テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
この筆で、世界を変える。 町人文化が花開いた江戸の町。 その片隅に、日の目を見ることなく過ごす1人の貧乏絵師がいた。 勝川春朗(柳楽優弥)。 後の葛飾北斎である。 腕は確かだったが、傍若無人な振る舞いが災いし、師匠からは破門され、食うこともままならない日々を送っていた。 そんな北斎にある日、人生を変える転機が訪れる。 歌麿、写楽を世に出した希代の版元・蔦屋重三郎(阿部寛)が、北斎の秘めた才能を見出したのだ。 重三郎の後押しによって、“絵の本質”に気づいた北斎は、その才能を開花。 誰にも真似できない革新的な絵を次々と生み出し、たちまち人気絵師となる。 その奇想天外な世界観は、瞬く間に江戸を席巻。 さらに町人文化を押し上げることに。 ところがそこへ、北斎の盟友で戯作家の柳亭種彦(永山瑛太)が、幕府の禁に触れたとの報せが飛び込んでくる。 信念を貫いた友のため、北斎は怒りに震えながら、命懸けの作品を仕上げるが……。 5月の間、閉まっていた映画館が再開した。 大阪のコロナ患者の人数が大幅に減った。 コロナワクチンを1回打った。 などなどの理由から、久しぶりに映画を見に行った。 「HOKUSAI」は、大人気で、2回目の回は、売り切れ、3回目の回は、残り2席だった。 北斎が主人公だが、★浮世絵師:北川歌麿 ★浮世絵師:東洲斎写楽 ★作家:柳亭種彦、それに、など、版画や本の作家、絵師が総出演。 北斎や歌麿、写楽の才能を見出し、育てた版元:蔦屋重三郎も出てくる。 蔦屋重三郎は、蔦重とよばれ、父親が吉原遊郭の勤め人だったので、吉原生まれだそうだ。 歴史ものが大好きで、当時の暮らしなどが好物なので、とてもいい映画だった。 着物なども、今では見ない柄のものがあったり女性の帯の結び方も確認しただけで3種類と多彩。 蔦屋重三郎の着ている着物は、いかにも江戸のリッチな人のものと言う感じ。 北斎の住んでいる長屋の中も今でいうところの、1K。 入ってすぐに、流しと水瓶などがあって、そこで簡単な料理をするのだろう。 あとは、小さな畳の部屋。 しかし今のように家具がないから、狭さを感じない。 北斎の妻、コトが寝ているシーンの夜具は、かいまき。 夜寝る時の布団は、 *上方(大坂)は、四角い布団。 *他の地方は、夜着で、襟や袖がついている(かいまき)だ。 北斎は70歳過ぎて、脳卒中で倒れ、体が不自由になる。 しかし、不自由な体をおして、一人で旅に出る。 杖にすがって歩き、見て回り、それを絵にしたいと思い不自由な手で描く。 歩いて景色を見たい、それを絵にしたいと思って行動する。 これって、リハビリやん!! もし私が、体が不自由になったら、北斎のことを思い出して、リハビリしようと思った。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.07 00:08:14
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