いい一日でした。
きのう長寿医療センターで、婦人科を母が受診しました。「こんな年寄りばかりがくる病院で、何で産婦人科があるんだろうね」そんな母だから、受診を嫌がります。「頭は悪くなってるが、産婦人科に何の用があるの」「もうお嫁さんに行くこともないのに、それに私はもう更年期過ぎたのよ!」病院も心得たもので、産婦人科は病院の突き当たりに、あります。しかも対面は眼科。だからその患者さんは、産婦人科にかかるのか、眼科なのかよくわからないように配慮されています。私も母に気遣いするため、こういって受診させます。「今日は主治医の受診前に眼科を受診するよ」「そう、あたまもだけれど、お目めも悪くなってるからね」そしてきのうは、 骨粗鬆症の検査をしたのです。10年振りの検査です。そのときも検査結果がよくありませんでした。だから結果が悪くて、また薬を飲まなくてはいけないのかと思っていました。その薬も今では、一週間に一回飲むだけで効果があるのがでてるそうです。でも今回は「お母様、非常によくて問題がありませんよ。 背骨なんか50代ですよ」「あれ、もう一回お嫁さんにいけますね。子供は産めないけれど」「今日お母様車椅子はどうされました?」「先生おかしいこと言いなされますね。私は自分で歩けますよ」「そうでしたね、私が勘違いしてました」「先生人間歩かなくなると、パーになりますよ」女医さんのあたたかい対応に、感謝するばかり。「お母様、もう結果がいいので、漢方薬の処方が決まりました。 私はこれから、三ヶ月に一度お目にかかりますね」「そうですか、少し残念ですが、それまでお体をいたわってくださいませ」「お母様も、お大事に」診察室を出る母が、げんきに歩行器「オリーブ・松永製作所」を、押して出ます。私が購入した車椅子が、要らなくなったのです。。「今度主治医の○○先生に見せなくてはね」「歩くところを、お見せするの」「おばかさんだね。あんたが買ってくれた誕生日プレゼント見せるのだがね」今度は介護保険でレンタルしたのですが、母は誕生日プレゼントと思ってるようです。「ただね色が不満なの。ピンク色のが出たら、最後のお願いだからもう一回買ってね」はいはい、喜んで借金してでも、今度は「ピンク色の歩行器」を、プレゼントします。それまでげんきに長生きしてくださいね。