お買い物の神様改め「酒と音楽と映画の神様」

[映画感想] カテゴリの記事

全114件 (114件中 51-100件目)

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  デスノート後編(ネタバレです）

  相方と飲みながらだらだらと、真面目にみていたわけじゃないけど、結局デスノート後編を見てしまった…感想は…面白い。でも映画館にわざわざ行くほどの映画じゃないなーなんか若者の間では、藤原達也も松山ケンイチもエライ人気があるらしいが、その魅力が私にはイマイチよくわからん。二人とも演技のうまい俳優だとは思うんだが…特に蜷川作品の秘蔵っ子、藤原君は、今をときめく小栗旬が同年代の俳優として意識していると、何かで読んだ事があるけど…(-_-;ウーン映画のキャラクターはよく出きていたけど、脚本の構成にもう少し飽きない工夫が欲しいな。酒を飲みながら見るには、マンガチックで(原作は確かマンガだよね)ちょうどいい軽さなんだけど、ハマって面白く見ていると、途中の展開が似たような感じなので、ちょっと眠たくなって、気がついたら月が死にかけていたこんな事を書くと「おばさん」と言われるのは覚悟の上だが、Ｌが正義の人だって、昨日初めて知ったよ正義のヒーローも最近はチュッパチャップスを食べるんだなーあんまり甘いものばかり食べてると「メタボ」になるぞ、Ｌ…久々の一言感想「キャラクターがよく出来てて面白い。90点、私を寝かせなければ100点だったのに」

  2008年02月09日

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  篠原のＰＶ的アンフェア

  こういう台本は役者はやってて面白いだろうなーと思う。だって誰もかれも妙にニヒルというか、クールでかっこいんだもんね。でも見てる方は、途中で飽きて来るね。犯人はあの人に決まってるやん…なんのひねりもないしストーリーはよく出来てるというか、アイデアは満載なだけに(原作がいいんだろうが…)本当に構成の悪い脚本で、もったいない映画。誰にも、どのキャラにも感情移入が出来なくて、しかも雪平の話に持ってくまでに長すぎるよ！飽きるちゅーねん。しかも大事な所は全部台詞で説明してるやん。(これは自分にも言える事なので反省)人間関係をシーンで見せてくれないと、ただ状況がわかるに過ぎないからキャラが薄すぎドラマだと間違いなくチャンネル変えるね。それを役者の魅力だけでひっぱてる感じ。見た後は「ふーん、あっ、そうやっぱりね」的なもわーとした感じが残る映画。一言感想「テレビで放送されれば役者ファンの人には嬉くて面白いストーリーのＰＶ的映画。でもなんのドラマ性も感じないので50点」

  2007年12月17日

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  「クローズ」の小栗旬

  ちょっと忙しくしている間にもう12月…先日あせって「クローズ」を見に行きました。なんていってもこの映画は小栗旬君…いやいや、しゅーの中学の先輩が所属するバンド「横道坊主」が劇中歌を歌っているのだ。とりあえずスクリーンで見なければ！そういう理由で見に行ったのだけど、予想外によかった原作ファンのうちの弟は小栗君じゃ「イメージが違う」と、見もせずにバカにしていたけど…原作と映画が別物なのはわかりきっている事…原作読んでいないのでなんとも言えないけど、映画としての心意気はとても感じられる作品だったと思う。今は飲酒や煙草で芸能人がクビになったり潰される時代。そんな時代にあんなハチャメチャな設定の映画をよくやったなーとまずその心意気に打たれたシナリオスクールでも未成年に飲酒させるシーンを書いただけで突っ込まれたもんね。でもこの映画は変にいい子にならずに、その辺をちゃんと描かれていたので、その心意気を高く買いたい小栗旬君は個人的には王子役の方が好きだけど、がんばっていたと思う。ただね、この脚本、小栗君に焦点を当てすぎて、山田孝之のがミステリアスに仕上がっていてかっこいいんだよね。それが唯一の難点。でもＤＶＤが出たらきっと買うね。一言感想「トラック野郎のような作り手の心意気を感じる邦画。90点」

  2007年12月05日

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  心に染み込む「かもめ食堂」

  久々に「当たりの映画」に出会った。正直、癒し系の映画にはまったく興味がないと言うか、むしろ嫌悪感さえ感じる私…この監督は脚本もご本人が書いているようで、さすがに上手い。普通この手の映画だと中だるみするというか…癒しの空気感だけでひっぱろうとするのがミエミエなんだけど、退屈させない小ネタも効いていて、特に私はガッチャマンファンなので、さちえさんとみどりさんの出会いがツボだった。当然なんだけど、食べるシーンが多くて、でもすごく幸せな気分になれて深い映画。ただ一つ残念だったのは、さちえさんとみどりさんのキャラが、脚本的に、もたいさんに比べるといま一つ薄い…役者の上手さで助けられている感じが否めないのだけが残念。でもフィンランドってさっぱり興味なかったけど、結構魅力的に感じたし、行ってみたいとも思いました。後、酒好きとしてはもコスケンコルヴァもぜひ飲んでみたい。所で今朝我が家には8月に注文しておいたボジョレーヌーボが赤2本、白1本、届きました。週末の我が家はボジョレー祭だな。かもめ食堂

  2007年11月15日

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  映画「手紙」とついでに「SP」感想

  先日CSで「手紙」を見た。実は東野圭吾の小説って読んだ事ないんだよね話題作をいくつも書いている人だし、ドラマしか見てないけど「白夜行」はかなり印象に残ったし、藤木直人と仲間由紀恵の「game」も面白かったので(演技はともかく)一度位は小説を読んでみなければ！と思ってはいるのだけど…私は世間の「泣ける系」と言われる映画を見て、泣ける人ではないので、元々あまり興味がなかったんだけど…「手紙」…中々深かったです。淡々と話が進んで行き、映画のトーンとしては私の好きなトーンではなく、中だるみもするのだけど、それでも最後まで記憶を失う事もなく、みてしまったのだから、いい映画なんだろうなー。沢尻エリカ様はやはり気になる女の子だと思った。まあいわゆる華があるのだろうただ山田孝之のボソッとした演技はいいんだけど、あまりにもぼそぼそ喋るので台詞が聞きとりづらいのが難点玉鉄も中々良かったんじゃないかな。所で、先週から始まったドラマ「SP」私はこれ好きです。最近のドラマにありがちな、寒い脚本家の書いた、こっぱずかしいギャグも押さえ目で、久々にかっこいい岡田君が見れて嬉しかったです。もういい加減寒すぎるコメディーはやめてほしいちょっとだけ「踊る」を彷彿させる所もあり、基本路線は崩していない感じの大人感が好きでした。手紙の一言感想「人生を考えるのが好きな人にはおすすめかも。役者の押さえ目ながんばりに70点」

  2007年11月06日

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  ネタバレ感想：阿木燿子監督の「ＴＡＮＫＡ」

  私にとって、数少ない好きな女性の一人である阿木燿子さん…阿木さん監督で脚本も手掛けた映画「ＴＡＮＫＡ」という映画を見た。●脚本正直言って、見る前から映画自体には期待してなかった…官能映画だし、阿木ワールドを映像で表現すると、映画的には「こうなる」映画になる事は、安易に想像出来たから…しかも脚本を手掛けたのは阿木さんご本人。まあ脚本の事は置いておこう元々彼女は作詞家で、脚本家ではないのだから畑が違う。脚本の事を言い出すと、どうしてもキャラクターの薄さに触れなくてはならないし、それをいい出すとこの作品のよさがなくなる気がするので…●黒谷友香なぜ彼女をキャスティングしたのか微妙に疑問…体が綺麗なのは認めるけど、どうもこういう系の女優って反発感じるんだよねー。ハセキョーとかもそうだけど、台詞音痴だし演技も下手だし、良さがよく理解出来ん…●ストーリー俵万智が、読売新聞紙上でセンセーションを巻き起こした処女小説「トリアングル」。これを阿木さんが脚本化…阿木さんらしい詩的な脚本だと思う。●総合評価今回は“愛と命”“女とエロス”をテーマにしているだけに、色使いとカメラワークは素晴らしかった。ベリーダンスのシーンもよかったと思う。ただねー原作読んでいないのでなんとも言えないんだけど、あのラストは私的には嫌だな…私はとにかく「シングルマザー」(離婚したとかは別)の道を選ぶ女は絶対許せない。子供の迷惑考えろといいたい。一人で子供を産む事は、女である事を利用した神に対する冒涜だとさえ思う。父親がはっきりしようが、しまいが、子供は一人で産むべきではないと思う。この話を書き出すとエキサイトするのでこの辺でやめます●一言感想「脚本はとりあえずおいといて(笑)、官能という形でしか表現出来なかったのはわかる気がするし、深いと思った。初監督に免じて７０点」

  2007年10月25日

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  「１２人の優しい日本人」「恋の門」

  CSから録画した「１２人の優しい日本人」「恋の門」を見た。三谷作品は好きだけど、たまに私的には退屈するのがある。その代表がこれかなー。どうも細かすぎて「あーうるせーよ」とか「この人絶対血液型A型だな」とか(実際調べたらA型だった)見ている途中余計な事を色々考えてしまい、あと３０分で終わるのに脱落してしまった。あ、別にA型の人にケンカ売っているわけではありません。面白いんだけどねー、舞台が一つで(これは三谷作品の特徴ではありますが)ほとんどが会話で進むので、途中退屈して来るんだよね。どっちでもいいじゃん、もう…みたいな…もう少し「ラジオの時間」のような工夫が欲しかったかなー。松尾スズキ脚本・監督の「恋の門」は…松尾スズキってクドカンドラマに欠かせない人という認識しかなかったんだけど、面白かったー「この人は天才」だと思った。正直何がなんだかよくわからないストーリーだったけど、見ているうちにはまってしまって、この人の世界観に引き込まれた。深いし、ちゃんと恋愛ものになってるのがすごい。しかも随所に色んな大物がチョイ役で出てるんだ。染様も出ていた。しかも本屋のオヤジ役。松尾スズキにははまりそうだな。これはDVDに落とすつもり

