よい教育条件のなかで子どもは育つ
4日間にわたって開催された教育研究全国集会2005も最終日。本日は10のテーマそれぞれの会場に分かれて教育フォーラムが開かれる。 どこに参加しようかと当日朝まで迷ったが、県立高等学校の統廃合問題が主な内容とあって「よい教育条件のなかで子どもは育つ」(吹田市立勤労者会館)に参加。 ひとつめのテーマである30人学級推進への取り組みについて報告・論議の後、統廃合問題への取り組みでは和歌山県立古座高等学校、大阪府立高槻南高等学校より基調報告。 古座高校の同窓生でもある教職員より「古座高校を存続させる会」を中心にした取り組みが報告。昨年度、和歌山県が突然発表した計画案では、平成19年度に隣の串本高等学校と統合し、校地・校舎は串本高校のものを使用するというものであったが、その後「存続させる会」としてOB、教職員、地域住民が立ち上がり、一体となって運動することによって得られた大きなもの、そしてこれからの課題等が報告された。 高槻南では、廃校取消訴訟原告団長(元生徒会長の若い卒業生)より、大阪府による突然の統廃合案発表から約4年間にわたる、生徒原告の提訴による法廷闘争を中心に、父母・教職員・市民にまで拡がり発展した「教育行政オンブズマン-高南ネット」の取り組みと今後の課題が報告される。