[F県迷走編]の記事一覧 | パチンコ店の裏事情　改め　本当にあった業界の裏話

Z店へ面接に行く。（F県迷走編その９）

パチプロを目指すもあっと言う間に種銭が底をついた。やっぱり地道に働かなきゃと言うことで・・・正社員で仕事を探すもなかなか見つからない。仕方なくというか・・・やっぱり経験のあるパチ屋で働こうと思い、近隣で一番繁盛しているZ店に面接に行く。このZ店は道路の向かい合せに２店舗あるのだが、両店とも連日超満員という凄い店舗だった。一度スロットを打ちに行った事があるのだが、２時間待っても席が空かないのでそのまま帰った記憶がある。Z店に面接に行くと即採用となる。とりあえず仕事を探しながら働こうと思い、今回はアルバイトで入社する事にした。時給は１０００円だった。休みは月２回の店休日の他に２日しか休めないらしい。アルバイトなのに休みは決められていた。なんとなく遅番はやりたく無かったので、早番専門のアルバイトという事で翌日から出社する事になった。Z店のラインナップは、羽根物コーナーがビッグシューター２０台ファインプレイ２０台セブン機がエキサイトジャック４０台CR黄門ちゃま８０台CRフィーバービーチ４０台CRフィーバーネプチューン４０台春夏秋冬４０台アレパチがアレジン４０台エキサイト４０台CRバカづき浜ちゃん４０台スロットがニューペガサス（１．５号機）２０台ニューパルサー４０台パワーゴリラ２０台パワーゴリラは途中で入替で'入ったのですが、その前の機種は忘れました。いよいよ開店後１時間以内に空台が無いという超高稼働のZ店で働く事になります。Z店で働いていた時期は、自分の人生の中でも波乱の２年間です。店舗でもプライベートでもいろんな事が起こります・・・次回からF県Z店編として書いて行きます。F県Z店編その１に続く。

パチプロになるが・・・（F件迷走編その８）

塗装の営業を華麗に一ヶ月で辞める事にした。辞める事にした理由は前回のブログで書きましたが、もう少し思い出した事があるので補足します。３ヶ月間は給料の保証があるのですが、３ヶ月を過ぎると給料の保証が無くなり、契約を確実に取っていかないといけなくなるので、３ヶ月以内に辞める確率がかなり高い会社でした。役職になると金額のノルマもあり主任だと毎月３００万以上、所長で毎月５００万以上の金額が必要らしく、その金額を１ヶ月落とすとイエローカードと呼ばれる書類が届きます。来月も金額を落とすと降格になりますよ！という内容です。２ヶ月落とすとレッドカードと呼ばれる書類が届き降格になります。ネットで調べてみるとこの会社はまだ存在しています。しかし、県内１０数ヶ所あった営業所は２ヶ所になっていました。昔は塗装と瓦止めだけだったのですが、今では住宅のリフォーム全般を取り扱っているようです。今も昔のような嘘のモニター工事の内容の書類を使ったり、強引な営業をやっているかどうかはわかりません。辞めたのは良いのですが、自分には中古で買ったインスパイアのローンが・・・Mさんには１０００万の借金が・・・実家を出ている関係で生活はかなり苦しく、このままでは生きていけません。ある日たまたま寄った「J」というパチンコ店で、１台だけ空いていた「CRバカづき浜ちゃん」という台で、３０００円分のカードを購入して着席。１０００円で大当りして５２連チャン・・・２５万位勝ってしまう。この時点でなんとか生活費は確保出来てホッとしていた。残りのカードで後日、同じ店に行くと、また２０万位勝ってしまう。J店は家から車で２時間程離れているので、後にも先にもこの２回しか行っていない。１週間で４０万位の現金を手にしてしまい、仕事を探すよりもパチンコをする時間が多くなる。しばらくパチンコで生活しようと目論むが、自宅の近くの店にある「バカ浜」を打ち大負けしてしまう。あっと言う間にお金は底を尽き・・・夢のパチプロ生活は２週間程で幕を閉じる。世の中はそんなに甘くない。やはり仕事をしなくては。そこで自分が出した答えとは・・・F県迷走編その９へ続く。