  2007年10月23日

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  ネタバレ感想ですが、パヒューム

  色んな意味である意味すごい映画だった。今夜は口直しに別の映画を見なければ夢に出てきそうだ。色んなレビューを前から見ていて「気持ち悪い」と言うのをよく見かけたが…いやホント「キモイ」とかいう可愛いもんじゃない。脚本に関しては、一時は本気でパヒューマーを目指した事のある私にしてみれば「ふざけんなー！こんなの香水に対する冒涜以外の何物でもない！」と叫びたくなるシナリオだが、それでも最後まで見せてしまうのは、映像のグロさとか演出がすごいのだろうと思った。一般受けは決してしない映画だと思うが、「映画通」を気取りたい人達が、映像がどうの、演出がどうのと語るには「すごい」映画なのかもしれない。私は決して映画通でも通を気取りたい人でもないので、こういう映画ははっきりきっぱり嫌いである。とにかく後味が悪い。この映画の決め手となる精油の抽出法にアンフルラージュ法(映画では冷浸法と呼ばれている)がある。これはあくまでも精油の抽出法であって、香水を調香しているのではない。主人公は、この冷浸法で娘達の香りを抽出する。はっきり言ってこのシーンが一番多い。精油にも香水にも興味のない人から見て、「香水ってこうやって作るんだー」と思われたら大迷惑である。これはエッセンスの抽出法であり、香水とはその、個々の花なり木なりからから抽出されたエッセンスを何種類も組み合わせて作る物なので、この映画を見てこのやり方が香水を作る過程だと勘違いされたら甚だ迷惑だ！ついでに言えば、正確にはこれらのエッセンスはアロマテラピーで使う精油でもない。なぜなら…あ、こういう話をしだすとエキサイトするので、近々恋香房のブログに書きます。とにかくパヒュームというタイトルだったら、ちゃんと香水を作ってくれよ！あれじゃフェロモンを抽出している変態にすぎんじゃないか!!!それにあのギャグかと思える後半からラストはなんなんだよ！映画館でみようと思ったが見逃したのがラッキーだった。一言感想「心臓の弱い人にはおすすめしません。香水を冒涜した最低の脚本だと思うが、この突っ走り方にはポリシーを感じたので70点」

  2007年09月24日

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  バブルへGO!!

  作品としては面白かったけど、それだけ。特に印象に残らない映画。なぜこの作品を作ったのか？製作者の意図が疑問バブル全盛期に青春時代を送った私としては、懐かしいシーンも所々あったけど、なんていうか、映画全体の色使いがバブルじゃないんだよね確かにああいう服着てたよねとかそういうのはあったけど、それを見たいなら、「男女7人秋物語」の手塚理美を見る方が話が楽しめる分面白い。脚本は「踊る大走査線」の君塚良一さん。君塚さんの脚本は、当たりはずれがある・・・というより、実力のある人なので、この人の場合、「あたり外れ」ではなく、「手抜き」と言った方が正しいかもしれない。プロデューサーは亀山千広。君塚さんとは「踊る大走査線」を大ヒットさせた敏腕プロデューサーだけど、この二人のコンビの場合、こういうおバカ路線はイケてない気がする。きっと根が真面目な人なんでしょう。同じおバカ路線でも少し人の気持ちに入り込むような作品を得意とするように思える。一言感想「わざわざこの作品を映画にした意図がわからず…製作者の実力だけで60点」

  2007年09月24日

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  フラガール感想

  プレイボーイの「シネマ坊主」という映画評のコーナーで、松本仁志が酷評しながらも、世間には評判のよかった映画。なので、どんな感じなのだろうと楽しみに鑑賞。確かにまっちゃんのいう事にも一理あるし、amazonnのレビューでも「ここで泣け！」という押し付けがましさ…みたいなのを見たけど、日本人は所詮ベタが好きなのだから、これはこれでいいのでは？「ここで泣け！」と、言うのはシナリオライターの意気込みなのだから…ただ、それが読めてしまう脚本という事はやはりちょっと未熟なのかも…とも少し感じたけど。方言が満載過ぎて、なんて言っているかわからない事と、展開の読める構成がやや気になる事を除けば、私好みではないけど、いい映画だと思う。蒼井優は演技がいいという評判だけど、演技と言うより、フラのシーンが感心した。松雪のフラのシーンもよかった。しずちゃんは…あんなもんだろう。ただ、松雪のキャラクター設定は、いくら実話とはいえ、やや安直な感じはしたけどね…あと、ラストシーン間近のトヨエツのスローモーションのカットはなんだったんだ？やりたかっただけ？あれ無意味だと思うけどね…なんて…程よい突っ込みも出来ながら、普通に楽しく見れたのでこの映画は私的には高得点。一言感想「蒼井優のフラのシーンと、ウォーターボーイズ的な見せ場に９点」

  2007年08月17日

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  感心する程の駄作…さくらん

  いやー「はだしのゲン」の感想を書こうと思ったけど…先に「さくらん」の感想を…こんなに豪華キャストで、無駄に金かけて遊べるなんて、蜷川実花という監督は本当に羨ましいお嬢様監督であるもう書くのもバカらしい程、下品な色彩美と無駄にお金をかけた勘違いの背景。絵が撮りたいだけならおとなしく写真撮ってなさいね…脚本はひどいし、土屋アンナはただのヤンキーだという事を確信したし、キョンキョンのチョイ役やカンノちゃんや椎名キッペイ…という豪華キャストを使いながら、あの脚本をやらせるのは、ホント失礼だと思わんのかねー何を訴えたいのかさっぱり理解できん。原作にはないラストも、陳腐さに拍車をかけただけとしか思えないただやはり、私の中の女ジョニデ系役者カンノはよかった。客との絡みを覗いている幼き日の清葉と目が合った時のあの微笑みは思わずゾクッとする。土屋アンナ演じる清葉が、花魁として成長するにつれ、カンノと同じシーンが何度か出てくるのだけど、私が監督ならあの演技でＯＫは出さんね。カンノの演技の足元にも及ばない…こんな映画に出たカンノが可愛そう。土屋アンナって元々嫌いなのよ…そもそも敬語が使えん近頃のガキは、それだけで品性を疑うが、土屋アンナはその代表。以前ラジオに出演していたのを聞いた時、番組のナビゲーターで、だいぶ年上の別所哲也さんに、あのヤンキーな口調そのままタメ口で喋っていたのを聞いて以来ダメなんだ。私は原作を読んでいたけど、相方は読んでいない。読んでいない人から見ると、最後までさっぱりわからん映画だったらしい。途中何度か、五社へのオマージュともパクリとも思える女同士の喧嘩のシーンが出てきたけど、五社フリークとしてはへそで茶沸かしちゃうレベルであるもう少し人生勉強と映画の勉強をしてから、撮るべき映画だったよね…まあこの監督の写真を初めて見た時「あ、この映画は私と感性が合わない」と、思って、吉原フリークの私が映画館に行かなかったのは正解だったという事か…一言感想「蜷川実花のＰＶだと思えば腹も立たず…監督の度胸と豪華キャストに2点」

  2007年08月14日

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  ヨコハマメリー

  ドキュメンタリー映画というやつを初めてまともに見た。横浜に生きた色んな人が出てきて、メリーさんのいた横浜の街が想像できた。せつなかったり、色々考えたり、人間って強いし、弱い…なんて様々な感情が沸きあがってきた映画。私はブログに映画のあらすじを書くのは好きじゃないのでメリーさんがどんな人か知らない人はこちらを…監督は若干31歳！この年でメリーさんを撮ろうと思ったのがすごい私は長崎産まれなので、同じ港町である横浜にはすごく惹かれる。横浜と長崎って、街に生きる人の感じも似てるなーと思った。九州人にとっての憧れの街って、東京じゃないんだよね。横浜なのだ。うちの相方は生粋の江戸っ子なので、この気持ちはさっぱり理解しがたいらしいけど、特に私の世代の九州人は、ドラマに出てくるかっこいい街は横浜だと思ってる。柴田恭平や藤竜也みたいな渋いおじさんが、港のバーでバーボンを飲む街は、ハマでなければいけないのだメリーさんから話がそれてしまった。メリーさん、今は普通のおばあちゃんとして暮らしているらしいけど、強さと弱さの両方を併せ持った人だという印象を受けた。メリーさんを支えてきたゲイのシャンソン歌手永登元次郎の曲も、聞いて見たいと思ったし、横浜を撮り続けているフォトグラファー森日出男さんの写真も見てみたい…この映画を見て横浜に対する関心がますます深まってしまった。なので、今月、五大路子さんのひとり芝居「横浜ローザ」を赤レンガ倉庫にみに行こうと思っている。

