産科、小児科が消える?
マダム仲間のお友達に、日夜赤ちゃんを取り上げて、お仕事に一生懸命な素敵な助産婦さんがいるんです。 この間彼女に聞いた話で、びっくりした事がありました。 妊婦さん、これから妊娠予定の方、是非聞いて! マダムの住んでいる所は、割合人口密度の高い、病院などが沢山ある所です。 ところがどういう訳か、現在どこの病院でも産科を閉鎖する傾向にあるのだそうです。 その結果、生き残っている産院や産科に出産希望者が殺到し、その助産婦さんの産院でもベット数が足りずに、満足にお産のケアが出来なくなっている現状があるのだそうです。 せっかく産院を訪れ、赤ちゃんが出来たと分かって喜びと希望に一杯になった妊婦さんに、ベッドが足りなくてお産の時に入院できそうにない事を告げなければならないのが、とてもつらい、と、彼女は言っていました。 例えば、なんと妊娠六週くらいの時に出産の時の入院の予約を入れないと、彼女の仕事している産院ではベッドが確保出来なくなっているのだそうです。 (六週って言ったら、まだ妊娠したかどうか、全然気が付かないくらいの頃だと思うんです) そうなった原因の一つに、厚生労働省が見直しをして、平成16年から実施された、新しい医師の臨床研修制度があるらしい。 この制度自体は、各々の医師の質をアップさせる事を目的としています。 研修医報酬を保証し、内科・外科・救急を基礎とし、小児科、産婦人科、地域保険医療などを組み合わせたローテーション方式で2年間の研修を義務づけるというもので、いわゆる「専門バカ」を作らない為のものでもあるらしい。 ところが、研修を受ける病院を医学生の側が選択出来る自由を広げた為か、みんなが都市部の病院に行きたがる様になってしまった。(今までは、自分の大学の系列の病院で研修を受けるのが普通だった様なのです) その結果、地方の大学病院などでは、医療の下支えになっていた研修医が居なくなってしまい、派遣先の病院から若手を呼び戻さなければならなくなった結果、自治体の病院などでは、深刻な医師不足になってしまっているらしいのです。 また、産科や小児科は、24時間いつでもONで居なければならず、医療ミスなどによる家族の落胆も他の科に比べると大きいため訴訟も起こり易く、医師にとっては仕事がきつく、専門にしようとする医師の数が減っている事も原因の一つなんだとか。 そういえば!! 昔お産の時にお世話になった病院に、最近久しぶりで行ってみたら、産科が閉鎖されるというお知らせが貼ってあって、何故だろう、と思いましたが、こういう事だったのか!! このところ、お産をめぐるニュースが色々ありました。50代の女性が子宮切除した娘の代理出産で孫を産んだニュース、64歳のトルコの女性が世界で二番目の高齢出産など。代理出産は難しい問題を含んでいますが、いずれも高齢者ご苦労様、という感じで、どちらかというとおめでたいかも。 でも、そんなに特殊な医療技術が進歩する一方で、普通のお産が危険にさらされているのでは、本末転倒なんじゃないの?と言いたくなるニュースがこれ。分娩中に意識不明になって18病院が受け入れ拒否というニュースは、またか、という感じで悲しくて嫌になります。 こうなったら、妊婦さんも自衛するっきゃない?? 私、お寺の過去帖を見せて頂いた事があるのですが、産婦と水子の仏様って、とても多いんです。 妊娠は病気ではない。 でも、出産はリスクの伴うものだという事を、もっとみんなで考えた方が良いきょうこの頃の様な気がします。 ママのおなかをえらんできたよ。ママのおなかをえらんできたよ。楽天ダウンロード素敵な母子手帳ケース、出産祝い、準備のページはこちら専門医が選んだ☆印ホームドクター、安心できるホームドクター、医者がすすめる専門病院などの書籍をトップページにまとめました。産科については、変動が激しいので、各病院にお問い合わせ下さった方が良いと思います。…一日一ポチ、愛のクリックお願いね♪