「行政書士倫理」の制定
先日、当事務所に日行連のほうから、『月刊・日本行政』(日行連会報)が届けられました。その中に付録冊子が入っていました。『行政書士倫理』「会員各位」とされた書面には次のように書かれています。「日本行政書士会連合会では、昭和51年11月、『行政書士会員の倫理綱領』を制定。その後、昭和61年7月に当該綱領の改訂を行い『行政書士倫理綱領』(改訂版)とし、さらに昭和63年4月に文学博士・金田一晴彦先生の監修を得て、『行政書士倫理綱領』(改訂2版)といたしました。以来、行政書士は『行政書士倫理綱領』に基づき、その精神を礎として国民や行政へのサービスに努め、国民の信頼を得てきたところです。しかしながら近年、ADRへの対応を含め、今後益々行政書士の業務が複雑多岐に渡っていくことが想定され、より高いレベルでの国民の信頼を得ることが必要となってまいりました。」ということで行政書士の執務姿勢と行動指針を内外に示すべくこの倫理が制定されたそうです。「行政書士倫理綱領」行政書士は、国民と行政とのきずなとして、国民の生活向上と社会生活の繁栄進歩に貢献することを使命とする。一、行政書士は、使命に徹し、名誉を守り、国民の信頼に応える。ニ、行政書士は、国民の権利を擁護するとともに義務の履行に寄与する。三、行政書士は、法令会則を守り、業務に精通し、公正誠実に職務を行う。四、行政書士は、人格を磨き、良識と教養の陶冶を心がける。五、行政書士は、相互の融和をはかり、信義に反してはならない。