  2007年08月05日

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  パイレーツオブカリビアン１，２，３

  今日はイクスピアリにパイレーツオブカリビアンの「ワールドエンド」を見に行った昨日はこのワールドエンド鑑賞に備えて「呪われた海賊達」「デッドマンズチェスト」の復習をする。なので昨日から海賊漬け、ビール漬けの2日間を送っている。パイレーツな二日間なら、ジャックを見習って「ラム」を飲むべきだったと後で気がつくシリーズ1作目の「呪われた海賊達」は映画館ではなくDVDで見た記憶がある。これが面白かったので、２，３を映画館に見に行くのだが、映画館で見ていない1作目が一番面白いのは皮肉なものだ2作目は映画館で見たけど、途中で寝た記憶がある。昨日改めてDVDで見たら、寝たわけがわかった。どうも映画のトーンというか、色使いとかシーンが1作目に比べて暗く、私好みではないようなのだ2作目の終わり方が３に続くような雰囲気で終わったので、あまり期待はしていなかったけど、さすがにシリーズ最終作。寝る事も出来ず3時間スクリーンに釘漬けだった。脚本家を目指す身としてはどうしても脚本が気になる。「ワールドエンド」に関しては、1作目、2作目に比べると、ドラマが感じられないんだけど、一言で言えば気迫が感じられて、これはこれですごいなーと感心した。「こういう見せ方もあるんだ…」と思った。ネタバレになるけど、戦場でのプロポーズのシーン、もうあれが出てきた時に、今までの矛盾や突込み所がどうでもよくなった。正直、話の筋はなんだかよくわからんて言うかドンパチのシーンが多すぎて見ていてめちゃめちゃ疲れる。でも人気が出て来て、ないがしろには出来ないであろう二人(オーランドブルームとキーラナイトレイ)を立てながら、ジョニーデップ演じるジャックに、ちゃんと見せ場を作っている演出はうまいと思う。「最終的にはやっぱジャックよね」みたいな…1作目の時のジャックは、バカっぽくてチャーミングで、でも実は「すごいヤツなんじゃないか？」と思わせるキャラだったんだけど、２ではただの変な人というか、ジャックのよさが出ていなかった気がする。それがこの「ワールドエンド」では見事に復活しているのが嬉しかった一言感想「ドラマが感じられなくても気迫と金遣いで映画は作れると感心した作品。でも1ほど感動しなかったので9点」　　

  2007年07月08日

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  シュガー＆スパイス　

  想像はしていたけどやはり想像通りだった。山田詠美さんは、ビリーワイルダーと並んで文句ったれの私が、数少ない崇拝に値する人。詠美さんの原作のよさだけでこの映画に50点の点数を与えるが…（別に頼まれちゃいませんが）映画と原作は別物だとわかっちゃいるけど、はいはいわかっちゃいるんですけどね…わかってるけど（しつこい？）でもダメだー許せん！！！！！これじゃー詠美さんの世界観がぶち壊しじゃん柳楽優弥もあまりにもお子ちゃま過ぎるし見てられん！あーそれに、この話の核を作っているはずのグランマ夏木マリさん。ご本人は決して悪いとは思わんのだが、何がいかんって、脚本と演出がいかんよ！と、思ったら脚本家と監督は夫婦なのねー、納得これじゃーこのグランマも街の人も、米軍基地を舞台にした話じゃなくて、ただの下町じゃん。寅さんを思い出してしまった…いやー、もうこれ以上書くのはやめよう。ベタな世界観の脚本家と監督が、詠美さんの原作を元によくがんばった。と、言っておこう。一言感想「詠美ファンにはもちろん薦めません。5点」

  2007年06月19日

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  映画「大奥」を斬る

  「大奥」をDVDで借りて見た予想通りと言うか…拍子抜けやはり綺麗なのは着物と仲間由紀恵と風景。カメラワークはうまいと思うけど、雅さを出すのにはこれ位は当然だろう脚本がしょぼい！浅野妙子さんの脚本は好きだけど、2時間物になると、どうも当たりはずれがあるようだ。ちなみに「NANA」も浅野さん脇役の顔ぶれがすごく豪華だけど、主役二人の演技がひどい！前から何度も書いているが、仲間由紀恵は今時珍しくスター性のある女優らしい女優さんなので、がんばってほしいと思っているのだが、何分褒められるのは顔だけ何がいかん！ってあの「声おんち」なのがいかん！あの声の細さとなんかオンチな感じが、迫力に欠けるんだよねー。絵島の雰囲気は掴んでると思うけど、総取締の威厳と言うかやり手の感じが仲間さんじゃどうもねー…カンノも声音痴だけど演技が上手いから好きテレビ版の「大奥」で浅野ゆう子演じる瀧山に「そなたより立場は上じゃ」っていう台詞を言った時の迫力は、声おんちなんか気にならなかったもん。カンノなら「どう演じてくれるか？」て楽しみがあるからこの役カンノにやらせればよかったのに「声おんち」と言えば、私の勝手な分類に「棒読み系」がありますが、これに分類される女優には内山理奈と木村佳乃がいます話がそれました…まあでも特別感動もしなかったので…と言うより、これを見て「カンノ版」「安達版」の上様がちゃんといる「大奥」を見たくなった。話を正室や側室からそらして、総取締の絵島に焦点を当てたのはがんばったと思うけど、やはり「大奥」はお鈴廊下の鈴がならんとねー一言感想「暇つぶしにはなるし、映像が綺麗なので6点」

  2007年06月08日

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  日本ゲゲゲが耳に残る「ゲゲゲの鬼太郎」

  こういう映画はCGの出来具合とか、随所にちりばめられた突っ込み所とかを突っ込むのは非常に無粋な映画であるそういうのを突っ込む人って「映画に何を求めているのだ？」と、ある意味感心するこの日「ラブソングが出来るまで」をみて「ゲゲゲの鬼太郎」を見たのだけど、私的には「ゲゲゲ」の点数の方が高い比べる内容ではないけど、「映画」という点ではどちらも同じ。「ラブソングが出来るまで」はアイデア満載の楽しい映画だったけど、脚本が手薄だった。その点「ゲゲゲの鬼太郎」は元が漫画原作という事もあるけど、脚本が下手だとキャラは活きないので、そう言う意味ではキャラクターがみんなよく出ていたし、GWの幅広い客層に万人受けするというつまらない使命を持っているにも関わらず、それなりに楽しい脚本に仕上がっている、グレードの高い映画だと思う。猫娘の田中麗奈ちゃんは、麗奈フリークの相方を満足させる麗奈ちゃんに最適の役だったし、ウエンツもまあそれなりに頑張っていたのではないか…砂かけばばあの室井滋さん、さすがに上手い役者さん。それにねずみ男の大泉洋は最高子供向けとは言えそれなりに楽しめる映画だった。一言感想「製作者の心意気と脚本の上手さに１０点」

  2007年05月05日

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  惜しい！「ラブソングが出来るまで」

  ヒューグランドの腰振りダンス、８０年代風音楽とPV、など、観客を飽きさせないアイデア満載の楽しい映画それだけに、脚本の下手さで物語に入り込めず非常に残念な映画でもある。音楽も楽しいし、中だるみさせないアイデアが満載。でもキャラクターがコーラちゃん以外はうまく出ていない。特に主役の二人のキャラが掴みづらく中途半端。まあそのあたりを上手くアイデアで乗り切っているとも言えるけど、キャラが明確でストーリーを練る力のある脚本家が書けば、「天使にラブソングを」を越える楽しい元気が出る映画になったはずそう思ってしまう位小ネタというか、アイデアは楽しいので、その気合をもっと脚本に入れてくれれば…一言感想「面白いし楽しいけど、脚本が下手なので－３点。で７点」

  2007年05月05日

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  私をスキーに連れてってを見ながら思う

  今日2度目の更新連休の合間、午後はSPAを読みながら「私をスキーに連れてって」を鑑賞。1987年の映画で、バブル世代には超懐かしい映画。ゆーみんの曲があんな事やこんな事を思い出させます私自体は当時この映画も見てないし、スキーにも興味なかったんだけどね。プロデューサーの宮島さんとは一度だけ喋った事がある。宮島さんの絡んだ作品は、割りと好きな作品が多いのだ。一番好きなのは「阿修羅城の瞳」。このバブリーな映画を見ながらSPAを読んでいると、現代の若者は、なんて夢がないというか地味な生活なのだろうと思えて仕方がなく、ふと思い立ち、mixiで24～26位の年齢の人を検索して訪問してみた。…と言うより、勝手に足跡をつけただけですが…足跡残っていた人…すみません悪気はありません今の20代半ば位の人達は何をして遊んでいるのでしょう？将来はどんな夢があるのでしょう？この映画を見てこんな事を考えました。

  2007年05月01日

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  コナンと怪盗キッドの関係

  月曜日に「探偵達の鎮魂歌」が放送されたのを録画した。シナリオスクールの先輩「柏原寛司」さんの脚本だ。3年ほど前の夏合宿の時に、柏原さんとお話して以来のファン元々柏原さんが執筆した「あぶない刑事」も「プロハンター」もだーい好きだったので、お会いして更に好きになったと言う感じなのでコナンの中でもこの作品は心待ちにしていた。けどさすがに映画を見に行く度胸はない私は何度かここで書いているけど大のキッドファン。それに服部くんも好きなんだよねー。ちなみにうちの相方は灰原哀ちゃんと服部君の彼女かずはちゃんのファンです。「探偵達の鎮魂歌」は確か10周年記念作品？だっけ…さすがに豪華キャスト見たい人がみーんな出ている。キッドファンとしては、白馬に変装した時間が長かったので(まあいい男だからいいけどさ)「えーキッド様の出番はあれだけー？」と思っていたら、さすがキッドにしか出来ないかっちょいいラストコナンはよくキッドに助けられる。コナンとキッドの関係は、ルパンと銭形警部の関係に似ている。捕まえたいけど、捕まえたくない…みたいな…お互いの存在は認めているけど、同じ世界の人にはなれない…ちょっと不倫の関係にも似てる？一言感想「ものすごい派手さはないものの、それぞれのキャラクターがよく活かされていて安心して見れた　8点」

