ただ今伝記に夢中
ノンが1人読みするようになっても、伝記はまだ早いかな~と思っていました。それがノンは近頃、伝記に夢中です。「なぜ?どうして?科学のお話」の1年~3年の3冊が家にあって、それぞれに収録されているキュリー夫人、エジソン、ライト兄弟のかいつまんだお話はすでに読んでいました。他にノンが読んだきちんとした伝記といえば「キュリー夫人」で、これは私がいずれ読んでほしいと買ってあったのをノンが家で見つけ読んでしまいました。でも、今の伝記ブームの火付け役は公文のプリントにでてきた「ベーブ・ルース」の約束のホームランのお話。もっと詳しく読んでみたいということで、図書館の伝記コーナーに連れて行ったところ、ノンはハマりました。公文のプリントではベーブ・ルースの立派な行いしか書かれていませんが、伝記には子供時代がしっかり書かれています。英雄だと思っていたベーブが実は学校をさぼったり、決して模範的な少年でなかったというくだりはノンにとっては驚きだったみたいです。もっと、いろいろ読んでみたいと他の伝記も借りてくるようになりました。私がさりげなく勧めたのは、自分も読んだ「ヘレン・ケラー」「ナイチンゲール」。「ナイチンゲール」は却下され、ノンが手に取ったのは「ニュートン」「ガリレオ・ガリレイ」「アインシュタイン」「アンネ・フランク」でした。Eテレの大好きな番組「すいえんさー」の後にやっているアニメ「マリー&ガリー」で科学者に馴染んでいるせいか、読みたくなったようです。アンネ・フランクは表紙のイラストにやられたんでしょうね。今、読み終えているのは「ガリレオ・ガリレイ」「アインシュタイン」「アンネ・フランク」で、「キュリー夫人」を買った時に一緒に買った「野口英世」もその後読みました。どのお話もそれぞれ感じるところがあるようで、あらすじや驚いたことをよく話してくれます。アンネ・フランクは昨夜布団のなかで読んでいたんですが、読んだ後は泣いていました。ノンがいろいろ話してきた時は、ふんふんと聞いてやったり、一緒に共感したりするのですが、「アンネ・フランク」のときは何も私は言いませんでした。なんだか、そっとしておいた方がいいと思ったからです。7歳にもならない女の子が「アンネ・フランク」を読んで何を感じたのか聞いてみたかったんですけどね。まだ早いと思った伝記ですが、人の生き方や子供時代の話などすごく興味があるようです。歴史や文化、宗教などはまだ小1のノンには説明するのが難しいことも多いのですが、伝記のわかりやすい言葉やエピソード、絵で何となく自然に学んでいるようです。「野口英世はナポレオンの真似をして3時間しか寝なかったんだって。ナポレオンって野口英世より昔の人なんだね~」なんて。いつのまにかナポレオンも知っているし。ノンの夢は学校の先生になること。「赤毛のアンのアンのようにたくさん勉強して先生になるんだ~」なんて言っています。読んだ本を素直な気持ちでまるでスポンジのようにどんどん吸収していくノン。私も子供時代そんな風に本を読んでいたのを思い出します。今はなかなかそんなまっすぐな気持ちになれないので、ノンが羨ましく感じます。↓うちは文庫で読んでいます。ノンおススメはものしりガイドつきのポプラ社のものだそうです(笑)