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2017.12.19
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カテゴリ:映画
火花■♪音が出ます!

笑いながら、もがき倒した10年間。

お笑い芸人の徳永(菅田将暉)はスパークスというコンビでデビューするも、まったく芽が出ない。
徳永は営業先の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。
「あほんだら」
というコンビで常識の枠からはみ出した漫才を披露した神谷に魅了された徳永は、「弟子にしてください」と申し出る。
神谷はそれを了承し、自分の伝記を書いてほしいと徳永に頼む
その日から、徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。
その後、拠点を大阪から東京に移した神谷に再会した徳永は、毎日のように芸の議論を交わし、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも親しくなる。
仕事はほぼないが、才能を磨き合う充実した日々を送るが、やがて二人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める……。

 映画を見て、いくつかの?があった。

●まず、なぜ、主人公、徳永(菅田将暉)は、先輩芸人の神谷(桐谷健太)に
「弟子にして下さい」と言うのか?

「常識の枠からはみ出した漫才を披露した神谷に魅了された」というが、
はみ出しても、笑いがとれていなかったら、あかんやろ、とツッコむ私。

●神谷の「あほんだら」というコンビ名もセンスがない。

●彼らは、自分たちに才能があると思っているのか?

本当に才能があれば、10年を待たずして売れっ子になるはず。

明石家さんまのエピソードを出してみよう。
さんまは、まだそれほど売れていない時、当時、売れっ子だった
高田純次の代わりにテレビに出た。
高田純次は、体調不良で、さんまに、代理でという話が来たのだ。
テレビで、さんまは大はしゃぎ。
高田純次の体調が治っても、引き続きテレビに出たという。

売れないのは、自分に才能がないからだ

最後の舞台で、愚痴って客に文句いうのは、おかしい!!
 夢を抱いて、東京に出て・・・という話で思い出すのは、
「まんが道」。

銀河テレビ小説「まんが道」
「ドラえもん」「怪物くん」「パーマン」などでおなじみの漫画家・藤子不二雄のふたり、のちの藤子不二雄A(※Aは丸囲み)と藤子・F・不二雄。
彼らの漫画家への道のり、自立していく姿をドラマ化して人気を博したのが、銀河テレビ小説『まんが道』(1986年)と、続編『まんが道(青春編)』(1987年)。

「まんが道」の二人を、応援したくなるのは、二人が、才能があり、毎日努力し、楽しく暮らしているからだろうか。
 「火花」に出てくる「芸人」たちは、飲んだくれたり、現状を嘆いたり、女に貢がせたり、借金したりと腹が立つ。
これが芸人だと思っているとしたらおかしい!!

漫才に必要なのは、面白い経験ではない。
ありふれたことを、どれだけ面白がれるか、
その面白さを、どれだけ人に伝えることができるかだと思う。

その芸のない人が「芸人」と自称するのは、おかしい。
そんな自称芸人が多すぎるから、

今年は■M1も■ちょっとしか見なかった。


芸人の話というより、芸人になりたい人の話というものだった。
だから名曲「浅草キッド」も、ひとつ響かなかった。
(ノД‘)
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Last updated  2017.12.19 11:01:48
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