  2007年04月03日

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  ドリームガールズを見て、「極妻」を見る

  昨日イクスピアリにて「ドリームガールズ」を見に行った。今月中に2本見に行けば、1本無料で見れるのでがんばっている。もう1本は「パフューム」を見たいけど…「ドリームガールズ」なんだか最近ダイジェスト版みたいな話が流行ってるの？誰にも感情移入できなかった。キャラ設定が薄い…ブスで歌が上手いのはいいんだけど、性格が悪いブスには誰も同情できないんじゃないか？核になる話がいまいちで、入り込めなかった。主役はビヨンセなんだよね？映像とか音楽とかはそれなりにいいけど、それはこれだけの大作路線なら当たり前でしょ。全体的にはそれなりに見れるけど、途中「もうお腹いっぱい」て言う位ジェニファー・ハドソンの歌がうるさい(私には)シーンが鼻についた。見終わった後、「天使にラブソングを」が見たくなった。夜は「極道の妻達～死んで貰います～」を見た。極妻の中では２，３番目に好きな作品。やはり「極妻」一位は世良さんがかたせ梨乃のおっぱいの中で死ぬやつこれです。さすが五社作品「死んで貰います」はなぜ楽天にはDVDが売ってないんだー？この作品は初期の頃の五社監督の流れをくんだ作品なのに！「死んで貰います」の高島れい子はかっこよすぎ。同じかっこいい姐でも、この作品の中ではダントツ斉藤慶子がかっこいい東ちずるもよかったけど。しかし死ぬ時に白い衣装を着て出てくるのはそろそろやめてくれないかなーばればれだよー。まあでも血には赤が映えるしねー「ドリームガールズ」に期待したのに、イマイチだったので、「極妻」を見た夜でした。一言感想＝ドリームガールズ「大作の割りには脚本が悪い！好きなキャラクターなし。5点」ついでに「極道の妻たち～死んで貰います～」「何回見ても斉藤慶子がかっこいい。9点」

  2007年03月22日

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  「吉原炎上」「市民ケーン」

  今週は風邪で寝込んだので映画を見たり本を読んだりして過ぎて行った。今週読んだ本★吉原はこんな所でございました。福田利子これは図書館で借りたんだけど、今…というよりシナリオスクールの研修科の卒業課題「時代劇」で、吉原を舞台に書いて以来、吉原は私の永遠のマイブーム。文体が丁寧すぎて読みづらい感じはしたものの、内容は興味深いので結局購入した。作者は元々吉原で育って廓の女将になった人で、こういう人ならでは感性や風情が感じられて面白かった。ちなみに映画「さくらん」の原作漫画も購入。でも映画にはあまり興味がない。漫画も私的にはダイジェスト版のようでいまいちだったし…どうも最近あちこちの番組に出回っている蜷川監督がダメだーフォトグラファーらしいけど、あの色使いがそうも安っぽくていや。緑と赤って、クリスマスじゃないんだからさ…この監督は「どういう色使いをすれば画面が映えるか」て事とか女の世界の女子校的な下品さを出す事に心を砕いているようでどうもねー…そういうわけで久々に敬愛する五社英雄作品「吉原炎上」を見る。先輩花魁の二ノ宮さよこが、名取裕子に性技を仕込むシーンが、妖艶で綺麗でいやらしい吉原と言えば長襦袢の赤ですよなんで緑を目立たせるのか蜷川監督の気持ちがわからん五社さんが生きている間にちり子を使って欲しかった。演技は下手だと思うけど、絶対女の業が出るタイプだと私は思っている。ちなみに私は、「肉体の門」の名取裕子も好き。通り名といい、めちゃめちゃバカっぽい映画だけど、五社ワールド満載今朝はアメリカ脚本家組合（ＷＧＡ）が発表した、「歴代優秀映画脚本１０１」のbest４「市民ケーン」を見る。確かに深い台詞が多く、人間がよく描かれていて勉強にはなる。けど、正直言って私好みの作品じゃない。内容はamazonのからのパクリですがこんな感じオーソン・ウェルズが1941年に新聞王ハーストをモデルに監督、主演して話題を集め、今やAFI世界映画史上ベスト1など数々の栄誉に輝いている、まさに世界映画史上に残る不朽の名作。新聞王ケーン（オーソン・ウェルズ）が荒廃した大邸宅で「薔薇のつぼみ」という謎の言葉を遺して死んだ。その言葉の意味を探ろうと、新聞記者たちが取材を開始していくが…。 ケーンの人生模様を、時空を越えたパズルのように巧みに構成しながら進むストーリー展開や、グレッグ・トーランドによるモノクロ・パンフォーカス撮影の素晴らしさなど、もはや非の打ち所のない完璧な映像芸術の真髄がここにある。映画が好きだと自認する者なら、一度は観ておくべき作品。（的田也寸志） 今週はこんな感じで過ぎて行った1週間でした。

  2007年02月23日

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  映像美の「マリーアントワネット」

  完璧に評価が分かれそうな映画映画館で「北の国から」を見た時みたいな感動をしたい人には向かない映画。とにかく映像が綺麗スィーツが食べたくなるそれだけでいいじゃん！この映画は映像を楽しむための映画だよ。日本人の感性では理解しがたいマリーアントワネットだろうね特に私のようなベルバラ世代にとってのアントワネットは、寂しくて美しくてキュートでお嬢様特有の我侭が悲劇を招いた可愛そうな人…そんな池田理代子先生の作り上げたアントワネットが刷り込まれているので、この映画を見たら「なんじゃこりゃ！」と怒り狂うかもとにかくソフィアコッポラと言う人は、映像のセンスがすごいその分脚本がかなり手薄というかほとんどダイジェスト版なので、この時代の歴史に詳しく、「さあ感情移入しましょう！」と張り切って映画館に行った人には肩透かしだろう。「アントワネットと言えばフェルゼン」と思っている人ははっきり言って間違いなく期待を裏切られますでもフランス人が見たマリーアントワネットって、実はあんな人なのかも…とも思った。この映画はハレンチでゴージャスで楽しかったバブルの時代を髣髴させる映画。個人的には好きだったけど、脚本がひどいからなー…せめて演技で感情を感じさせる事のできる役者にして欲しかったかも。どうもマリーアントワネットと言えばベルバラのイメージなので、ちょっと違うんだよねー。髪もできれば縦ロールにして欲しかったでもどこかに話の的を絞って感情移入できる脚本にしてしまったら、この映画の良さがなくなる気はする一言感想「スイーツが美味しそうで映像が目に焼きつく。それだけで私を最後までひっぱったセンスに９点」

  2007年02月12日

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  「ネバーランド」がよかった

  久々に人から薦められた物で「いいなー」と思える映画だった。基本的にファンタジー系とかお涙頂戴系、子供と動物系は好きじゃない。でもよく考えたらこの映画、その全ての要素が詰まってるんだよね。とは言え、ちゃんと大人の嫌な部分も描きながら、秘めた恋心のような、純粋な友情(ちょっと違うかもしれないが)みたいなものが描かれてると思った。タイタニックの女優さんも久々に見たしお水をしていた頃、お客さんはほとんど男なのだけど、余りにも仲がいいと、たいていゲスな噂を立てられた。感性が合う人とは、色恋抜きで純粋に付き合っていても、男女であるが故に「そういう目」で見られる大人の世界。そんな嫌な大人になる事を戒められるような作品「無意味だ、男の子を寝せるなんて。目覚めるたびに年を取る」うーん、深い台詞だ。子供の頃ディズニーの絵本が大好きだったので、ピーターパンを買ってしまおうかと思った男女間にも友情があってもいいじゃん。バイロンだったかな？「友情は翼のない恋である」って言ったの。私もそう思う。同性でも「素敵だな」とか「感性があうな」と思えば会いたいと思うし、やはり友情は翼のない恋…よく言ったものだ。一言感想「私にしては珍しく、心が洗われると思ったので10点」

  2007年01月31日

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  オダジョーのアカルイミライ

  「よくわからん！」と言えば笑われそうな通好みの映画レビューをいくつか見てみたけど、予想通り、難しい文章を書く事に人生かけてる人が書くような、まさにこの映画のように難しいレビューが多かったのが…深いっちゃー深いテーマだし、難しいし、よく挑んだし…とは思うけど、私の頭で理解するには3回は見なければダメだろう！かといって3回見る根性もないので、人のレビューやメイキングを見てなんとなく理解…でも私はこの手の映画を見ると寝てしまうのだが、途中中だるみはしたものの、いばることじゃないが、ちゃんと最後まで見たぞ一言感想：監督の世界観と私を寝せなかった腕前に7点

  2007年01月23日

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  リチャードギアがかっこいい「shall　we　dance？」

  1輪のバラにタキシードが似合い過ぎるリチャードギア相方がリチャードギア好きなので、これは公開されてすぐ映画館に見に行ったので、夕べの映画鑑賞で二度目。やはり吹き替えはイメージ狂うなー私はなぜか日本版を見ていると寝てしまうのだいやそれなりに面白いんだけどね。でも日本版とハリウッド版、どっちが好きかと言われたら、個人的には迷わずハリウッド版だなー。映画としてのクオリティーはどちらも高いと思うし、こうなれば単に好みの問題なんで…やはりリチャードギアがかっこよすぎるバラ1輪くれてけちに見えずに「粋」に見えるのはリチャードギアだけですよ。お水の時にもらった事あるけどね、バラ1輪日本人はバラ1輪技は真似しない方がいいでしょう。けちにしか思われないから（爆）これがけちに思えなかったら相当いい男ですよ！なんで日本にはこういうくらっとくる色っぽい大人の男がいないんでしょうーいつまでも日本男児も不器用な時代じゃないと思うんだけど…きっとそれだな、私がハリウッド版が好きな理由。日本男児の持つ空気が嫌なんだよ。「自分の彼女なら（家族なら）言わなくてもわかるだろ」と勝手に思って武器用を気取ってるあの独特の空気感。そんなん、わかるかい女はやはり夢を見たいんです。ハリウッド版の方が、夫婦愛のスタイルが好きだった。内容はほとんど同じなんだけどねー。役者さんの持つ空気でしょうか…で、この映画はリチャードギアがかっこいいので、DVD買おうかな一言感想「リチャードギアの大人の男ぶりがかっこいい！8点」

