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2018.01.11
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カテゴリ:映画
ペーパー・ムーン

信じあえば・・・愛し合えば・・・助け合えば・・・
紙のお月様だってほら!本物に見えるでしょう。


1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。
聖書を売り付けては人を騙して小金を稼ぐ詐欺師のモーゼが、亡くなった恋人の娘アディと出会う。
モーゼは嫌々ながらもアディを親戚の家まで送り届けることになったが、アディは大人顔負けに頭の回転が速く、モーゼはアディを相棒として旅を続けることにする。

1930年代の禁酒法時代、本当の親娘かどうか判らない男と少女の陽気なペテン旅行を描く。

 1970年「ある愛の詩」で主役の御曹司を演じたライアン・オニール。
私はあの頃、恋人役、アリ・マックグローの真似をして、髪を真ん中で分け、紺色の長袖Tシャツを着ていたのを覚えている。
「ペーパー・ムーン」は、「ある愛の詩」の3年後の
1973年の作品。
出演はライアン・オニール、その実娘テイタム・オニール。
演技の経験も少なかったテータム・オニールは、当時わずか10歳でアカデミー助演女優賞を手にした。
この最年少受賞記録は未だに破られていない。

原作小説の題名は『アディ・プレイ』だったが、監督は「ヘビのようだ」と気に入らなかった。
会社に変更を求めたが、10万冊以上売れている原作だったため容易に聞き入れてはくれなかった。
監督は困り果て、友人であるオーソン・ウェルズに『ペーパー・ムーン』という題名ではどうかと相談すると、
「良いタイトルだ、表題だけで売れる」と絶賛され、劇中のカーニバルの写真屋で「紙製の月」の上にアディが乗りたがるシーンを追加したことで、現在の題名が許可された。
やがて、映画が公開されると、原作の題名も『ペーパー・ムーン』と変更になった。
タイトルの『ペーパー・ムーン』は、劇中挿入歌として使われている
1935年の流行歌『It's Only a Paper Moon』(『イッツ・オンリー・ペーパー・ムーン』、歌:ビリー・ローズ、イップ・ハーバーグ、ハロルド・アーレン)から拝借したものである。
ペーパームーン
「ペーパームーン」は、直訳すれば「紙のお月様」のことですが、実際には、もう少し丈夫な、板などで作られていたようです。
1900年代初頭のアメリカで家族や恋人などとの、記念写真の背景として、人気がありました。

「ペーパームーン」を背景に記念写真を撮るという行為は、人生の幸福な時を記録する意味がありました。
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Last updated  2018.01.13 10:43:11
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