マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
昨夜、スカパー、PPVで「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」(ジョエル・ズウィック監督・2002年・米)を試聴。原題は"My Big Fat Greek Wedding" $5,000,000の低予算で制作したインディーズ映画が、制作費の20倍以上になる$100,000,000を越える興行収入の大ヒット作となり、話題になった映画。 ギリシャの移民家族の冴えない娘と、ギリシャ系でないアメリカ人との結婚ドタバタ物語であり、著名な役者が出ていないにもかかわらず、出来が良く、ハートフルで笑える映画。全編に散りばめられた、ギリシャの雰囲気、風俗が微笑ましく、ハリウッド的なヤラセ感やあざとさが皆無であり、ああギリシャ人っていいなぁ、とつくづく思う。 バールでこんなふうに、喰って呑んで踊って、大家族的で人生をとことん愉しむ文化なんだろうなぁ。そういうのってたとえ金銭面で恵まれていなくても豊かな生活だよなぁ、って思う。池澤夏樹の『ギリシアの誘惑』がもう一度読みたくなった。☆☆☆☆☆