下り階段をかけのぼる。

[文学的な話。] カテゴリの記事

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  ヘタリア。あの国に出て欲しい。

  イタリア独逸日本はわかるよ。負け組三国同盟。イギリスや米国がいるのもわかるさ。でもなんで阿蘭陀くんがいないの？歴史にも名を轟かせるかなりの強国のはずだが。東インド会社とか。Hiddinkとか（←それはどーでも･･･）。別に阿蘭陀びいきなワケじゃないが、ギリシャなら阿蘭陀の方が先じゃないか？と思った。流浪の民アイルランドくんがいないのも不思議。アイルランドくんは度々飢饉起こして流浪してアメリカくん辺りから恵んでもらうイメージ。･･･まずいかそれじゃ。阿蘭陀くんが出るならオーストラリアくんも当然出して欲しいわけで。出てくるとしたら、きっとイギリスくんと同系統の顔の兄弟で、双子の弟にニュージーランドくんがいる。絶対そう。女の子でもいいけど。女の子、ハンガリーさんしかいないしな。きっと腕にコアラがしがみついている。で、オーストリアくんと名前が似てるって混同されて、オーストリアくんがオーストリーに名称変更。･･･ってどうだ。前々回のエントリに「ハゲ」「こっぱげ」と書きまくり、前回のエントリで「デコっぴろ」と書いたせいか、google広告が「抜け毛でお悩みなら」「人気の育毛」系が出まくっている件_|￣|○→コメントはコチラへ

  Dec 16, 2008

• Narniaを借りた。

  近所の図書館で『The Chronicles of Narnia: The Horse and His Boy』を借りた。ちなみに「Narniaの2巻目（2nd one）」って言うと『The Lion, The Witch and the Wardrobe』の方だと思われるので要注意。一応出版順だと『The Horse and His Boy』が2冊目なんだけども、物語の時間軸的に『The Magician's Nephew』の方が『The Lion, The Witch and the Wardrobe』より前になるようで、巻数で言うと確かに『The Lion, The Witch and the Wardrobe』が2巻目になってるんだよな。もうわかんねーよ。まったく、文学オタク（＝Lewis）の考えることはわからん！メモ：1. The Magician's Nephew2. The Lion, The Witch and the Wardrobe3. The Horse and His Boy4. Prince Caspian5. The Voyage of the Dawn Treader6. The Silver Chair7. The Last Battle地域の住民ではないので、ホストファミリーの名前で借りている。さっさと読まなきゃ。･･･それはいいんだけど、なんだかかなりの冊数借りてたんですが･･･。いったい何冊読むの？　いつまでに??→コメントはコチラへ

  Sep 2, 2006

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  「毎日かあさん3」もうすぐ発売だ！

  わーい。やっと発売だ～。毎日かあさん背脂編。･･･なんつータイトルだ。熱帯雨林の情報に寄れば4/27発売。予約入れよっと。ええと、今更説明必要ないよね？西原理恵子女史の現役代表作です。お子さんが二人いて、かあちゃん奮闘記って感じです。文化庁メディア芸術祭賞とか獲っちゃってます。以前書いたと思うけど友人の出産祝いに2冊揃ってあげたら、旦那さんの方がハマったらしく、「3巻出たら絶対買う！」と意気込んでいたらしい。色々家庭に問題を抱えているうちの叔父貴も「なんか身につまされて･･･」とがっくしきてた。親になるすべての人へ。親から生まれたすべての人へ。いやほんとにこれは読んでしかるべし。ヘタな宗教の本なんかより、よっぽど「愛」がわかる。　あ。全然関係ないけど親父からラグビーマガジン頼まれてるんだった。早稲田出身のせいかラグビーが好き。豪州に行ってしまったので、豪州とＮＺのラグビーにハマれ。と言っておいてやったが。

