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カテゴリ:映画
父上とは結婚できません! 宝石を生むロバのおかげで大変裕福な王がおりました。 しかしお妃が「私より美しい女性と再婚して」と遺言を残し亡くなってしまいました。 お妃より美しい女性はこの世にただ一人、王女だけ。 王さまは王女に結婚を申し込みます。 困った王女はロバの皮に身を隠し、姿を消してしまいます。 家畜の世話係として暮らし始める王女。 正体を知らずに、王女に一目惚れする王子。 幸せをつかむために王女が考えた、恋の魔法とは...!? 幻想的なお伽噺の映画化。 製作はマグ・ボダール女史、監督は「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のジャック・ドゥミー、十七世紀フランスの詩人・作家のシャルル・ペローの童話「ロバの皮」をジャック・ドゥミーが脚色、撮影は「ロシュフォールの恋人たち」のギスラン・クロケ、音楽はミシェル・ルグランが各々担当。 出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ジャック・ペラン、「美女と野獣」のジャン・マレー、「去年マリエンバートで」のデルフィーヌ・セイリグ、そして若くして世を去る女王もカトリーヌ・ドヌーヴが扮している。 色彩が美しい映画だった。 それもそのはず、■ロシュフォールの恋人■や■シェルブールの雨傘■の監督の作品。 どちらもまるで砂糖菓子のようなキュートな作品。 「ロバと王女」も同じテイストだ。 [監][脚]ジャック・ドゥミ [音]ミシェル・ルグラン [出]カトリーヌ・ドヌーブ !! 2019年になくなったミシェル・ルグラン 音楽作品を今、特集の中のひとつ。 突っ込みどころ満載の映画。 妖精の住む場所には、電話があった!! 王女の結婚式に、王様と共にヘリコプターで登場!! (王様が妖精の未来を見抜く力はすごいと言っていたけど、すごすぎるやろ。)((´∀`))ケラケラ ところで、この物語は、「シンデレラ」によく似てる。 ◎シンデレラ。 ガラスの靴がピッタリあう人がお妃になる。 ◎ロバの皮。 指輪がピッタリとあう人がお妃になる。 なぜ、ロバの皮なのかというのだが 王女は、熱心に求婚してくる父親=王を拒絶するために難題を出す。 その中に宝石を産むロバの皮というのがある。 王女が要求したのは、空の色、月の色、太陽の色のドレスと 宝石のフンをするロバを殺してその皮までをも王女に贈った。 近親婚を避けるため、王女はロバの皮を身にまとって王国を脱出するというストーリーだ。 求婚者に無理難題をいうのは、日本の「かぐや姫」も同じ。 そして、シンデレラもロバの皮も、ちょっと、あざといのでは?と思うのは私だけ? シンデレラは、舞踏会のあと、ガラスの靴をお城の階段に残してゆく。 ロバの皮に至っては、作ったお菓子に、自分の指輪を埋める!! あざとすぎるやろ!!(⌒∇⌒) 童話が原作なのに、春休み中の小学生が見たら喜ぶだろうなと思うが、もちろん、子どもだけに見せるにはもったいないほどの映画だ。 ■フランス音楽界の巨星ミシェル・ルグラン作品■ ■上映劇場■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.27 19:50:13
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