赤い崖の女を読みました
昨年横浜を舞台にした朗読会に行った際に脚本を担当した山崎洋子さんの「赤い崖の女」を購入した。朗読会と言うものははじめてだったけど、当時「ヨコハマメリー」というドキュメンタリー映画を見て、山崎洋子さんを知った私は、脚本が「天使はブルースを歌う」の著者山崎洋子さんだったので行ってみた。…て事はこの本を読むまでに8ヶ月もかかっているなんか私って買って読んでいない本が多いんだよね。でも二日でよんだ。赤い崖の女楽天ブックス天使はブルースを歌う楽天ブックス【中古品】永登元次郎, 団鬼六 ヨコハマメリー DVDビデオREDV-00575P【フェスティバル0616×10】リサイクルショップ フリーダム●山崎洋子さん横浜に関する著書を多く出していて、地域の活動にも積極的に参加している、京都産まれだけど、ハマに魅せられて作品を産み出している作家。デビュー作は「花園の迷宮」作品リスト●赤い崖の女 あらすじ●感想・「横浜開港150年記念企画」タイトルからして最初は勝手に、赤い長襦袢を想像してもっと廓の中を書いた話なのかと思っていたのだけど、さすがに本の表紙に「横浜開港150年記念企画」と銘打ってあるだけに想像していた以上にグローバルな歴史小説であり、ある意味での恋愛小説でもあり読み応えがありました。まさに「横浜開港150年記念企画」に相応しく、開港当時の怪しげで魅力的な横浜の様子や、山崎さんがずっと題材にしている「混血児」に関するテーマなども織り込んだ大作。・映画になればいいのにな!久々に勝手にキャスティングを考えて盛り上がってしまいました。できれば私の大好きな故五社英雄監督で…てそれは無理だけど(笑)登場人物がいい人も悪い人も今を懸命に生きている姿が魅力的で、私は、読んだ後に元気が出そうな気がしました。さすがに脚本を手掛ける人だけあって、シーンが思い浮かぶのがニクイ所です。横浜が好きで、歴史小説が好きな人にはぜひおすすめ。