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2023.06.09
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カテゴリ:映画
ウーマン・トーキング私たちの選択

赦すか、闘うか、それとも去るか・・・。

2010 年、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件。
これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」である、
と男性たちによって否定されていたが、
ある日それが実際に犯罪だったことが明らかになる。
タイムリミットは男性たちが街へと出かけている2日間。
緊迫感のなか、尊厳を奪われた彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う―。

 この物語は、19世紀のものではなく、ボリビアで21世紀に起こったこと。
コミュニティの男たちが女性に薬を盛り、意識を失っている間にレイプするという非道な振る舞いを何年にもわたって続けていた。
コミュニティの女たちは、世間の当たり前を知らず、読み書きも出来なかったので、レイプさてても、何が起きたのか分からなかった。
「悪魔の仕業」、「作り話」と男たちに言われれば、そうかなと思うしかなかった。

自給自足でまわりと関わらない暮らしをしていたら、そうなるのかと不思議な感じ。
ところが、ある男が現行犯で見つかったことから、事件は明るみに出る。
「赦す」「戦う」「出ていく」の3つの中からどれを選ぶか、被害者の女性たちの話し合いが始まる。

「赦す」は、これまで通り、なにも無かったことにして暮らす。

「闘う」は、村に残って男と闘うという選択。

「去る」は、逃げるのではなく「去る」のだ。

どの選択も辛い。
 殆どが「トーキング=会議」の場面。
本年度のアカデミー賞で作品賞、脚色賞の2部門にノミネート。
脚色賞を受賞し、初のオスカーを獲得した。



映画館の近くで宗教団体が演説したり、チラシを配ったりしていた。
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Last updated  2023.06.09 00:40:03
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