  2007年01月13日

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  私には合わない「きみに読む物語」

  世間で「泣ける」と言われる純愛映画を見て泣いたためしがない。「泣きたい」とも「泣ける」映画が好きだとも別に思わないので、それは一向に構わないのだが…この「きみに読む物語」のどこが「泣ける」のかまた理解に苦しんだだいたい主人公の二人の性格がそれぞれ中途半端で好きになれない。冒頭の観覧車のシーンで印象付ける男の手口も疲れる。動き出した観覧車に他の男と乗っているヒロインアリー。彼女に一目ぼれした主人公ノアは、二人乗りの観覧車の真ん中に飛び乗る。観覧車は動きだし、デートの誘いを断るアリーを、観覧車の柵にぶら下がり「断ると手を離す」と脅すアリー。もうこのシーン一つ見ただけで、この脚本家と私は気が合わん！とわかった。私なら絶対「離せば？」て言うね。こういうヤクザやさんみたいな底の浅い心理作戦を使う奴、私は絶対許せんのよ案の定この男の性格が私には、ダメで後の展開も思いっきり読めたし、途中退屈してしまった。ただ映画としてのグレードは私好みじゃないというだけで、それなりに高いとは思える。好きな人は好きだろう。単に好みの問題ね。私には、この映画のシチュエーションとか小道具とかが、思いっきり勘違い(むしろストーカーに近い)な印象を受けて最後まで好きになれなかった。特に再会したノアにアリーが、「連れて行きたい所があるんだ」と言われ、連れて行かれた場所が個人的に大爆笑だった白鳥がいるのはいいんですよ、程よくならね…でもさーあんなに白鳥が二人のボートを取り囲むようにうじゃうじゃいたら気持ち悪いったらないよそれもこれも「どこに帰るのかしら？」「いた場所にさ」って台詞を主人公に言わせたいがためだろ!!!もっちょとさー、純愛映画っていばってるんなら、映像的なセンスを考えて欲しいよねー。上からのアングルで遠巻きにうじゃうじゃ水辺の白鳥を写されてもごみの浮いた池にしか見えなかったです17歳の夏に、チャンスに恵まれながら、初体験に怖気づいて、ついに結ばれずに別れた二人が、とても切なかったのに、再会して獣のように求め合い結ばれるシーンが、とても野蛮で下品に思えた。もしかしてこれって対比のつもり？それを愛と呼ぶのならやはりこの監督とは気が合わんなー多分原作はそれなりにいいのだろう…でもこの監督だか脚本家だかのセンスはどうもねー…だいたい初体験の場所にいくら貧乏だからって、金持ちのお嬢様を廃墟に連れ込む心理はロマンと言うのか？貧乏を売りにしたいなら、私なら初体験のシーンは、貧乏な男が女のために、身を粉にして働き、りっぱなお部屋をリザーブするっていうスタイルの愛にするね。だいたい自分の身丈に合わせた間に合わせのスタイルで恋愛を成就させようとするずうずうしさがなっとらん！私はこの映画のどのシーンにも恋愛映画としてのロマンを感じる事ができなかった。それどころか、この映画は完璧に「ロミオとジュリエット」と｢タイタニック」のパクリだと思った婚約者のロンの方がよほど大人でいい男じゃないすか！それに老人のシーンが長すぎるよ。やりたい事はわかるけどね。ただこれは原作の勝利なのだろうけど、ラストの、ある意味ハッピーエンドになりえた奇跡だけが、まあいいシーンじゃないだろうか。今ひらめいたけど、今年から10点満点で点数と一言感想をつけて行こうかな…てわけでこの映画は「個人的には嫌いな映画だけど、映画としてのグレードは認めるから6点」

  2007年01月12日

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  思ったよりよかった「博士の愛した数式」

  「泣きたい人」には悪いが、私はこの手の話が大嫌い。そもそもなぜ今の日本人は「それ泣ける？」て聞くのかそんなに泣きたいならうちの嫁になれ！泣けるからいやいやまた話がそれてしまった。正直、勝手なイメージを持ってこの「博士の愛した数式」を見たんだけど…CSで録画した最初の部分に、監督とナビゲーターの小堺さんのトークが入っていた。この監督って「雨あがる」の監督なんだね。あの映画はなんだかよくわからないけどじんわりよかった記憶がある。この映画もそんな感じ。障がいとは！と押し付けがましい部分もなく、何よりも映像が綺麗。さすが黒澤組出身の監督。ほとんどが同じ場所なのに、カメラワークが上手い。私は実際に高次脳機脳障害という記憶の障がいを持つ人との関わりが多少ならずともある。なので、最近の「記憶を失って行く」系の美しい映画がどうにもなんだかねーでもこの映画は淡々とした流れの中でじんわり心温まる作品に仕上がっている素晴らしい映画だった。原作からこの脚本を起した手腕も素晴らしいの一言。一言で言えば、台詞というか言葉の響きや映像、全てにおいて、「美しい」と思える映画だった。ゲーム漬けの日常で、現実とゲームの区別がつかないお馬鹿ちゃんのお子様に、この、ルート君の人に対する優しい思いやりをぜひ見習って欲しい。ふかっちゃんは好きな役者さんで、とくにカバチタレの深津ちゃんが好きなんだけど、この淡々とした演技は、私の中の「女ジョニーデップ」に認定してもいいという位高い演技力だったと思うのだ。心がささくれた時に見たい映画

  2007年01月12日

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  映像美の「春の雪」

  やっと録画していた「春の雪」を見た。映像が美しい映画裏を返せば映像美と原作のみに頼った映画かなー…「妻夫木がいかん！」というレビューをいくつか見かけたけど、個人的には妻夫木よりも竹内結子がいかん妻夫木は上手くはないなりに頑張っていたように思えたさとこは、顔は綺麗なんだけど、雰囲気が庶民なんだよねー、品がないと言うか…これは役者の演技力と持って生まれた華と言うか資質の問題なので、どうしようもないけどさ竹内結子ってなんの役をする時でも同じ顔をする。きっと自分の綺麗に見える決め顔を知っているからこうなるのだと思う。イメージは違うけど、安達祐美の演技力で見てみたいと思った。彼女の大奥の時の和宮は本当に雅で愛らしいイメージが印象的だったから。あと、個人的にお友達の本田の役を窪塚で見たかったような…この映画、原作は読んでいないけど、原作には結構忠実らしい。三島の世界観はよくでいていたと思う。しかし、長い。ここは脚本家の力量が問われる所ですよー、頑張ってほしいなー。三島は天才だとは思う。が…三島の描く男って個人的には苦手。恋愛に対する自分のモチベーションをあげるために、自分で自分の首を締めるようなバカ男と言うか、ガキと言うか…自分が大好きなナルシスト男にしか思えなくてねー。まあでも時代背景を考えると、あの時代には恋愛のモチベーションをあげる必要性があったのかもしれないが…そのあざとさは私は嫌いでもエンターティメントとしての三島作品はいいと思う。人は自分より愚かな人間が好きなものだ。脚本と言うか、原作がいいのだろうが、ラストは個人的には割りと好み。ＤＶＤをお買い上げとかＤＶＤに焼くほどの映画でもないけど、暇ならまた見るかも…て感じ。ＣＭの映像美にひっかかて映画館に見に行かなくてよかった…

  2007年01月07日

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  CSから録画した「恋に落ちたシェイクスピア」

  今日は先日CSから録画した「恋に落ちたシェイクスピア」を鑑賞。結構このブログで映画に関しては厳しい事を書いているので、当たりの映画に出会うと嬉しい。コメディーの要素を持ち合わせながら、ちゃんとラブストーリーのせつなさを表現していると思う。アカデミー賞とかなんとか、そこらへんの賞を7部門受賞しているとか…と言っても私の場合、何かの話をベースにとか、あの話のあの場面を掛け合わせて…なんて小ネタを一度の鑑賞で見つけるのは至難の技。根が直球に出来ているので…シェイクスピアの作品が好きな人には、尚一層楽しめるのではないかと思う。あと、切ない身を焦がすような恋疑似体験したい人にもいいかも今日はこれから忘年会なので、二度目を鑑賞したらまたゆっくり続きを書くとしよう…

  2006年12月22日

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  やっと見れた嫌われ松子

  TUTAYAで何度も肩すかしを食らいながら、昨日やっと「嫌われ松子の一生」のレンタルに成功しただって何度行っても貸し出し中なんだもん…と、言っても2回ほどだけど(笑)さてさてドラマを最初に見てしまった私ですが、毎週内山理奈の大根ぶりに文句を言いながらも、脇の魅力にやられて見続けている嫌われ松子。念願かなって、やっと好きな女優さんのひとりである中谷美樹の映画版松子を見ることが出来ました。まあこれは、役者の魅力と言うより、監督の手腕でしょう。「下妻」の監督だけに、ポップなカラーにこだわったミュージカルのような出来上がり。原作は3ページ位しか立ち読みしてないので、わかりませんが、これでもか！て言う位暗い人生で、しかも全然共感できない、男への依存心が強い女松子を、あんな風に見せる事ができる監督の手腕に拍手です話自体は、ていうか主人公が、私には魅力を感じませんでした。男に翻弄され続けて、そこまで落ちるのなら、自分で道を切り開けよ！って感じでした。でもこれをシリアスに描けば、松本清張になると思うので、この映画はこれで正解でしょう。だけど、なんか「下妻」が見たくなった。