  Apr 10, 2006

• Narnia読了。

  数日前にですが、読み終わりましたよん。the Lion, the Witch and the Wardrobe。えーと･･･。序盤の引きの強さの割には後半実にあっさりしてるね･･･。あんなにあっさり勝負ついちゃっていいの？･･･むしろ映画が心配･･･。Tamnus氏のfaunとは別にsatyrが出てきたんだけど、何が違うのだ･･･。（どっちも半ヤギ半人間）てかFaunはTamnus氏しかいてないよな。しかも調べてみたら、faunとかsatyrって原点はギリシャ神話とかローマ神話だから、キリスト教とは相容れない存在なんだな。悪魔と同一視された時代もある。･･････なにが言いたいんだLewisッッ!!

  Dec 22, 2005

• 武器をくれるFather Christmas･･･

  いつの間にか11章まで読んでます。Narnia。常冬でクリスマスの来ないNarniaの、ビーバー夫妻のところにFather Christmas（サンタ）が現れて、Mrs.Beaverに新しいミシンをあげてました。子供ら3人（EdmunｄはWhite Witchのところへ。。）にあげたのは武器。Peterには盾と剣（しかもPeterにちょうどいい大きさと重さ、と言ってる辺りからショートソードかと。子供にワンハンドでバッソは無理やろ）。Susanには弓と矢筒と小さな角笛。（角笛ってこの時期の流行りだったんだろうか･･･）Lucyには短剣と、ダイヤモンドでできたボトル（傷を癒す効果のある液体が生成されるらしい）。で、コレを渡すときのサンタの台詞。「they are tools not toys.（オモチャでなく道具だ）」･･･なんか暗示的だよね。Lewisも第1次世界大戦経験してるよね。参加してたかは知らないけど。でもそれを渡すのがサンタって･･･何が言いたいのLewissssss!!!（悶絶）てかこの話を12月のモロクリスマス時期に公開する欧米の感覚って･･･。それと、White WitchがLilithサイドの種族ということがまた恐ろしいんですけど。濃いな～濃すぎるなNarnia。どうでもいいが、Beaver夫妻、ダンナが奥さんに「Mrs.Beaver」とか奥さんがダンナに「Mr.Beaver」とか呼ぶのはどーなの？

  Dec 6, 2005

• Turkish Delight。

  邦訳はどうなっているか知りませんが、Turkish Delightという名の食べ物があります。次男Edmundがthe White Witchに欲しいと言ったモノです。何のことだか、すっごい悩んだんです。なんか甘いモノらしくてEdの口の周りも手もベタベタになったみたいで、かつ名前がTurkish Delight（トルコ風の喜ばしいモノ）･･･。トルコアイス?･･･わたくしの貧弱な発想ではそれくらいしか思いつきませんでした。邦訳どうなってるんでしょう。つか何のことなんでしょう。あ、それからNarniaの映画版公式サイト見てきました。ちなみに日本版は相変わらず情報が遅く、まだまだ貧弱です。こっちのオリジナル版はスゴイです。気合い入ってます。でもバリバリのフラッシュサイトだから、ナローバンドの人は悲しいけど。Turkish Delightのレシピも置いてあったけど、なんか飴みたい。監督、知らなかったんだけどKiwiなのね･･･。オセアニアンは基本的に純朴な人が多いと思っていたけど･･･Shrek書けるのね･･････。･･･けっこう邪悪な人かもしれないね･･･。しかし監督、昔からNarniaのファンらしい。それでいてShrek書けるって･･･なんか深くないかい？

