思い出話『普通じゃ嫌だ!!』転職編
急に思い出したから書いておこうかな。とにかくものすごい勢いのあったときの変わった転職活動の話。何回か転職活動ってのをしてるんですけどね、とにかく、病気になるまで「普通じゃ嫌だ!!」という人間だったので、変な転職ばかり見つけては面接に行ってました。1つは、雑誌編集の小さい会社の「ライター&カメラマン募集(経験者優先)、1名ずつ採用」というのに、何の経験も無いのに勢いよく乗り込んだ私。「何か自分の作品を持ってきて下さい。未経験なら何かをテーマにして何か書いて」と言われ、色紙に、『カタギじゃないけど、時代を先取り!!』と筆で書き、持参しました。5人ほどの要は編集者の皆さんが面接官だったわけですけど、皆さん、「・・・・??」と言う顔をしまして、一番格下と思われる女性が、「それは何を意味する・・・」と聞かれたので、ニッコリと「私です。要するに、『失業者』のことです(失業が増え始めた頃)!!」と答えたのでした。すると一番格上そうな男性が、声は出さないものの「ニヤリッ」としまして・・・結果は「レギュラーで仕事はあげられないけど、頼んだとき書いてもらえますか??」と言われたのでした。でも、そのまま仕事の依頼を受けることは無く・・(笑)。2つ目は26歳位のときに麻布十番の政界との関係もある有名金持ちが婆さんが経営する画廊に、「ヌードモデルお願いします!!」と乗り込んだ私。と言うのは、外に『ヌードモデル募集』と貼ってあったんですよ(笑)。でね、絵は官能的ではなく、かなり抽象画だったり、炎に包まれている女体みたいなのが多く、一応美術の短大だったんで、あまり抵抗もなくですね。。。(笑)それより、「自分を描かれたらどうなるのか??」というとこに興味がありまして、飛び込んだわけです。そしたら、婆さんにその勢いを褒められましてね。「ちょうどいい!!明日から作家のアトリエ(山奥の)に行けないか?」と聞かれまして、さすがの私もまさかそんな急だとは思いもよらなかったんで、「明日からは無理です」となりまして。。。ところが妙にオーナー婆さんに気に入られ、ものすごく何回も後日に電話を貰い、「秘書的なのはどうだ」とか「フランス語を習ってくれないか」とか「それがダメなら、画廊の一部を喫茶コーナーにするから、任せるから歩合でやらないか」と言われたのですが、だんだん押されれば押されるほどこちらの気持ちが引いて行きまして、結局やらなかったのであります。3つ目は、某有名プロダクション(CMタレントが多い)のマネージャーの仕事。これはものすごい長時間の5人一組の面接でした。で、応募人数が何百人だったのですが、採用は2人予定。社長が机に200~300通だという履歴書の山(本当に山でした)を見せ付けつつ、ダメそうな人は次々に帰らすんですよ、面接の途中で。で、ほとんどの人が、放送やらイベント会社やら、放送専門学校を出てる人で私だけ『生保営業』という異種業しかしたことなかったんです。途中で泣き出す人もいるんですよ、そういう会社に入社したくて努力してきた人も多かったようで。でも「最初は新人の発掘としてスカウト活動をしてもらいます。休みは無いと思って下さい。初任給は13万」ということでした。要するにスカウトして来て育て上げ、CM等で活躍させて、有名になると大体の子が他の大手プロダクションに移る感じの会社です。ガッツリと厳しい長時間の面接をして数日後、「採用です」と電話が!しかし、『休み無しの13万は厳しいな~。ムリムリ』と無視し続けまして、とうとう社長から直接電話をもらったのですが、居留守を使い続けて、これまたやらないでおりました(笑)。その後単純に給料が良い不動産会社にマトモに再就職したのであります、ハイ(笑)。でも、2つ目の話は実は思い出した順序が逆で不動産会社に勤めてからだったかと思います(笑)。そんなこんなで、全てがその調子であり、『太く短く生きてやる!』位の20代だったので、こんな病気になったのかもしれません。反省中・・(笑)。でも、見えないわからない『何か』をブチ壊したかったんですよね、その頃は。今思えばアホですな!★★★コメントのお返事を溜めてしまってまして、スミマセン。。。