名古屋B食倶楽部

メダカの模様の薄物の暖簾が涼しそうですが、実際はおクソ暑い木曜日でございました。



かと言って、つべたいお水は出てきません。
お店の中は涼しいですから、ぬくとい煎茶で、ふ～～～～～。
来月は大文字焼きですね。



御主人から折敷を両手で頂き、さあ、草喰物語のはじまり。
今夜も、おじさんが、名前も知らない沢山の草花が登場します。



おくどさんで鮎を焼き始めました。
よく見ると、大きさが大小あります。
ひょっとして、サイズ違いで二尾食べられるのかな？



可愛い花がたくさん。
なんとかって野菜の花。普通は食べないらしい。
でも、なかひがしでは、全てを頂くことが命への感謝。



じゃがいもを薄く切って、芯に茗荷を射込んで素揚げ。



二尾来ました～、おじさんの食べ方、ワタは日本酒、身はビール。
誰もそんな食べ方はしてません。
御主人も、「忙しいですな～。」って。
蓼酢は鮎には使わず、最後に飲んじゃいました。



大好きな鯉のサラダ。
今回、ウロコの素揚げが入ってないので尋ねたら、夏のウロコはクドイと。
へ～、ウロコの味も、季節で変わるんだ～。
言われてみれば、生きもんなんだから当然か。



煮えばなのご飯、アルデンテ。



おじさんが判ったのは、じゅんさいだけ。
お汁が体に染みこんでく。



手前、瓜の赤ちゃん。



野菜の炊き合わせと言われたけど、イメージとまるで違いました。



このスプーン、おじさん家と一緒かな？と思い、「このスプーンは、ようびの奥田志郎さんのですか？」
ご主人「店で、初めて、ようびさんの名前を聞きましたわ、うれしいな～。」
おじさん「木製のスプーンで気に入った物をず～～～～っと探してて、巡り合ったんがコレなんですけど、なかなか売って無くて。」
「でしょう、うちで30本頼んだけど、15本しか入れて貰えんかった。」

おじさんの選択眼、なかなかじゃん？



〆はいつものメザシとご飯ね。



デザートはサクランボと木苺。
ふわふわの泡は、なんとかって野菜の煮汁を泡立てたもの。



コレも定番水出しコーヒー。



今回、なかひがしさんへ伺ったのは、祇園祭の粽を頂くため。
去年からお願いしてました。
来年は大文字焼きが見たいな。