テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
80年代、生まれ変わるパリ・・・。 もう一度、私は輝き出す。 1981年、パリ。 結婚生活が終わりを迎え、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、 深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。 そこで出会った少女、タルラは家出をして外で寝泊まりしているという。 彼女を自宅へ招き入れたエリザベートは、ともに暮らすなかで自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していく。 同時に、ティーンエイジャーの息子マチアスもまた、タルラの登場に心が揺らいでいて…。 訪れる様々な変化を乗り越え、成長していく家族の過ごした月日が、 希望と変革のムード溢れる80年代のパリとともに優しく描かれる。 この映画の主役は、シャルロット・ゲンズブール。 ■セルジュ・ゲンスブール■って誰?? って思う人も、「夢見るシャンソン人形」の作詞、作曲をした人、といえば、なるほどと思うだろう。 母親は、ジェーン・バーキン。 それ、誰??って思う人も、 英仏にまたがる代表的マルチ・アーティストで、 女優シャルロット・ゲンズブールら三姉妹の実母としても知られる。 モデルとしてファッション界にも影響を及ぼし、 フランスの老舗メゾンエルメスの定番バッグ「バーキン」の由来にもなった。といえば、納得すりだろう。 シャルロット本人も小さい頃「なまいきシャルロット」という映画で見たことがある。 乳がんで乳房を摘出した役だったけど、実際はどうなんだろう? 映画の舞台は、1980年代のパリ。 当時は。 1981年、「Changement et Espoir(変革と希望)」を掲げた社会党のミッテラン氏が大統領に当選。 1989年、隣国ドイツのベルリンの壁崩壊とともに幕を閉じたこの10年は、その自由で活発な風潮からフランスにとって政治だけでなく、芸術的にも転換点といえる時期であった。 フランスでは “人は祖国で形成される”、そして“人は子供時代に形成される”とよく言われます。 それって分かる!! 私は子供時代を昭和20年代の終わり~30年代に過ごした。 私は、昭和30年代に形成されたと思っている。 深夜ラジオ「夜の乗客」が映画の中でしばしば出てくるが、80年代に実際にあった番組。 ミカエル・アース監督の幼少期、実際に放送されていた「Les choses de la Nuit(夜の出来事)」という番組がモデル。 視聴者参加型のコーナー「Quel est votre prénom?(君の名は?)」では、ゲストがスタジオ内の小部屋に案内され、自分の人生を語る。 テレビの深夜番組の台頭を横目に、深夜放送のラジオ番組はエリザベートをはじめ、眠れない夜を過ごす人々を支え、人と人とをつなぐ架け橋となっていた。 ■監督インタビュー■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.04 00:03:32
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