行政書士をやっていて思うこと。
行政書士は様々なご相談を受けます。その中でも離婚、交通事故、相続などは相談者の方は経済的に恵まれていない場合が多いです。そういった方のご相談を受ける際、私はできれば何とか助けてあげたいとは思いますが、こちらも生活のために行政書士をしているという事情もありますし、経済的に弱い立場におられる方にご助力するのが難しい場合も少なくありません。私も弱者ですが、そういった方々も弱者です。弱者が弱者を助けるという構図が日本社会の問題点ではないか、と思います。私も普通の人間です。目の前に困っている方がいらっしゃれば何とかして助けてあげたい(ほとんど見ず知らずの初めてお会いした方ですが)。でも、一方で、私もお腹もすきますし、新しい服も欲しい、友達と遊びたいときもあります。ですから、それなりの報酬を提示することになります。そうすると、なかなかお手伝いすることは難しい場合もある・・・ということです。私はこういった状況はなるべく早期に打破していただきたいと思っています。全ての困っている方が、法的サービスも含めて必要なサービスを平等に受けることができるような、そんな社会を構築して欲しい。ホリエモンのメールが本当かウソか、とか、郵政民営化がどうとか、そういったことを議論している場合ではないと思います。われわれ行政書士も含めて、何とかしてそういった不平等を解消しようと努力している人たちが日本には確かにいる、ということを認識していただきたい。それを政治で完全に解消できるとは思いませんが、年金問題や労働政策、社会政策の問題、ニート・フリーター問題などに対処することのほうが先決事項だと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?