私の原点
私はなぜ行政書士になったのか?それは実に単純です。「目の前で困っているこの人を何とか助けてあげたいから。」「そんなバカな・・・」と思われるかも知れませんが、開業当初、本当にお金がない人の相談をたくさん受けていたんですね。あるときは山から木の実を拾ってきてその日のおかずにしている、そんな家族のご相談を聞いたり、あるときはせっかく貯めた退職金や年金を女に騙されて取られたおじいさんのご相談を聞いたり、私は本当は「相談料なんかいらないから何とかしてあげたい」「あなたが笑顔を取り戻してくれることが何よりの報酬です」そう思ったんですね。でも、みなさん苦しい生活の中でも、少しずつお金を支払ってくれた。それで「ありがとう」って言ってくれたんですね。私は「頼りにしてくれている人」がいることに喜びを感じました。それがたぶん私の原点。その考えは今も少しも変わってはおりません。さすがに「お金要りません」ということはなくなりましたがまぁ、お金はやった仕事に対する正当な対価ですからね。相手もお金を頂くことで、逆に信頼してくれる。責任を持って仕事ができる。そう言うことだと思います。今も起業で困っている方をお助けしようとがんばっております。