テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
耳の聞こえない家族と健聴者の少女が織り成す感動作 豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。 陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。 新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。 すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。 だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。 悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。 タイトル、「Coda(コーダ) あいのうた」のCodaとはなにか? コーダ(CODA, Children of Deaf Adult/s)とは、きこえない・きこえにくい親をもつきこえる子どものことを指す。 両親ともきこえなくても、どちらか一方の親だけがきこえなくても、また親がろう者でも難聴者でも、きこえる子どもはコーダとされる。 1980年代にアメリカで生まれた言葉である。 1994年に世界ろう者会議が開催された際に、聴覚障害者とともにその成人した子供たちも集まったことから「コーダ」という概念が広まる契機となった。 この映画を機会に「Coda(コーダ)」という言葉やその家族の悩みなどがよく分かった。 また関連する研究では、コーダが成長とともに親に対して複雑な感情を持ちやすいこともわかった。 中津は自身の体験も含めて 「コーダは親の病院の診察や重要な契約で、高度な通訳を担って疲弊することもある。 周囲の大人は、子供の年齢にそぐわぬ過度の負担がないか気を配ってほしい」と訴えた。 とあるが、そっくりなことが映画の中に描かれていた。 コーダあるあるなのだ。 ■アカデミー賞・作品賞■ ■アカデミー賞・助演男優賞:トロイ・コッツァー■ 受賞発表の様子…… 客席からも手話の拍手が一斉に湧き上がる。 聴覚障害のある俳優が受賞するのはオスカー史上2度目。 ホワイトハウスでも上映され、「バイデン大統領たちに手話で汚い言葉を教えようとして、おとなしくしろと言われた」などジョークを交えながら、作品を評価してくれたアカデミー会員や映画ファン、聴覚障害のある人、そうでない俳優の橋渡し役を務めたシアン・ヘダー監督らスタッフに感謝を述べたトロイ。 そして、自動車事故で体に障害を負った自らの父親にリスペクトを捧げつつ、「オスカー像をろうあ者、そしてコーダ、障害者のコミュニティーに捧げます。 わたしたちはやり遂げました」と締めくくった。 ■アカデミー賞・脚色賞■ ★ルビーの家族、父母、兄には、実際に聴覚障害者を起用している。 ★ルビーの父親が、車を運転していてビックリ!! ★コーダが「コーダ あいのうた」を見たら。 (聾者が見る動画ということで、テロップをつけている。 こういうところが、コーダならではの、気づきなのだろうなと思った。) ■【前編】コーダあるある!?あれは許せない!? 映画「コーダあいのうた」■ ■【後編】下ネタ言う!?子供の頃嫌なことあった?? 映画「コーダあいのうた」■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.06 00:02:51
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