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カテゴリ:映画
愛の数だけ、秘密がある。 エジプトの神秘的なナイル川を進む豪華客船内で、新婚旅行を満喫していた大富豪の娘リネットが何者かに殺される。 容疑者はリネットの夫サイモンや、サイモンの元婚約者であるジャクリーンのほか、リネットとサイモンの結婚を祝うために集まった乗客全員。 偶然にも船に乗り合わせた私立探偵のポアロは捜査を開始するが、愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合ったこの事件は、やがてポアロ自身の人生をも大きく変えることになる。 ミステリーの女王と謳われるアガサ・クリスティ原作の「ナイルに死す」を、『オリエント急行殺人事件』に続き、ケネス・ブラナーが監督と主演を兼任し映画化。 エジプトのナイル川を巡る豪華客船で大富豪の娘が殺害され、名探偵ポアロが“船上の殺人”という密室トリックの解明に挑む。不運の死を遂げる美女をガル・ガドットが演じ、殺人の容疑者にはアーミー・ハマー、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライトらが名を連ねる。 ポアロというば、ちょび髭がトレードマーク。 しかし、今回のポアロは、カイゼル髭っぽい大きな髭をたくわえていた。 ■ポアロの外見は■ 背丈162.5センチメートルの小男で、緑の眼に卵型の頭・黒髪で、ぴんとはね上がった大きな口髭をたくわえている。 とあるので、髭に関しては、この映画でいいのかも知れないが、体格や滑稽ともいえるほどの独特の魅力は■BBC版■がピッタリ。 なぜ、BBCの俳優を使わなかったのかと思ったら、監督がポアロ役をやっていた!! そして、映画の中で、ポアロが髭をはやす理由が描かれていた。 ポアロのセリフの中で、 「田舎で、カボチャを作って暮らしたい」というのがあるが、実は、カボチャを作っているシーンが出てくる原作があった。 ■カボチャの件を調べたら■、 引退して悠々自適に生活し、カボチャ(正確にはペポカボチャの一種で外見が冬瓜に似る)を育てるのが夢で、 実際に『アクロイド殺し』などでそのような生活を実現しているが、 難事件・怪事件が引退を許さず、自身も実際には隠棲生活には適応できない様子である(『アクロイド殺し』では不意に癇癪を起こし、せっかくのカボチャを塀越しに投げ捨てるという暴挙に及んでいる)。 とある。 「アクロイド殺し」もう一回読もうと思う。 孫のマシュー・プリチャードの証言では、クリスティはポアロにうんざりしていたが、出版社などに半ば強制される形でシリーズを書きついでいた。 「シャーロック・ホームズ」も同じで、作者のアーサー・コナン・ドイルは、ホームズものを書くことが嫌になり、「最後の事件」で極悪人モリアーティ教授と組みあったまま滝壺に落ちて生死不明となったという形で終わらせている。 しかし、全世界の読者と出版社の強い要望で復活。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ナイル殺人事件」は、1937年に発表された。 実際にアガサが現地に行って見た作品は、旅行ガイド的な楽しさがある。 大きなクルーズ船を借り切って、ホテルのコックや召使を乗せて、優雅な旅行。 アガサ・クリスティーの描くゴージャスな世界は、豪華で優雅で・・・。 そんな世界は、見るのは大好きだけど、そんな旅行がしたいとは思わない。 ■名探偵ポアロ・動画■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.08 11:35:33
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