  Nov 29, 2005

• Achillesってさ･･･。

  いやまあ、Achillesと従兄弟のパトロクロス（スペル調べつかないのよ！）が恋人関係なのは有名な話、というのは何人かのかたからお聞きしましたが。そこでフト思う。確かさあ、映画でもそうだったけどこの2人って「よく似てる」んじゃなかったっけ？いくらAchillesの甲冑着込んでるからって、Hectorを始めAchillesお付きの戦士も間違えたってくらいなんだから似てるんだよな。･･････。Achillesってただのナルシストじゃねぇか??ところで英語名でのスペルが全く判らんのと、英語名の発音とカタカナ名（ほとんどギリシャ語音まま）がかなり違うので、原典と英訳の比較をしてみたい。と今かなり思っています。が、どこからともなく「早くLotR読め！」という声が聞こえた気がするので保留。つか、英語圏の古典解説本みたいなのは出てないのだろうか？　さすがに原典まんまはムリだろうと思うので（入手するのも）、英語圏の高校で読みそうな感じのやつ。日本で言うと「源氏物語」の手引き書みたいな。熱帯雨林で扱ってるかな･･･。そういえばここ数年、「同性愛」とか聞いても何にも動じなくなったな。社会学やってるからだろうな。「別にぃ、そんなのその時代じゃ普通だし」だとか「同性愛者の人権がどーとかこーとか」だとか、セックス論すら女性学語る上で必要なことあるし。それでも下品な方に話が行くとゲンコツか厚さ5cmのLotRが飛ぶが。つか自分、社会学の道に戻るべきじゃないのか･･･？

  May 31, 2004

• Boromirさん。

  RotKに入ってGandalf、PippinコンビがDenethorに会っている辺りですが、こんなことを読んで爆笑しています。「この笛を吹いても誰も助けが来なくて、Orcだけが集まってきて」「お前はそこにいたのか！　何故助けは来なかった？　お前は逃げられたのに、何故あいつはできなかった？」（※意訳）つか映画の時点で「･･･なんでそこで笛吹くかなあ。（敵が寄ってくるのに）」と思ってたので、ここでトドメ刺された気分です。Faramirさんの戦術ミスといい、オヤジのバカさ加減といい、この家どーーーなのよ??という気分です。あでもDenethorのとっつあんは原作の方が一見マトモそうだ。でねBoromirといえば。昨年TTTを豪州に観に行ったときに、NEWS POWER（新聞とか雑誌とかカード類雑貨の売店）で、映画パロディのコミック誌を見つけて購入。多分イギリスで出版してると思われるモノ。その中にあった、とある作家さんのBoromirが頭に矢刺さりっぱなし。始めっから最後まで。矢ボロ。その死に際のセリフが「なんでオレは死ななきゃいけないんだ？　Frodoなんか2回も生き返るんだぞ！　Gandalfも生き返るんだぞ！　なんでオレばっかりぃぃ!!（意訳）」ってカンジでステキでした。しかもその横でLegolasが「あとは俺たちに任せて、安心して逝ってくれ」みたいなこと言ってるし（苦。やっぱりTroyも、Seanにやてほしかったよね～（違。つか矢放ってる相手に真っ正面から向かっていくAchillesはただのアホだ。パロ誌でOdysseusが飛び出てきそうだ。･･･絶対な･･･。あ全然関係ないけど、であごすてぃーにのLotRシリーズは定期購読してますが、来週のフィギュアはFaramir。うわーーーーー。予告の写真が弓引いてる全身写真と、カメラ目線の上半身ショットなんだけど･･･。後者、写真写り悪し。

