1Q84 BOOK3 村上春樹(著)
そこは世界にただひとつの完結した場所だった。どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。「1Q84」の世界に、もし愛があるなら、それは完璧な愛かもしれない――。刊行以来、日本で、世界で、空前の話題を呼んでやまない長編小説。---------------------------------------------------------------------------- 以前上司からかりた『1Q84 BOOK1』『1Q84 BOOK2』の続編です。今回は買ってしまいました。最初は買うつもりなかったんだけどね、どうしても気になって・・・。BOOK2のラスト。あれを読めばさすがに買ってしまいますよ。ハードカバーだから1900円、高いからゆっくり読めばいいのにさ、3日で読み終えてしまった。まー、お金の使い方が粗い。粗い。ここんところずっと本読んでいるし、かりているのにかりているのを忘れている本もあるので5月は本購入禁止でかりた本を読み終えてしまいたいと思います☆ BOOK1,2では青豆と天吾が中心の話だったんだけど、BOOK3では何と新しい主人公が登場しちゃいます。それはBOOK2で必要以上に天吾をつきまわしてた牛河。彼も実は月が2つあることに気づいているエピソードにより1Q84年に巻き込まれた一人なんだろうね。『さきがけ』メンバーに依頼されて青豆を追跡する牛河を主人公としてエピソードも含まれていて、今までには見られない面白さをもっています。そして、突っ走り具合がとても面白いです。 BOOK3では青豆と天吾が再会して1Q84年を脱出するとこまで描かれているんだけど、果たしてこれが最終巻なのかは不明です。かなり良いとこまで行ったし、このまま終わっても自然なんだけど未だ明らかになってないとこが多いです。例えば天吾のセ○レの消息もつかめていないしね・・・・。あゆみの殺害もまだ謎だし。もしかしたら、もはや物語の本筋からずれたキャラなんでそこの謎解きはどうでも良いという解釈で描かれていないかもしれません。 ってことで三作品の中でこれが一番面白かったです☆ BOOK1の最後まで読んで面白みを実感した人は是非買って読んでくださいな♪