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2020.03.27
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カテゴリ:映画
ロバと王女

父上とは結婚できません!

宝石を生むロバのおかげで大変裕福な王がおりました。
しかしお妃が「私より美しい女性と再婚して」と遺言を残し亡くなってしまいました。
お妃より美しい女性はこの世にただ一人、王女だけ。
王さまは王女に結婚を申し込みます。
困った王女はロバの皮に身を隠し、姿を消してしまいます。
家畜の世話係として暮らし始める王女。
正体を知らずに、王女に一目惚れする王子。
幸せをつかむために王女が考えた、恋の魔法とは...!?
 幻想的なお伽噺の映画化。
製作はマグ・ボダール女史、監督は「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のジャック・ドゥミー、十七世紀フランスの詩人・作家のシャルル・ペローの童話「ロバの皮」をジャック・ドゥミーが脚色、撮影は「ロシュフォールの恋人たち」のギスラン・クロケ、音楽はミシェル・ルグランが各々担当。
出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ジャック・ペラン、「美女と野獣」のジャン・マレー、「去年マリエンバートで」のデルフィーヌ・セイリグ、そして若くして世を去る女王もカトリーヌ・ドヌーヴが扮している。

 色彩が美しい映画だった。
それもそのはず、■ロシュフォールの恋人■や■シェルブールの雨傘■の監督の作品。
どちらもまるで砂糖菓子のようなキュートな作品。
「ロバと王女」も同じテイストだ。

[監][脚]ジャック・ドゥミ 
[音]ミシェル・ルグラン 
[出]カトリーヌ・ドヌーブ !!

2019年になくなったミシェル・ルグラン 音楽作品を今、特集の中のひとつ。
 突っ込みどころ満載の映画。
妖精の住む場所には、電話があった!!

王女の結婚式に、王様と共にヘリコプターで登場!!

(王様が妖精の未来を見抜く力はすごいと言っていたけど、すごすぎるやろ。)((´∀`))ケラケラ
 ところで、この物語は、「シンデレラ」によく似てる。
◎シンデレラ。
ガラスの靴がピッタリあう人がお妃になる。

◎ロバの皮。
指輪がピッタリとあう人がお妃になる


なぜ、ロバの皮なのかというのだが
王女は、熱心に求婚してくる父親=王を拒絶するために難題を出す。
その中に宝石を産むロバの皮というのがある。

王女が要求したのは、空の色、月の色、太陽の色のドレスと
宝石のフンをするロバを殺してその皮までをも王女に贈った。

近親婚を避けるため、王女はロバの皮を身にまとって王国を脱出するというストーリーだ。
 求婚者に無理難題をいうのは、日本の「かぐや姫」も同じ。

そして、シンデレラもロバの皮も、ちょっと、あざといのでは?と思うのは私だけ?

シンデレラは、舞踏会のあと、ガラスの靴をお城の階段に残してゆく。

ロバの皮に至っては、作ったお菓子に、自分の指輪を埋める!!


あざとすぎるやろ!!(⌒∇⌒)

童話が原作なのに、春休み中の小学生が見たら喜ぶだろうなと思うが、もちろん、子どもだけに見せるにはもったいないほどの映画だ。

フランス音楽界の巨星ミシェル・ルグラン作品
上映劇場
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Last updated  2020.03.27 19:50:13
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