  May 28, 2004

• Shelob's Lair。

  「TTT / chapter IX Shelob's Lair」。何故かずっと章題「Shelob's Lair（Shelobの棲み家）」を「Shelob's Lyre（Shelobの竪琴）」と勘違いしていました。ということをMさんに話したら、「竪琴は普通harpでしょ」と言われました。古代ギリシャ語「λυρα（lura：リュラ）」が何故か頭にインプットされていて、そっちが出てきてしまったんだよ。ファンタジーファンの宿命だよ（そうか？）。本読んでて「竪琴」に「ライアー」とルビ振られることもけっこう多いし。＃英語Lyreはギリシャ式の竪琴luraを指す。物体としてharpとはまったくの別物。＃多分ファンタジーでの王道楽器「lute（リュート）」の語源でもあると思う。だから何であの洞窟が「Shelobの竪琴」と呼ばれるのか、すげ不思議でしょうがなかったんです。なんか歌で眠らせるとか特殊な能力持ってんのかと思った。しかも発音も違うみたいだ･･･。ふー。アホだね。つーのはともかく、この章わかんねかったなあ。知らない間にFrodoが刺されてて、「Don't go where i cannnot follow!」とか言ってSamが泣いてるんですけど。いつ刺されたのか、マジでわかんないんですけど。しかもGollumどこ行ったんだよ。「Gollumの計画のままにことは進んだ」ってあと姿が見えないんですけど。唯一わかってるのがFrodoとSamは一緒に行動してたというくらい。そういえば洞窟内はかなり暗いらしいのに、Gollumは平気で先進んでる･･･。やはり洞窟の中で何百年と暮らしていると暗視能力が身に付くのだろうか??しかももっとよく判らないのが、昔GollumはShelobにエサを連れてくる役目をしていたという。Gollumよ、お前生息範囲広くないか？で次の章「The Choices of Master Samwise」。なんか映画のイメージと大分違うのよねSam。頭悪いのが一生懸命考えてるって感じ。Bakshi版が完全に原作のイメージで描いているので、うっかりBakshi版のSamが頭の中で動き回ってました。どうでもいいけどBakshi版のキャラはみんな挙動不審。PJが影響を受けたと思われる、序盤でBlack RiderがやってきてHobbitsが隠れるシーン。あのときのBlack Riderの動きがヤバイ。お前ゾンビかっ!!　って動きをする。明らかにゾンビより格上だろ～～～！ところでFrodoが刺された後Glorfindelが来るシーン（PJ版ではArwen）、Bakshi版だとLegolasだよ。だいたいGlorfindelってあんまり話の本筋とは関わってないから、出しても出さなくても変わらないんだよね。それだったら出さない方がキャラの関係図がめんどくさくなくて済むし、Arwenが出てきてるからって何でそんなに目くじら立てんの？それよりHaldirが、GalaさまんとこのElfのくせにElrondの命令で来る方が謎。Legolasがあんなに人間くさい顔してるのも謎。

  May 7, 2004

• トロイ戦争って史実？

  Troyってやっぱりアテネオリンピックに合わせて作られたのかしら。というのは置いておき。久々に本屋で立ち読みをしました。このところ熱帯雨林でばかり本買ってるので（しかも洋書ばっか）本屋に行くこともなかったんで。まあTroy関連でギリシャ神話をば。いや、別ににわかギリシャ神話ファンじゃねーですよ。じゃなきゃ古代ギリシャ語なんて勉強しませんて。でも子供のときに天体関連の神話として子供向けのをよく読んでいただけで、だから文学的なモノとしての認識が全然ないのです。「トロイの木馬」の話は概要として知っているだけで詳細はあんまりよく知らんのです。それにしてもこの映画観に行きませんかと誘ったO本氏、アンタトロイの木馬型ワームとは戦ってる割にその名の由来は知らないのですね･･･（ネットワーク管理者）。この時点でやっと、「ギリシャ・ローマ神話は子供の読む物語としてデフォルトではない」ことを認識しました。わたくしの周りの人間は普通に神話やファンタジーの話が通じる人たちばかりなので、それが普通だと思ってました(^^;トロイ戦争って最近「史実だった」ということが立証されたというけどホントかね。神話だと3人の女神（アテナ、ヘラ、アフロディテ）が「この中で誰が一番美しいか」とトロイ王子パリスに決めさせたんだよね。で、女神はそれぞれ賄賂（アテナが戦争での勝利、アフロディテが美しい妻、ヘラが世界の支配権）を約束したんだけど、パリスはアフロディテを選んだという。男は結局女かよ！そのパリスをかのOrlandoが演るというのでお姉さんはうっかりバカ笑いをしてしまいます。つか映画だと神話としてのアプローチはしないみたいで、パリスと美しい妻ヘレネ（Helene:英語読みでヘレン）はお互いに激しい恋に落ちるらしい。･･･女神とか各種神出てこないのか･･･。それはそれで残念だ･･･。アキレウスはやっぱりアキレス腱射抜かれて死ぬんだろうし、そするとアキレウスを主役として置いているこの映画、一体どこで終わるんだ??トロイ戦争終結までだとすると、主役をアキレウスにしてしまうとその死後映画として締まらなくなるような･･･。でも木馬は出てくるようだし、やっぱり終結までかなあ･･･。ギリシャ神話ファンとしてはちょっと見所多そうだ。突っ込みどころというか。ところでトロイ戦争を文学的に知るためには「イリアス」と「オデッセイア」、どっちの方がいいのでしょーか。

