テーマ:映画館で観た映画(8579)
カテゴリ:映画
この街で、わたしは「特別」な、何かになりたかった・・・。 作家を目指すジョアンナは、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の女上司マーガレットの編集アシスタントとして働いている。 そんな彼女の仕事は、サリンジャー宛に世界各地から大量に届くファンレターの処理。 心揺さぶられる手紙に触れるにつれて、定型文で返事を返すことに気が進まなくなった彼女は、個人的に手紙を返し始めることに。 偉大な作家の声を借りていくうちに、ジョアンナは、友人や恋人との関係や、自分の将来について見つめ直していく。 90年代ニューヨークの老舗出版エージェンシーを舞台に、作家を夢見るジョアンナの自分探しを描くドラマ。 ジョアンナを演じるのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で存在感を放ったマーガレット・クアリー、上司のマーガレット役を『アバター』などに出演するシガニー・ウィーバーが務める。 原作はジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」で、人間ドラマの名手フィリップ・ファラルドーがメガホンをとる。 ジョアンナ・ラコフは劇中でジョアンナがエレベーター前のホールですれ違う女性の役でカメオ出演している。 まるで文芸版 『プラダを着た悪魔』のような、と言われる。 「プラダ・・・」の編集長は、本当に、理不尽だと思ったけど、「マイ・ニューヨーク・・・」の編集長の言ってることは、そんな無理なことではないと思った。 ジョアンナの勤める「出版エージェント」って出版社ではないらしい。 出版エージェントとは、著者の代理人として出版社へ企画を持ち込んだり、著作物の権利管理を代行するひと。 出版業界の動向を踏まえて最適な出版社や担当者を見つけたり、作家が出版社等と対等に渡り合うために条件を交渉する業務などを行う。 日本ではまだあまり主流ではない が、欧米では一般的なスタイル。 ■サリンジャーを見出した出版エージェンシー■ ジョアンナが勤める出版エージェンシーは、1929年に設立された「ハロルド・オーバー・アソシエイツ」。 サリンジャーをはじめ、アガサ・クリスティ、ウィリアム・フォークナー、F・スコット・フィッツジェラルドなど数々の文豪の 作品の契約・著作権の管理などを行う。 二代目社長のドロシー・オールディングは長年にわたりサリンジャーのエージェントを務め、数々のベストセラーが生まれた。 マーガレットのモデルとなった人物は、サリンジャー 担当と経営を引き継いだ女性エージェントのフィリス・ウェストバーグ。 ◎原題は、「サリンジャーと過ごした日々」というくらいだから、 全編にサリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」やその人となりが出てくる。 私は、サリンジャーは未読だけど、読んで、好きだったらもっと面白かっただろうと思う。 ■主人公と上司のレトロでかっこいいファッション■ 主人公の色使いが個性的なファッションと真似したくなる髪型で大人の第一歩を踏み出す。 自分のビジョンもしっかり持っているから魅力的。 あまりにもキュートだから全力で応援したくなった! LiLiCo映画コメンテーター ◎主人公の服、トップスとスカートの組み合わせが多かった。 可愛くて悶絶!! 全てのトップスに衿が付いていたと思う。 帰りに、服を売っているお店で似た服はないか探した。 モデルが違うけど・・・。( ;∀;) 編集長は、フードのあるトップスはダメ、ジーパンもダメというので、ジョアンナの着ている服を見るのも、この映画のおすすめポイントだ。 映画の中で、「ティファニーで朝食を」の中の曲、「ムーンリバー」が流れていた。 ニューヨークを舞台にした「ティファニーで朝食を」をリスペクトしているのかな? いい曲・・・。 ■出版エージェントの部屋が素敵!!■ この事務所は、編集長の好みで、パソコンを置かない! 90年代でパソコンは、入ってきているのに、嫌いだという理由でタイプライターを使っている。 一台はいったパソコンは、黒だからいいという理由。 今でこそ、一人1台、もしくは2台使って仕事をしているけど、90年代ってこんな感じだったのか? いや、この事務所が遅いだけ。 90年代に近所に住んでいた友人が、 「休みます」というのを電話で言いにくいから、FaX.で送ると言っていた。 その後、最近は、メールで休みますと送ると言っていた。 私は、1960年代から働いて、パソコンも使う時代まで働いたけど、、 90年代は、そういう過渡期だったのだ。 アールデコのNYのビルがかっこよくて、行きたいな、NY・・・。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.12 00:25:33
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