真山ジュンさん「このアクマめ!」
「このアクマめ!」貴瀬川警部補は、仕事は出来る、基本はイイ人、でも一番怖いと評判の刑事です。今、貴瀬川は悩んでいます。それは、1年半前までコンビを組んでいた刑事・柊が帰ってくるからでした。4年前、であった頃は手のかかる新人でしたが、大阪府警で検挙率トップの力をつけて帰ってきました。再び、上司からコンビを組むように言われますが・・・。なぜ柊を避けるかというと、大阪へ行く前に、柊は貴瀬川に告白をしているのです。そして、その答えが「オレを口説くなら大阪での検挙率トップになれ」だったのです。柊は、その約束を忘れていず、これで口説けると幸せそうです。なぜ男の自分なのかと思う貴瀬川ですが・・・。ヘタレ柊ですが、貴瀬川は、柊にせまられると拒絶できません。なんやかやといいながら、ほだされているんですよね。(^^*)「刹那主義」(前・後編)外科医の橘和成(たちばなかずなり)は、恋人を捨てて、院長の娘・麻子と結婚して1年です。捨てた恋人は、麻子の弟です。(困った人だわ。^^;)橘は、旧財閥系の橘グループの次男です。病院の帰りに男に襲われている男を助けましたが・・・。翌日、彼と再び出会います。彼は、能の師匠で、御巫流の御巫凛(みかなぎりん)と名乗りました。彼に能のチケットを貰い、観に行った先で、兄に出会いました。兄・英明(ひであき)は正妻の子供で、橘は、女中だった母から生まれた子供でした。子供の頃、母の元から引き取られ、辛く当たられて育ったのです。凛の後援会の理事を兄がやっているということでした。凛の舞は綺麗でした。凛は、兄と関係を結んでいます。実は凛は・・・。橘と凛が自分の本当の気持ちを取り戻す恋物語です。橘の兄もとことん悪い人ではありません。ただ、お互いそういう境遇だったということでしょうか?結局、二人の母たちもかわいそうなのですよね。父親が一番悪いんですよね~。 兄も幸せにしてあげて欲しいな~と思いました。麻子の弟も最初の方に新しい恋人とのシーンが出てきて、不幸ではなさそうなので安心です。(^-^)麻子もとても良い人でした。橘を好きだったんだなと思います。芯の強い女性のようなので、自分で幸せを掴むでしょう。描き下ろしは、前半の刑事さん。(^^*)