  May 5, 2004

• ハーブと煮込んだウサギ。

  久しぶりに読み進めましたLotR。Gollumがウサギを捕ってきてSamがそれを調理するシーン、「こんなところで煮炊きしてたら、においと煙で変なのが寄って来ちゃうよ！（意訳）」なんかGollumすげマトモなこと言ってるよ･･･。Gollumのくせに･･･。そのGollumのマトモさにショックを受けつつ。そろそろFaramirが出てくるなあいったいどんなやつなのかと期待に胸躍らせつつ。PJ版のFaramirが人間くさくて（わからない人はSEE観ること）けっこう好きなキャラなので、それがあんまりできすぎくんキャラなのはちょっとなあ（葛藤がないキャラって嫌いなんだよ）。まあもちろんTolkienの方がおかしいという気は全然まったくありませんが（中にはそういう人もいるらしいが）。あらあっという間に出てきてしまったわ。･･･PJ版の方が男前だ･･･。なんか緊迫感なさすぎなんですけど。「こんなところに旅人は来ない」とか言ってるくせに･･･。あ、そういえば「there are no travellers in this land: only the servants of the Dark Tower, or of White」というFaramirくんのセリフ。of WhiteってTower of Whiteってことよね？どの塔のこと言ってんの??PJ版で「The Two Towers」はSarumanさまのとことSauronのところを指していたけど（Sarumanさまのセリフで「union of THE TWO TOWERS」と言っている）、その解釈でいいということかしらん。やっぱりFaramirはPJ版解釈で正解だったかも。

  Mar 18, 2004

• Eowyn the Lady of Rohan。

  Helm's Deepです。今。何かねー、違うんだよEowynのイメージ。映画版のEowynはMiranda Ottoでいいんだけど、原作のEowynはMirandaではイマイチ弱い。fairでtallでstern like steel。（きれいで背が高くて鉄のように険しい。･･･日本語変だな。鉄のように意志の固そうな、の方がいいか）Mirandaじゃないねえ･･･。Mirandaのせいじゃなくて、ドレス着てたせいかな？確かに化粧っけのない顔はフェミニズムな感じが出せてていいんですが、さすがにズボンは履かせられなかったんだろうなあ。どこぞの映画レビューで「もうひとりのお姫様（Eowynのこと）が可愛くない」とか言ってるのがいましたが、フェミニストを何だと思ってるんでしょうね？もうちょっと啓蒙運動が必要じゃないかい、フェミニストの方々よ。

