テーマ:映画館で観た映画(8579)
カテゴリ:映画
ともに沿うて、行きたいと思っていた・・・。 運命がそれを許さないなら、見届けてから散ろうと決意した。 昭和二十年八月、旧暦文月のことであった。 昭和19年(1944年)12月、奄美カゲロウ島。 ある日、国民学校教員として働く大平トエ(満島ひかり)のもとに、島に新しく駐屯してきた海軍特攻艇部隊隊長・朔中尉(永山絢斗)が兵隊の教育用に本を借りたいとやって来る。 島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれ、やがてトエは朔と逢瀬を重ねるようになっていく。 しかし、時の経過と共に敵襲は激化、沖縄は陥落し、広島に新型爆弾が落とされる。 そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。 母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆けるのだった……。 「死の棘」の原作者である島尾敏雄とその妻・島尾ミホの出会いの物語を「アレノ」の越川道夫監督が、満島ひかり主演で映画化。 太平洋戦争末期の奄美を舞台に、島に駐屯する海軍特攻艇部隊隊長・朔と国民学校教師・大平トエが、恋に落ち結ばれるまでを映し出す。 共演は「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」の永山絢斗、「帝一の國」の井之脇海、「バンコクナイツ」の川瀬陽太、「かぞくのくに」の津嘉山正種。 「死の棘」の作者、島尾敏雄の奥さんが作家だって知らなかった。 「死の棘」と並んで置いてあった「海辺の生と死」が気になって買った。 私は、友人が「死の棘」のファンだったから名前だけは、何回も知っていたが 島尾敏雄はおろか、島尾ミホも「海辺の生と死」も知らなかった。 そんなに有名じゃないのだろうと勝手に思っていたのだけれど映画館は満員で立ち見も出た。 水曜で1100円ということもあるのだけれど、この映画、大阪では、■テアトル梅田■だけ。 朔中尉役の永山絢斗(けんと)がいい。 朝の連続小説「べっぴんさん」(2016年) では、「?」だったけど、 NHK土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」の永田源斉 役で、時代劇が似合っていて いいなと思い始めた。 実兄は俳優の瑛太!!!って今知った! 朔中尉に忠実な部下役の井之脇海(いのわき・かい)もいい。 こちらは、朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、音楽好きな青年役で出ていた。 映画の中で使われる、うちなーぐち(沖縄方言)や言い伝えも素晴らしい。 原作はまだ読んでいないが楽しみだ。 「死の棘」が大好きで何回も読んでいた■友人が生きていたら、どんな感想をいうだろう・・・。 ■ ファンタジックなところもある、いい映画だったのだが、一つだけ気になることが・・・。 それは、主人公トエの服装。 素敵なブラウスとスカート、髪には、リボン、下着もレースが付いていた。 当時、おしゃれは、いくら若い女性といえど、御法度。 あの恰好だと「非国民」と言われそうだ。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.10 00:08:32
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