「アタックナンバーハーフ」観ましたよ。
タイのオカマバレーボール部の実話を基にした話。それで監督がオナベという狙い澄ましたとしか思えないメンバー構成なんだが、実話(爆。ちなみに監督は小柄なおばちゃんなのだが、男らしくてかっこいいぞ。つか一番おいしいところをさらっていったな(爆。#ところでタイ語に性差はあるのだろうか?えーと、映画としては、けっこう作りが雑。知らない間に時間が半年とか経ってて状況が唐突だったりする。練習のシーンも全然ないし、ストーリー自体はかなりベタ。バレーボールなのはただのオブジェで、実際はマイノリティの偏見と戦うってのがメインで、「プリシラ(The Adventures Of Priscilla, Queen Of The Desert)」のタイ版・バレーボール版って感じ。プリシラの方が映画として丁寧だが、悩んでいるとか対立する描写はアタックナンバーハーフの方が意外にも多い。まあ主要6人のうち5人と監督1人という6人構成だから、個人個人色々あるわけだ。・・・そういえば、プリシラにもオナベが1人いたな。H.Weavingの役の奥さん。オカマがオナベと結婚して子供がひとりいるんだからよくわからない。もっとも、アレは実話じゃないけど。やっぱしオカマばっかりじゃ構成がよくないのか。DVDの映像特典として未公開シーンが入っていた。コレを入れると本編で判りづらかったこと(突然出てくる事柄)が理解できるようになるのだが、作品の雰囲気がぐっと重くなる。バレーボールするのに爪を伸ばすな! それだけは男だろうが女だろうがオカマだろうが関係ないぞ!だが爪が折れて泣くようなギャルなのに、一番ガタイがよくて軍隊入ってる。アクターはタイとイタリアのハーフだそうだ。化粧の濃さと髪型でわからなかったが、確かによく見ると典型的なイタリア人顔(≒ジローラモ)が入ってる。あと、1点どうしてもオカシイのが、14-14の同点のあとに1点入れて勝っている。15-14でセット終了ってのはあり得ないんだが・・・。16-14でないと・・・。#旧ルール(サーブ制15点で1セット)での運営。念のため。ちなみにキャストの中で主要6人のうち1人だけがホンモノのオカマ。つーかニューハーフ。さて誰でしょう。