テーマ:映画館で観た映画(8578)
カテゴリ:映画
すべてを、この目に焼き付けて・・・。 画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、結婚を拒む娘エロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。 身分を隠して近づき、密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定されてしまう。 だが、描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。 キャンバスを挟んで見つめ合い、美しい島をともに散策、音楽や文学について語り合ううちに、ふたりは恋に落ちる。 この映画は、2019年カンヌ映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞。 女性監督がパルム・ドールを受賞したのは、1993年の「ピアノ・レッスン」以来だそうだ。 画家のマリアンヌが島の浜に立つ姿に、「ピアノ・レッスン」を思い出した。 監督が女性で、主役も女性、その相手役も女性。 ストーリーはほとんど、この二人の会話で出来ている。 セリフがあるのは、この他に貴婦人の母親と屋敷に努める若い女中。 この映画は、この4人のセリフで出来ている。 設定が18世紀だから、当時の衣装や様子が描かれて興味深かった。 ●生理痛は、沢山のサクランボの種を温めて、お腹を温める。 ●未婚の女性が妊娠した時、 高い所からぶら下がったり 薬草を飲んだり、 倒れるほど走ったり・・・。 それでもダメな時は、おろしてくれる女性に頼む。 こんなエピソードも女性に関わることだ。 結婚したくないために、自殺した、この屋敷の長女。 当時、貴族の結婚は、会ったこともない人とするのが当たり前。 そのために、肖像画が必要で、この時代、女性の画家も結構いたそうだ。 マリー・アントワネットの肖像画は、友人の女性画家が描いたものだそうだ。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.24 00:01:40
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