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2020.05.25
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カテゴリ:映画
21世紀の資本
働いても豊かになれない!
格差はなぜ無くならない?!


ピケティは、時はフランス革命に遡り、植民地主義、世界大戦、数々のバブル、大恐慌、オイルショック、リーマンショックなど、300年に渡る歴史の中で社会を混沌とさせた出来事と経済の結びつきを紐解いていく。
──今まさに、歴史は繰り返されようとしている。
如何にして我々は経済の負のスパイラルから抜け出せるのか?
ピケティを始め、ノーベル経済学受賞のジョセフ・E・スティグリッツ、ジリアン・ラット、イアン・ブレマー、フランシス・フクヤマ他世界をリードする経済学者が集結。
世界中の経済・政治の専門家たちが、膨らみ続ける資本主義社会に警鐘を鳴らし、知られざる真実を暴いていく!
『ウォール街』『プライドと偏見』
『レ・ミゼラブル』『ザ・シンプソンズ』■『エリジウム』■…。
700ページを超える原作本とは異なり、映画版『21世紀の資本』は名作映画や小説などをふんだんに使い、過去300年に渡る世界各国の歴史を”資本”の観点から切り取ってみせる。
世の中が成熟すると資本主義は平等になる、というクズネッツの定説をひっくり返した原作者トマ・ピケティは、
現代は第一次世界大戦前の不平等な時代に戻ってしまっている」と警鐘を鳴らす
日本でも大きな社会問題となっている「格差社会」の真相を分かりやすく描いた、唯一無二の”学べる”映画。
ピケティ自身が映画の監修・出演をこなし、世界中の著名な政治・経済学者とともに本で実証した資本主義社会の諸問題を映像で解説。
■世の中に『渦巻く格差社会への不満や政治不信。
誰も正しく教えてくれなかった本当の答えがこの映画にはある。
ピケティとの共同作業で、ニュージーランドを代表を代表するヒット監督ジャスティン・ペンバートンが描く、目からうろこの驚きに満ちた103分。
■昭和の高度経済成長や平成のリーマン・ショックは何だったのか?
21世紀を生きる日本人必見の経済ムービーが登場。

「資本」とか「経済」とか「格差」・・・言葉が難しそう・・・と思う人は、まず見て欲しい。
ニュースや映画で過去300年に渡る世界各国の歴史を”資本”の観点から切り取ってみせる。
 全てが面白かったけれど、
「■プライドと偏見■はお金の話だ!!」というのが面白い!
*女性には財産の相続権がない。
*結婚相手は、金持ちが望ましい。
*高慢で気難しいミスター・ダーシーも金持ちだから結婚相手になる。
もし貧乏人だったら誰が相手にするものか・・・。

全部、お金にまつわる話だ。

*作者のジェーン・オースティン(1775年12月16日生、1817年7月18日没)は、金持ちの娘でなくても、美しく機転の利く娘なら
上流階級の金持ちと結婚できるというが、そうはいかない!
金持ちの男性は、金持ちの女性と結婚して富を増やすのだという。

私も思ってた、ジェーン・オースティンモノって好きだけど、「シンデレラ・ストーリーだ!」と!!
あり得ないから面白いのかも。
 元イギリス首相、マーガレット・サチャーの話も面白かった。

「サチャーは、『究極の成り上がり』だ」と言う。
彼女は、雑貨屋の娘として生まれた後、オックスフォード大学で学んだ」とか、
サッチャー首相、雑貨屋の娘です」など1970年代のイギリスでは、雑貨屋の娘が首相になることが珍しかったのだ。
 そういえば、■チャーチルは、■英国首相にして、貴族の息子。
生まれた家は、ブレナム宮殿。
長い間貴族階級が政治経済を自分たちの私物化してきたので「雑貨屋の娘」が首相になることは、ビックリ!なことだったのだ。
「ファッションの流行を作るのは、資本家だ」や、「クリスマスを流行らすのは、資本家だ」の解説も面白かった。

また、これからの労働の形態として、個人事業主的なものが増えるとも言っていた。
「個人事業主」といえば聞こえはいいが、フリーで働く人、もっといえば、非正規雇用的な労働者だ。


映画を見に行ったのは、5月24日。
コロナの影響で「ウーバーイーツ(UberEats)」という箱を背負った人をよく見かけた。
「ウーバーイーツで働く人は、オンラインで仮登録をしたうえで、各地にある登録センターに赴き、その時にあのロゴが入ったバッグ(ウバッグというらしい)を購入し、説明を受ければ登録が完了。
ここまではやや手間がかかりますが、その後は個人事業者として、自分の都合のいい時間に配達員として働けます。」

しかし、彼らは有給という制度はない。
いろんな保険もない・・・。
今のままの制度で資本主義が進めば、社会は非正規だらけになるだろうということだ。

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Last updated  2020.05.25 00:07:13
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