テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
世界のファッションを塗り替えた革命は、チェルシーの小さなショップから始まった・・・。 第二次世界大戦後、戦争の爪痕と階級差別が残るロンドンで、若者たちは自由を求めていた。 フランスのオートクチュール発の優雅で女らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントは、1955年に自分が着たい服をクリエイトしたロンドン初のブティック《BAZAAR》をチェルシーのキングス・ロードにオープン。 開店直後からマリーがデザインした服は奪い合いになり、60年代初めには動きやすく少女らしさを演出するミニスカートが世界中で大ブームを巻き起こした。 若い女性の“ほしい”に敏感なマリーを支えたのは、夫のアレキサンダー・プランケット・グリーンと友人のアーチー・マクネア。 ブランドのアイコンであるデイジーはファッションから下着、メイク、インテリアと生活に広がり続け、3人はファッションビジネスの新機軸を打ち出してゆく。 1960年代、“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれたカルチャーの中心人物である 伝説のデザイナー、マリー・クワントの素顔に迫ったドキュメンタリー。 60年代初め、ミニスカートで大ブームを呼んだマリーは、世界のファッションに革命を巻き起こす。 モデルのケイト・モス、ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド、ミュージシャンのデイヴ・デイヴィスらが出演。 監督は、ファッショニスタとしても知られ、■「アーニャは、きっと来る」■などで活躍するロンドン出身の女優サディ・フロスト。 私は1960年代には、マリー・クワントの名前を知らなかった。 しかし、ミニスカートは、皆がはいていた。 インターネットが無かった時代、みんなどうやってミニスカートを知ったのだろうか? そこで浮かんだのが、テレビのCM「レナウン娘」。 レナウン娘とは、日本のアパレル企業「レナウン」がかつて放映していたテレビCMのことである。 ワンサカ娘という。■動画:ワンサカ娘'64■ 今だったら、ロンドンで流行っているものがリアルタイムで分かる時代だが、ネットがなく、テレビも一家に一台という時代。 きっと流行に敏感なCM業界がミニスカートをはいて楽しそうに踊る画を流して、私たち庶民がミニスカートを知るという時代だ。 また、歌手のスカートを見て知ることも。 それまでは、歌手は人形のドレスのような長い裾の服を着て歌っていた。 ところが、若い歌手がミニをはいて歌うようになって、あっという間に広がった。 1967年の■真赤な太陽■では、美空ひばりもミニスカートをはいて歌っている。 時代も彼女に味方したのだろうと思う。 1945年、第二次世界大戦が終了。 10年くらいは、女性の服といえばパリが本場という時代。 先日見た■ミセス・ハリス、パリへ行く■もロンドンの貧し未亡人が本場、パリに洋服を作りに行く話。 当時、流行の服が買えるのは、セレブだけ。 そんな中、普通の女性も服が欲しいという思いに上手く合ったのだろう。 当時は分からなかったけれど、マリー・クワントは、ビートルズやツイッギーと並ぶ1960年代のアイコンだったのだ!! にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.06 00:41:03
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