生きている人がすべて。 亡くなってしまった人間のことより、生きている誰か一人を大事に考えてあげてほしい。在宅で最期を迎えたい(叶わなかったけれど)、お葬式はしない、両親の地元に散骨してほしい、など渡辺さんはおしまいまできっちりと自分の意志を通して人生を締めくくった。その様子を見ながら、以前からつらつらと考えている自分の最期、終活について考えてみた。続きはこちら↓http://blog.livedoor.jp/mihokosmile_517/archives/28897991.html>★ガンになったおかげで、いろいろなことから自由になれた。>例えば、貯金はもうしなくていい。老後の資金は必要ないから(笑)放置療法を選んだことは正しいですが、それだけではいけません。癌に関して無知であることは不幸です。癌は比較的治りやすい生活生活習慣病だと言われています。>人生50年と考えれば(58才は)大往生だと思う。昔の平均寿命に戻って自分を慰めないで下さい。このブログ管理人は別ページで以下のことを書いている。お料理はもちろん素晴らしく、トリュフやジロール茸など早くも秋の雰囲気が漂っていた。コマコマと繊細で綺麗なアミューズやデザート類はミニチュアの粘土細工みたい。メインの金目鯛はふっくら、牛肉は赤身の滋味を十分楽しんだ。http://blog.livedoor.jp/mihokosmile_517/archives/39909481.html読んでいると悲しい気持ちになります。ここに放置療法の落とし穴があります。近藤誠先生は、癌と食事の関係について、つまり食事療法に関しては無知なのです。しかし、実際は、【放置+食事の徹底的な改善】ということがとっても大切なのです。☆お願い☆人気ブログランキングへどちらか↑ ↓1つでもクリックしてくださると、とっても嬉しゅうございます。にほんブログ村 医療情報