  2006年11月15日

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  クラッシック映画＠「皇帝円舞曲」「めまい」

  なんだかテンションがあがらない時間も楽しめる余裕が出てきた。公募用に新作を書くのをあきらめ、まずは執筆モードになるべく、日々を送っている。…と、言ってもそんなに暇なわけでもないけど昨日は「皇帝円舞曲」というビリーワイルダーのミュージカルを見た。ちょっと前にCSのワイルダー特集から録画したものだ。例え敬愛するワイルダーと言えども、やはり私はミュージカルが苦手のようだ。何度もここで書いているが「そこでなぜ歌う！」と、突っ込みたくなるワイルダー初のカラー映画らしい。綺麗だったけど、ミュージカルではやり台詞が少ないのでワイルダーのよさが半減する感じ。話自体は「身分違いの恋」をミュージカル仕立てにしたラブストーリーでそれなりに面白かったけど。今日はヒッチコックの「めまい」を見た。だいぶ前にテレビから録画していた映画。なんだかよくわからないけどつい引き込まれて見てしまった。で、最後はちょっと後味が悪い感じ。ヒッチコックの映画って、面白いけどあまりよく覚えていない。多分お話自体は面白いけど、キャラクターにあまり特徴がないからだと思う。でも裏窓はよかったなー昨日今日とクラッシック映画を見た二日間だった。

  2006年10月20日

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  有頂天ホテル・うーん…

  三谷作品なので期待もありつつ、有頂天ホテルを鑑賞した。うーん、やはり三谷作品だけに、面白いのは面白いでも特別な一つの事柄に向かって話がすすんでいくわけではなく、それぞれのキャラクターの大晦日の群像劇なので、まとまりがなく、気持ちが一定に向かって行かないので、途中で中だるみした。特別「好きだー」という魅力的なキャラクターも今回はいなかったし、「みんなのいえ」よりは面白いけど、「ラジオの時間」ほどはまれなかった。三谷さんの作品は面白いんだけど、話が小さくまとまってて、要するに「大人版クドカン」みたいな感じの作品が多いので、わざわざ映画にしなくてもよかったのでは？と感じてしまう。古畑みたいにもう少し飛び抜けたキャラが欲しかった気がする。個人的には三谷作品ではラジオの時間が一番面白い。

  2006年10月15日

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  シルミドを見た

  先日CSから録画した「シルミド」を見た。見初めて「あれ？この人なんか見た事あるな、あっ、この人も」どうやらまたやってしまったようだ。「シルミド」は確かにTUTAYAで借りて相方と見たお金を出して新作の時に借りたのに！！！忘れていたなんてー時々こんな事がある年なのか？途中で記憶を失っていたのか？どうやら両方らしいこんな事他の人はないのだろうか…シルミドは脚本がよく出来たように思う。なんたって政治の事や戦争の事はよくわからない私にも理解できたし入りこめた。キャラクターもよくできていたと思う。ちょっとだけ「愛の青春の旅立ち」のテイストを感じる場面もあった。当たり前っちゃー当たり前だけど、金日成暗殺部隊の話なので、全体のトーンがカーキ色のイメージなのでちょっとどよんだ…けど面白かった。やはり記憶を失う位なので、映画の感想はまめに書かねば！

  2006年10月02日

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  宮沢りえ主演：父と暮らせば

  宮沢りえの美しさが際立っていた作品。キャストは「宮沢りえ」「原田芳雄」「浅野忠信」の三人。元々舞台劇として井上ひさしが原作の戯曲だそうな…そうだろうなー。そんな作りだもん。原爆投下3年後のヒロシマを舞台に、「生き残ってしまった罪の意識」のために人を愛する事を否定して生きる娘。その娘の密かな恋心から生まれた存在である父の亡霊。ほとんどのシーンが宮沢りえ扮する美津江と父が暮らした家。後のシーンは回想シーン。正直な感想を言えば、井上ひさしさんの脚本の舞台劇のままのがよかったのでは？映画化に当たり、黒木和雄監督が脚本を手掛けたそうだけど、わざわざ映画にする意味がわからなかった。原作自体にはもちろん文句はありません。主人公の頑なな考え方には感情移入できなかったけど、被爆者である私の父が、あの日の事を話してくれない事を思えば、ああいう人もいるかもしれない…とは理解できる。が、映画として見ると飽きっぽい私にとっては、非常に退屈な映画だった。映画化に当たり監督が脚本を手掛けたらしいけど、舞台用の脚本をどう映画に手直ししたのか疑問…でもラストに向かって、恋人を向かえる用意を父と二人でしているシーンはよかった。食事を作るシーンと言うのは作者のセンスと情緒が要求される。りえちゃんがささがきをしているシーンが印象的だった。元々舞台とは知らずに見ていて、「柱(シーン)がほとんど一つで、舞台みたいな話だなー」と思った。もちろん脚本自体はすごくいいし、惹かれるものはあるけど、なにせワンシーンが長いのなんの…キャストも3人だけなのでほとんどのシーンが会話で進む。見ながら「これを舞台で見たいなー」と思っていたので、鑑賞後、元は舞台劇と知って納得。映画としてはもう一工夫欲しい所なので、私的には50点と言う所かな…

  2006年09月13日

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  米脚本家組合（ＷＧＡ）が選ぶ名脚本101作

  先日「イブの総て」という映画を見た。こちらで視聴も出来るみたいです。この映画は米脚本家組合（ＷＧＡ）が選ぶ名脚本101作の中の第5位にランクインされている。こんな話(内容はパクリました、ごめんちゃい)田舎から大都会に出てきて、大女優の付き人になった女が、大女優の代役を射止めたことをきっかけに、ブロードウェイの人気者になるまでの物語。いわゆる内幕物の代表作である。まだ無名に近いマリリン・モンローも出演している。感想前半、ワンシーンが会話だけのシーンが長くて、ちょっとくじけそうにはなったものの、物語が進むに連れて「すごいなー」と完全に引き込まれていった。何がすごいかって、さすが名脚本にランクインするだけあって、脚本の勝利。老スターの感情のゆれを見事に表現していたと思います。老スターの世代交代ものは、私の敬愛するビリーワイルダーの「サンセット大通り」があるけど、これとはまた違う魅力。ちなみにワイルダーの映画も名脚本のベスト１０内に2作品入っている若き日のマリリンモンローも本当にチョイ役で出ている。マリリンの役は、個人的にはラストに出てくる新人の役のがよかった気がする。これはこれでよかったけど。まあマリリンは何をやっても可愛い参考までにベスト10をアップしておきます。とりあえず私の目標は101本総てを見る事。★印は私が見た作品です。★１．カサブランカ(ベタではあるけど私のベストオブシネマ、1位になって嬉しい）★２．ゴッドファーザー(面白いけど長いのが難点)　３．チャイナタウン　４．市民ケーン★５．イブの総て　６．アニ-ホール★７．サンセット大通り(ワイルダーの作品、イブの総てと同系列の話。こっちのがサスペンスタッチというかシリアス)　８．ネットワーク★９．お熱いのがお好き(ワイルダーの作品。大好きなラブコメディーで1週間に3回も見た)１０．ゴッドファーザー２

  2006年08月24日

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  血と骨・ビートたけし

  一言で言えば「わけわからん」映画だった。私はここで偉そうな事を書いているけど、映画評論家でもないし、映画通でもないのではっきりきっぱりこういうタイプの映画は退屈だでも通ぶりたい人には結構好まれる作りの映画ではあるような気がする。この映画のレビューを見ると、「壮絶な」とか「暴力とエロチシズムが云々かんぬん…」みたいな事が書いてあるけど…そう書くしかないもんね。脚本的にはどこがドラマなのか何をとりたかったのかさっぱりわからん無駄に印象的なーシーンが多すぎて「ああ、こういう撮り方したかったんだろうな」としか思えなくてむしろ笑えた。随所にゴットファザーへのオマージュというか、そういう気持ちも感じられたけど…個人的には「和製ジョニーデップ」だと思っているオダジョー。だいたいなんのために出てきたんだ？シーンとしては印象的なシーンだったけど、この映画って一次が万事そんな感じなんだけど、テーマを見出すのが難しいんだよね。監督は何を訴えたかったのだろう…唯一褒める点をあげるとすれば、いい役者が揃っていた。役者的には台本そのものではなくて、「演って面白いキャラクター」が多かったと思うので、その点で救われている気がする。同じ暴力系でも、これを見て「Sin　City」が見たいと思ったのは私だけだろうなー。話がそれるけど、あの映画は暴力系の割りにはピュアさも感じられたんだよね。

  2006年08月20日

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  マリリンモンロー・百万長者と結婚する方法

  マリリンの映画は当たりはずれが激しいと思う。で、これはと言えば…はずれ百万長者と結婚する事を夢見る3人の美人モデルが結婚するまでの話…こういう話はストーリー自体がパターン化されているので、よほど演出に工夫がないと中だるみする。この中で唯一マリリンファンとして貴重な映像だと思えたのは、マリリンがめがねをかけていること。中々似合っていました。「紳士は金髪がお好き」の時も思ったけど、やはりマリリンは女と絡むのは似合わないなー。その点「お熱いのがお好き」の時のマリリンはとてもキュート。さすがビリーワイルダーです。話がそれましたが…まあ要するにあまり印象に残らない映画だったな…

  2006年08月12日

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  ハウルの動く城

  また罰ゲームのような映画に当たった声のキャスティング、映像、音楽など、製作上の技術はまあいいと思う。でも、何を面白がればいいか、誰に感情移入すればいいのやら、どんな話だったのか？さっぱり理解出来なかった。ちょっとバックトゥーザフューチャー的な感じもしたけど…宮崎アニメは、ファミリー志向なのだろうから、こんな複雑な構成にする必要があるのだろうか？なんか言いたい事があるような「深いふう」な感じはしたけどえらい長い2時間だった。元々日本のお年寄り監督の書く「少女の母性」が私はどうも苦手だ。「結局さ、あなたはマザコンなんだよね？」と意地悪く確認したくなるうちの相方は「ハイジ」の自分勝手なおせっかいぶりが嫌い、という珍しい人ですが、この映画のソフィーにもそんな「下町のおばちゃん的おせっかいぶり」を感じました。ハウルはそれなりに魅力的だったですが、まあハウルはそういうキャラなので当たり前でしょう。どうも切ない2時間でしたね。

