filmic☆city
帰り際、雨が強くなり地下鉄に乗ろうとグランドセントラル駅に駆け込んだら、そこには映画の世界が広がっていました。 先月25日から始まったTurner Classic Movies-Architecture in Film: Celluloid Skyline: New York & Movies。グランドセントラル駅こそが映画の世界であるのに、そこで今までのNYを舞台にした映画を紹介する・・という試みが不思議でした。パネルを見ているだけで映画の中にいるような不思議な錯覚に陥るんです。 この展示は、建築家のJames Sandersさんの書いた本"Celluloid Skyline: New York and the Movies "を元にしており、この100年の映画史でありNY史でもあります。streets, skyscrapers, rooftops, theaters, waterfronts, interiors...などの項目ごとにパネルが並んでいます。"STREET SCENE"の項では『街並みが輝いていたら、その街は面白い。街並みがぼやけていたら、その街はとるに足らないところさ・・』(意訳)という一文に目がいきました。まさにNYは街並みが面白い。マンハッタンはおもちゃ箱をひっくり返したようなイメージがあります。狭い島にいっぱいいろんなモノが詰まっていて。だから通りを歩いていても、次は予想しなかった光景が広がることがあります。 展示作品には「ティファニーで朝食を」「スパイダーマン」などお馴染みの作品から、私の知らなかったヒッチコック作品までありました。というか、知らない作品だらけ。この展示のお土産はNYC5地区の点打ちされた映画・ドラマ撮影マップ。レオ様主演の『バスケットボールダイアリー』ってクイーンズの高校が舞台だったんですね・・。 6月22日まで開催しています。