  Mar 25, 2003

• Faramirくん。

  結局雨水に壁紙を突貫されてしまいました。天井に近いところから床に近いところまで。おかげで壁紙は伸び伸びです。てかこのままじゃ今年の梅雨越せませんて。えーとFaramirの話をS.Bくんに訊きました。やっぱりいやだそうです。なんか、「あんなバカみたいなやつじゃないし、指輪にも負けてない！」とかいうお返事です。･･･ちょっと待ってくれ。指輪に唯一誘惑されないのはTomだけじゃなかったか？でもそういう話をするとSamだって誘惑されてないよね･･･。すごい矛盾だ。でもこれでPJ版の方向性はわたしの中ではっきりしました。人間を脆弱にしたいんだ。その中で、Aragornを（恋愛なんかしちゃって人間くさくしておきながら）希望の光にしたいわけだ。（映画ではTomが出てきていない分その強さは余計強調されるし。Tomはストーリーには直接関係ないから出さなかった、と言っているけど、あながちこの考え方も間違いではないような気がしてきた）でもさ、指輪とはまだ関係のない部分でFrodoたちを捕まえるのはあの状況だと当たり前だと思うな。だって明らかに怪しいじゃん。Hobbitsは一般的でない種族なんだし、Gollumなんか見るからにあやしい。奇襲なんかかけてお互い争ってる緊張状態のときにそんな怪しい連中出てきたら、捕まえるのが筋ですって。逆に原作がどうなってるのかが不思議になってきた。今、じじいが復活した辺りです。映画知ってるとすげえマヌケですな。お前だGimli。しかも原作はちゃんと白ローブの上からちゃんとグレイのコート着て出てきてるじゃん。しかしそれのフードをかぶってその上から帽子をかぶっているというのは何なんだ。わけわからん（悩。

  Mar 2, 2003

• TolkienとFaramirとPJ。

  マジでTreebeardきつい～。飛ばしてWhite Rider読んだろかな。んとFaramirについて。まだそこまで原作読んでないから、もちろん原作との完全な比較はできませんが。きっとFaramirだけで観るから、原作との違いがよけい気になるのだと思う。でも昨日FotRを観直して思ったことには、ぼろっちもふぁらっちも人間の弱さとしての側面を持たされてると思うのね。結局Faramirは兄と同じく指輪に魅入られそうになりながら、それでも兄とは違う道を選んだ。いかにFaramirの性格が変えられたとはいえ、結局Tolkienが言いたいところはそこなんではないか･･･と思う。もちろん性格を変えた意図についてはRotK観るまでは判らんけども。だからPJ版Faramirと比較すべきなのはPJ版Boromirであって、原作のFaramir自身ではないし、そうであってはいけないのだと思う。ところで某レビューページで、監督はAragornが嫌いなのか？とまわたっちとは逆のことを書いている人がいたけれど、あの流れで行けば監督が主役にしたいのはAragorn son of Arathornというのは見て取れる。軟派に見えてしまう難はあるものの、それは逆に彼も「人間である」というのを強調したかっただけではないんだろうか。結局Tolkienが書いていたのは「物語」の姿をした「哲学書」なのではないかと思うのよ。実際に神話は哲学と取られる向が強いし。相当小さな文字で1000ページ以上に及ぶ原作（原典）を映画とするには、何が重要なのかを昇華しなくてはいけない。原作とまったく同じであることを期待すること自体が悪いとは思わないが、ただの「映像化」では映画としての意味をなさず、中身がスカスカな状態で主題が散漫になってしまっては、それこそ原作者に申し訳が立たない。原作を愛する方々よ。原作を読んでいない人たちの気持ちは判るまい。だが、Peterが原作を愛する気持ちは同じで、より多くにこの物語を知ってもらいたいという気持ちも同じだ。収益のためだけなら、ファンだけのための映画なら、原作通りに創ってしまえば済むことだ。表面だけではよい作品に仕上がらないというのは、アナタ方のほとんどが目のカタキにしている某お子ちゃまファンタジー映画を観れば判ることでしょうが。（･･･嫌いじゃないんだが、やはり映画は認められない･･･）原作をすごく意識しているのに、観客に原作をあまり感じさせないのはやはり偉大だと思う。以上、原作をまだ読み終わってない人間の言い分でした。

  Feb 24, 2003

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