  2006年08月02日

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  はずれの映画に当たったら・・・

  「リンダリンダリンダ」を見た。バンド物や青春物は基本的に好きだし、タイトルがいいと思って期待した始まって15分…やばい予感がした。30分後相方と顔を見合わせるこ、これは…キャシャーンを見た時と同じ感覚…せっかくレンタルしたので、見る事が義務のような感覚で画面を見ている。基本的に最初の15分で「ヤバイ」と思う映画が、突然面白くなることはないそういう映画はテンポが自分の好みと違うのだ。1時間後、ジッポの手入れをしながら画面を見ている相方を横に、私は記憶をなくしてしまった映画の当たりかはずれ度は「記憶を失くすか失くさないか」で私の場合決まるようだ。

  2006年07月23日

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  無駄に長い映画・ザエージェント

  こんなに長くてイライラした映画は初めて見た観客の感情を中途半端に盛り上げながら、何度も肩透かしを食らわせるタイプの映画。「おおーここでラストか？」と何度ラストにむけての心の準備をした事か…あんまりひっぱると客は飽きるぞ脚本的には今まで見た中で個人的には最悪な映画。私の場合脚本とか構成を見てしまうのでファンの人すみません。この監督(キャメロンクロウ)はビリーワイルダーを敬愛していて、インタビュー本も出している。その本を読んで「くだらない質問をする人だなー」と思っていたので、映画に対する期待はあまりしていなかったから別にいいが、この映画にワイルダー本人を出そうとした事は、ある意味チャレンジャーだと思えるし、ワイルダーファンへの冒涜だとも思える。これが「コメディー」だと言われたら私はちゃぶ台ひっくり返しちゃうよただこれを見て「役者さんってすごいなー」とは改めて思った。こんなに何度も感情の肩透かしを食らうつまんない脚本でも、役者の力で感情移入できる所まで引き上げられる場合がある。そいいう意味ではキャストに恵まれていたと思える映画。特に子役が上手かった。

  2006年07月22日

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  フライトプラン

  フライトプランを見た。ジョディフォスターは、相方の好きな女優さんなのだいやー、脚本を勉強する身としては「ダメなお手本」としてかなりいい勉強になった。柱(場所とかシーンです)がほとんど機内なので、主なシーンは3つ位。シーンが少ない例としては三谷作品(三谷幸喜)がありますが、三谷さんの場合キャラをかなり作りこんでいるし、随所に遊び心を入れているので宝探し的な楽しみがあって、柱が少なくても退屈しない。フライトプランは…何がしたかったのだろう柱が少なくても耐えうる脚本とはとても思えないのだが…キャラが作りこまれていないので、ジョディフォスターママは、怒っているだけのきちがいおばさんにしか最後まで思えなかったし、他のキャラに至ってもなんか…薄いんだよね。「母の愛」が描きたかったのかな？だとしたら、母じゃない人間にもヒロインに感情移入できるようなキャラ作りの工夫が欲しかった。「他人は無関心」と言いたかったのか？それにしても私の住む街には無関心とは程遠い「ほっといてくれ！」って人たちもいっぱいいますが…誰一人無関心という設定も無理がありすぎる気がするなー。まあそこが話を薄くもしているし矛盾を感じる点でもあるのだが…中だるみにつぐ中だるみで、ラスト間際でやっと面白くなってきたか！と思えば今度は「間延び」。ジョディフォスターの魅力が出ているとは、とても言いがたい作品でした、私的には

  2006年07月17日

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  ビリーワイルダー・「失われた週末」

  ワイルダーの映画を見る度に、感動すると同時にめちゃめちゃ落ち込む三谷幸喜に「映画の神様」と言わしめた世界的な巨匠を相手に落ち込むこと自体が、ずうずうしいと言えば相当ずうずうしのだが…アルコール依存症に陥った男の不安心理をシリアスに描いた秀作。重さから言えば「欲望という名の電車」に匹敵する位どよーんとした題材なのだけど、見た後に「欲望と言う名の電車」のようにはいやーな気持ちにならないのがさすがワイルダー。ワイルダーの得意技は「コメディー」だと思われているようだけど、こういう作品こそ毒舌ワイルダーの本領発揮とも言うべき作品だと私は思っている。題材が題材なだけにシリアスさは仕方ないのだけど、それでもなんとかエンターティメント性を盛り込もうというワイルダーのプロの意地みたいなものが感じられる。週末の話なんだけど、酒におぼれて時間の感覚とか、現実の事なのか主人公の構想の中の小説の事なのか見ているこちらの感覚も錯覚させてしまう手腕は「さすが」としか言いようがないこれを見て私の身近なニート君を思い出した。アル中とニートは違うけど、精神的に弱い人と言うのはやはり何かに「依存」してしまうものなんだとつくづく思える。まあそういう私もニート主婦なんだけどさ…と、ニート上級者に言ったら「あんたは学校に言ってるからニートとは言わん」と怒られたことがあるニートの定義とは「３０越して仕事も勉強もしていない人」の事をいうらしい。なので私はニートじゃないそうな…その前に主婦は「ニート」とは言わないらしいが…よかった、主婦で…ホッヽ(｀○´)/話がだいぶそれたけど、酒飲みには身につまされる話ですなー。まあでも自分で言うのもなんですが…私は割りとりっぱな酔っ払いです酒を飲んだ翌日は動物園の動物のように一日寝たり起きたりしていますが、夕方になってもビールは飲みません飲みたくない…というのが正しいんだけど…よく「記憶をなくすなんて信じられなーい」と言われますが、お水出身の私は人前で記憶をなくすなんて事はありません。記憶を無くすのは帰宅した瞬間からです朝起きたら上半身は裸でパジャマのズボンだけを履いているという不思議な現象のなぞを相方に尋ねると、デジカメを渡されるのは私位でしょうか…そこにはずぼんを履いた瞬間力尽きてうつぶせにベッドに死んでいる自分の姿が…自分でも爆笑しますが…「二度と酒は飲まない」なんて思ったりはしません。でも私は１８：００を回らないとビールを飲みたくならないのできっとアル中にはならないだろう…ってやっぱり最後は話がそれてしまいました(爆)

  2006年07月10日

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  見るんじゃなかった…

  今日の午前中はビリーワイルダーの映画「ワンツースリー・ラブハント作戦」を見た。私の中ではもはやビリーワイルダーにはずれなし。この映画は脚本を自分で起こしてみようかと思うほど色んな意味で勉強になった。そのままビリーワイルダーを見続ければよかったものの、午後は違うものを見てみようとCSの本をチェック。チャンネルNECOではよく石原裕次郎ものが放送される。今日は「夜霧よ今夜もありがとう」があるらしい。まあたまには日本の古い映画もいいか…しかもこの映画は私のシナリオのバイブルとも呼ぶべき映画「カサブランカ」を原案にしているらしい。くー･･･(ーー;)見なければよかった。「カサブランカ」を原案にしているだけで「カサブランカ」じゃないのはわかってるさ！！！でもあまりにもかっちょ悪すぎるボギーの店で流れていたピアノ曲は「時のすぎゆくまま」。それに比べて裕次郎がひいたのは「夜霧よ今夜もありがとう」なんじゃそりゃピアノで演歌を弾かないでくれよぉー「夜霧よ今夜もありがとう」は、昔お水をしていた頃に、さんざん聞かされた思い出があるので、私の中では酔っ払いおやじが、ポケットに手を入れて、なりきり裕次郎になっている姿しか浮かんでこんのだちなみに今の６０代前後のおじいちゃんがポケットに手を入れて歌う時は、必ず裕次郎を意識していますしかしこの映画を見て、あのオヤジたちが一様にポケットに手を入れて歌っていたなぞが解けたぞ。やっぱり本家の「カサブランカ」かビリーワイルダーものを見て気分を取り直そう。

  2006年07月06日

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  井筒監督「のど自慢」＆三谷監督「みんなの家」

  週末に井筒監督の「のど自慢」と三谷監督の「みんなの家」を見た。いずれもCSの日本映画チャンネルから録画したもの。「のど自慢」なにがいいたのかテーマはよくわからんが、単純に面白かった実は井筒作品を初めて見たので、だてに怒っているだけのおじさんじゃないんだなーと思った。ストーリーはあまり印象にないけど…というか映画にするほどの内容じゃないもんなー。キャラクタはそれぞれ良くできていて、商店街の人達の様子が本当にありがちでリアルでウケた。ただ私は「夢をあきらめない」的なテーマは個人的には好きじゃない。夢に向かって努力することは素晴らしいと思うけど、どう考えても「痛い努力」をしている場合、あきらめる勇気も必要なんじゃないかと思う。そこから新しい幸せにめぐり合う事もあるわけだし…なんか自分に言い聞かせているようだわ。ちなみに私が自分で決めているタイムリミットはあと3年「みんなの家」三谷作品にしては、気負いすぎて見ると、テンポがゆるくてちょっと拍子抜けする作品かなー。多分三谷ファンにしては好き嫌いが分かれる作品のように思える。私の場合「ラジオの時間」で大爆笑したので、三谷さんにはこういうほのぼのムードは求めていなくて、こういう展開なら「わざわざあんたが、しかも映画で書かんでもよかろ」と言う感じを受けた。だって一言で言えばやっぱ「ホームドラマ」だよね。ホームドラマの変形技はクドカンに任せておけばいいような…ただやはりいつものテンポにはついていけないものの、最後まで見てしまうのは、この人抜群に台詞が上手いので、所々大爆笑のシーンがあったりして気がついたら見ちゃってるんだ。まあ気負わずに楽に見るには楽しい作品です。でもこれを見て「絶対我が家は親がらみのイベント(家を建てるとか)」は避けたいと思った。だって今家って犬小屋のようなのりでばんばんあっちこっちに建ってる気がする資産価値も昔ほどない今、マンション派の私には、全然魅力が感じられないんだよね結婚式と同じで家を建てるとか人生で大きなイベントをする時には、必ず邪魔が入る。親がとんでもないセンスの部屋を要求したり、結婚式では、はじめて会うような親戚のおじさんが詩吟を歌ってみたりさ…あれが嫌なんだよ。ちなみに私達は結婚式もグアムへ逃亡しました。この映画の中でも唐沢ふんするデザイナーに内緒で、大工のお父さんが、6畳の和室を勝手に２０畳にしてしまうシーンがあったけど、私ならあそこで完全にぶち切れてるね家を建てたい人の、人生の教訓にはいいドラマじゃないでしょうか？自分達の事にようにはしゃぐ親やその仲間達が収集つかなくなる様など…自分に置き換えてみるともう発狂したくなるような身につまされる映画です。個人的には好みじゃないけど、そういう意味ではさすが三谷さん。深いかも…

