篤姫(48)「無血開城」
【原作】宮尾登美子【脚本】田渕久美子【出演】宮崎あおい,瑛太,堺雅人,小澤征悦,原田泰造,堀北真希,高畑淳子,高橋由美子,原田夏希,稲森いずみ,片岡鶴太郎ほか 天璋院(宮崎あおい)は、西郷(小澤征悦)の心を和平へと動かす手だてについて、幾島(松坂慶子)とともに思案する。そのころ、西郷率いる官軍は江戸に入る。西郷と対面した勝(北大路欣也)は、江戸城明け渡しを約束した上で徳川家の存続を願い出るが、西郷はあくまで官軍による江戸城攻めを推し進めようとする。そのとき、勝は天璋院から預かった斉彬(高橋英樹)の書状を西郷に見せる。 ---------------------------------------------------------------------------- タイトルの通り、今日は無血開城に至った話でした。例え徳川家が将軍を退いたとしても、徳川家そのものを力で潰さない限り新政府を事実上立ち上げることができないと幾島が届けた天璋院の文を見ても江戸攻めを辞めようとしない西郷。そんな西郷を江戸城攻めを自粛させ無血開城を受け入れる心境の変化をもたらすものを天璋院は勝に預けた。それを受け取った西郷はそれを見て大きな動揺を見せて一言『と、殿・・・・・。』 それは日本を開国させ新政府立ち上げを考案した第一人者であり、天璋院の養父であり天璋院いや篤姫を薩摩の分家の娘から徳川第13代目将軍・徳川家定の御台所に成りあげた篤姫の運命を変えた男・薩摩藩第11代藩主の島津斉彬が天璋院に宛てた文だった。斉彬は天璋院にだけでなく、西郷にとっても運命を変えた男であり、西郷にとって一番尊い人であったに違いない・・・・。『あのお方には敵いません・・・・。』 そして無血開城が決まり、江戸軍攻めはなくなったのだが・・・・・。徳川家先祖の位牌の前で自分は徳川将軍家を守ることができなかったと涙ながらと嘆く天璋院。そんな天璋院の前に篤姫の運命を変えたもう一人の男であり、この世で最愛の日本一の男・徳川第13代目将軍・徳川家定の姿が・・・・。そして、『わしが残してほしかったのは城でも家でもなく徳川の心じゃ』と天璋院に伝える。徳川が将軍家でなくなっても、徳川家が残っているではないか、後はそなたの好きなようにせよ、と天璋院にエールを送り天璋院の元を消える家定。その言葉をそのまま大奥全員に『城を出ようとも大奥が消えようとその心を子々孫々に伝えてもらいたい』と告げるというお話。いや~、今日は超スペシャルですね☆ やっぱ斉彬と家定あっての大河ドラマ『篤姫』だと思います。あと2話だから色んな意味で集大成ですね♪ そして、来週は大奥のみんなの辛い別れ・・・。そして、あの人との最後の対面に・・・