  2006年07月03日

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  懐かしい「グリース」を見た

  どういうわけか「グリース」を借りてしまった。グリースと言われても今の若者はなんの事だかわからないだろうと思えるのも悲しいがストーリーがどうのとか映像がどうのとか、そういうのは全く抜きにして、単純に「懐かしい」の一言に尽きる。しかも私は、当時これが「ミュージカル」だという事に気付いていなかったようだ。タモリと一緒でミュージカル嫌いなんだよね、私。「なんでそこで歌う！」と突っ込みたくなるのだ。でもグリースは楽しかった。私はコウダクミのような酒を飲みすぎたようなハスキー声がすきなのだけど、オリビアニュートンジョンの声も中々いいです。ストーリーはこれ以上ないくらい青春王道もので、キャラクターもそんな感じなのだけど、実は王道物が一番難しい。王道であるが故に、キャラクターの作りとか、ストーリーの展開に作者のセンスが問われるからである。そういう意味でもわかりやすくてしかも、ちゃんとキャラも立っているのでこの映画は私的には好きです。夏向きの青春映画だな。そういえば今夜はBSで「ムーランルージュ」が放送されているので録ってます。

  2006年06月29日

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  カーズはおすすめ(~o~)

  金曜日に「カーズ」の試写会に行ってきました。ディズニーの映画は、だいたい見ているけど、リリーフランキーのコメント同様、このカーズが一番よかった。お話自体は、結構ベタというか車ものの王道だったけど、車の世界が面白く描かれていて、虫や動物まで車で、レースとか車の事を知っていると、思わずにんまりするような心憎い演出も随所にちりばめられていて楽しかったですちょっと前にキムタクが主演した、井上由美子脚本の「エンジン」より、はるかに車のエンターティメントとしては、楽しかったし、キャラも立っていた。昨年の夏に公開された「マダガスカル」は完璧にお子ちゃま仕様だったけど、これは車好きの人でもあなどれませんきっと楽しめるはずです。ポールニューマンが吹き替えをしたドック、日本では誰がやるんだろう。キャラクターがとにかくよく出来ていてはまってしまいました。公開されたらもう一度見に行ってもいいなと思います。

  2006年06月25日

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  容疑者室井慎次＆あぶ刑事

  久々に酒抜きのまったりした週末、TUTAYAの更新も迫っていたので、容疑者室井慎次＆あぶ刑事を借りた。相方が田中麗奈のファンなので、麗奈作品はほとんど見ている容疑者室井…つまらん映画ではなかったけど…むしろじわーといい作品、というか地味に面白い作品ではあったけど、映画のテンポに今イチついていけなかった。途中何度も記憶を失いそうになった。まあ今回は、あの寡黙な室井さんを主人公にしているので、室井さんを引き立たせるには地味なテンポになるのは仕方ないとは思うのだが、哀川翔の役はいるんだろうか？？？麗奈ちゃんはがんばっていたように思う。しかし多分私が見た中でのベストオブ麗奈作品はクドカンの「ドラックストアーガール」をおいて他にないだろう。この「ドラックストアーガール」は、さすがに田中麗奈ファンのクドカンだけに、どういう役をさせれば彼女の魅力が出るのか、よくわかってる感じだった。話がそれた…容疑者室井に関しては途中ぼそぼそ喋るシーンが多すぎて、聞き辛いシーンが多く、ほとんど田中麗奈の走る姿しか記憶に残っていないそしてあぶ刑事…好きな作品だけに、これは本当にがっかりさせられた事この上ない作品だった。キャラクターは相変わらずいい味だったけど、肝心の若者(佐藤隆太＆窪塚俊介)2人のキャラを作りこんでいないのがミエミエで、ラストシーンは「はいはいやっぱりねー」という感じだった。それとこの若者二人にはこの役は荷が重過ぎたんじゃないだろうか？こういう役は窪塚兄とかにやらせた方が猟奇的な感じが出ていいと思う。それよりも何よりも最近の事件物ですごく残念なのが、PC世代の若者は「悪」で、最後はアナログの勝利…みたいな安直な台本にため息が出る。こういう話を書く脚本家は、PCが使えないんじゃないか？とか年寄りに媚すぎだとか思ってしまう。確かにアナログにはアナログのいい所があるけど、どうあがいても今はPCが使えないと不便な時代。PCを悪と目くじら立てるより、もっとPCのいい所を描こうよと思うのは私だけだろうか？プロハンターの頃からの柏原(あぶ刑事の脚本家)さんのファンである私は、この微妙なトーンのあぶ刑事には魅力を感じる事が出来なかったのが残念でなりません。週末2本の刑事ものを見たけど、なんか面白い映画でも見てすっきりしたい！そんな気分だ。

  2006年06月18日

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  ヘップバーンの「シャレード」

  ずいぶん前にCSから録画していた映画「シャレード」を見た。よく出来た映画だと思う。面白かった。ストーリー(DVD屋さんの文章から引用)　離婚予定のレジーナ（オードリー・ヘップバーン）が、スキー旅行からパリの自宅に戻ってくると待っていたのは、なんと離婚予定だった夫の死。その葬儀の会場には見知らぬ三人の男が現れる。大使館で情報局長（ウォルター・マッソー）から、夫は戦時中に葬儀に来た男たちと共謀して25万ドルを隠匿、戦後山分けすることになっていたが、夫はそれを裏切り、金を持って逃げるところを殺された政府のお尋ね者だったと聞かされ、彼女の身の回りがにわかに怪しげになっていく。レジーナはスキー場で知り合ったピーター（ケイリー・グラント）に助けを求めるが、その彼もまた三人組の仲間だったのだ・・・。まあこんなようなお話なのですが、この話が良くできていて、どんでんに次ぐどんでんで、ちょっとコメディーチックな感じもありつつ思わずDVDに落としました。あの時代の映画の王道ストーリーと言えばもろに王道なので、目新しさと言うのはないですが、映画らしい映画で私は好きです。私はどちらかと言えば、マリリン派なのだけど、ヘップバーンも好き。マリリンはどんな役をやっても、あまり育ちがよくない品の悪さが漂っていて、それがまた彼女のキュートな魅力だと思うのだけど、逆にオードリーはどんな貧乏な娘の役をやっても、良家のお嬢のような品の良さが漂っていて、それが彼女の魅力だと思うのです。この映画はオードリーのファッションも楽しめるし、ストーリー自体も面白い。煙草を吸うシーンがこんなに品よく見える女優さんは日本ではいないと思います。台詞のテンポもよくて、ミステリーだけど、ラブストーリーの要素もあり、楽しめる映画だと思います。まあ私の場合、クラッシック映画が好きなので、どうしても甘い見方をしてしまう所もありますが

  2006年06月16日

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  結局ダヴィンチコードを見た

  遅ればせながらダヴィンチコードを見に行きました。どういう話ですか？と以前このブログに書いたことがあるけど、誰もストーリーに関しては教えてくれなかったまあ伝えづらい話ではあるよね。宗教に興味がある人とか歴史好きな人にはとても面白い映画なのだろうけど、話だけがすすんで行って登場人物の葛藤なんかが感じられなくてどうも「ふーん、そうそう、あーそういう話ー」と思っているうちに映画が終わってしまった。エピソードとか面白いし良くできた映画だとは思うけど、個人的な好みから行くと、三角…映画を見る前にいつものモンスーンカフェの未来君(勝手にそう呼んでいる)が「ダヴィンチコードはどうなんすか？俺難しいのはダメなんですよ。デスノートとか見たいなー。ダヴィンチコード感想聞かせてくださいね。面白かったら行きますから…」と言っていたが、果たしてどう返事をしようものか？「君はデスノートを見に行った方がいいよ」と答えるべきか…ダヴィンチコード、難しいとは思わなかったけど、オタク映画だなとは思った。私は風水オタクですが、宗教はどうもダメなんだよねーでも映画館に行って別に損ではない映画だった事は確か。

  2006年06月11日

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  ダヴィンチコードは見るべきですか？

  今、ダヴィンチコードを見に行くべきか否か悩んでいる。私は映画を見るとき、あらかじめ大筋は知っておきたいタイプ。ダヴィンチコードのHPをチェックしたけど、なんだかHPの仕組みが複雑でくじけた。●どんな話なんですか？サスペンス？●映画館に見に行ったほうがいいですか？誰か教えてください

  2006年05月30日

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