番外編：塗装会社の裏事情（F件迷走編その７）

テレビやラジオでCMを流しているある塗装会社の営業をやった時の裏事情です。あくまでも自分がたまたま入社した会社の実体験です。全ての塗装会社がこのような実態では無いと思います。面接の時の説明では朝９時から夜６時が定時だった。残業などに関する説明などは一切無し。来るものは拒まずといった感じだった。入社して１週間位の仕事はポストに投函する為の封書作りだった。１枚目の紙には「まる秘」というスタンプを押す。「まる秘」を押した紙にこのような内容だった。この封書はお宅様だけへのご案内です。本格的営業に入る前のモニター工事をして頂ける方を募集しています。モニター様だけの特別価格として、原価で工事をさせて頂きます。利益は一切頂きませんので是非ご検討下さい。（もっとコテコテした長い文章だが内容的にはこんな感じ）実際はモニター工事でも何でもないので虚偽の内容。２枚目の紙には強調したい部分にマーカーで印を付ける。この紙には金額の例が載せてある。従来の工事だと○○○万円かかるが、モニター工事だと○○万円でOKのように。お得感を最大限に強調するような内容。実際はモニター工事でも何でもないので虚偽の内容。マーカーで印を付ける位ならどうして色を印刷しないのか聞くと、手書きの方が見てもらいやすいと言う答えであった。３枚目のカラーの紙はそのままでOK。塗装や瓦止めなどの商品の説明。４枚目のカラーの紙もそのままでOK。契約している俳優さんを載せたCMのイメージ広告。これらの４枚の紙を３つ折りにし、封筒に入れ糊付けする。封書を作りながら当然内容を読むわけで・・・胡散臭さをものすごく感じていました。朝９時から夜６時までみっちりとやる。１週間で１０００部程作成した時、所長から「じゃあ明日から営業に出ようかと言われる。」営業が始まってからは朝８時に出勤になると言われる。８時に集合して営業する場所まで移動する必要があるかららしい。朝８時に集合すると軽の営業車に４人ずつ乗り、好きな営業場所へと向かうのだが、同じ場所への営業は２ヶ月以上空けるのがルールらしい。モニター工事を何度も募集していたら胡散臭いので当然と言えば当然である。初日の営業場所は近場の住宅街だった。住宅を見ながら建物の大きさ、何階建てか、建物は新しいは古いか、壁はどんな素材でどんな色か、屋根は瓦かコロニアルか、色は何色か、住宅の情報を調査シートにまとめる。これは以前の塗装工の経験が活き、すぐに出来るようになった。調査シートを書いた物件には事前に作成した封書に表札の名前を書き投函する。１日１００件は回るようにと言われるので１０００部作っても１０日分しか無い。入社してから一週間は営業に回らなかったので封書を作れたが、営業を回るようになった一体いつ作るのか？営業を回るようになると勤務中に封書を作る時間は無い為、書類と封筒を自宅に持ち帰り、帰宅してから作るのである。奥さんがいる方は奥さんに作ってもらってる人もいた。朝９時頃から外回りをしている訳ですが、昼休みはありませんでした・・・お昼ご飯（夕ご飯？）は夕方に営業所に戻ってから食べる事になる。１６時から１７時頃営業所に戻ってからは、１８時から２１時までのテレタイムと言う電話攻撃に備え、今日回った物件の電話番号を電話帳と１０４を駆使して調べる。この時間にお昼ご飯（夕ご飯）を食べる。休憩時間はあって無いようなものだった。当然１８時の定時に帰宅する事は不可能で、２１時のテレタイム終了までは帰る事は許されない。歩合制の営業職という事で残業手当は当然無かった。テレタイムでの営業トークも決まっており、モニター工事でとにかくお得だと言わなければならない。少しでも興味がありそうだったり、気が弱そうな相手の場合は今から伺って説明しますと伝え、とにかく突撃する。大体５００件に１件位の割合でしか訪問に繋がらない。訪問する場合は所長か主任が必ず同行する事になっており、成約するとアポを取った人間が７割、同行して説明してくれた所長or主任が３割、成約になった場合の取り分はこんな感じになっていた。あくまでもモニター工事なので原価でやりますという虚偽の説明をし、顧客には今やらなければ損をするように思わさなければならない。塗装工事１件の価格は８０万～２００万位と高価だったので、なかなか成約に結び付く訳も無く、当然原価で工事などやっている訳が無い為十分利益は出ている。どうしても成約に結びつけたい場合は２割まで引いても良いという決まりになっていた。毎日２１時まで電話で虚偽の内容でアポを取り続け、帰宅してからは深夜まで封書作りをしなければならず、アホらしくなって１ヶ月も経たずに辞めましたｗ自分がいた１ヶ月のうちに５人位入っては辞めてましたけど・・・辞めるとなると新たに仕事を探さなければならず・・・苦悩の日々は続くのでした。F県迷走編その８に続く。

実家を出る。（F件迷走編その６）

Mさんの１０００万の借金が発覚し、実家にまで督促の電話が鳴り出すようになり、母から出ていって欲しいと言われる。母の言ってる事は間違っていない為、とりあえず実家を出る事にした。住むところを探さなければいけなかったが、母が知り合い経由で団地への入居を申し込んでくれた。３DKで家賃は１７０００円と激安物件だったので、しばらくそこで暮らす事にした。実家に住んでいる時は母の車を借りていたが、別で暮らすとなると足が無いと不便なので、当時、人気のあったホンダのインスパイアの黒を買った。Mさんが働いた分はほとんど借金の返済に消えた。自分の働いた分は生活費と車のローンに消えた。当然、生活はかなりきつかったが、ベルトコンベアの職人の仕事を辞める事にした。まだ働きだして３ヶ月だったが、理由は月の半分は出張で深夜まで残業をしていたが、残業手当が全く付いていなかった。生活の為に深夜までの残業も文句を言わずやってきたのに、残業代を支払う余裕が無いので、しばらく基本給だけで我慢してくれと言う。安月給でこき使われた上に、社長は昼間から毎日、酒を飲んでいて全くやる気がないし、いろんな意味で嫌気がさしていた。伯父さんの紹介だったので伯父さんには電話で事情を説明し、断りを入れた上で辞める事になった。辞めてすぐに仕事を探さないと生活が出来ない為、求人情報誌を見て仕事を探していると、いつもラジオでCMが流れていた某塗装会社の営業の仕事を始める事にした。この塗装会社が悪徳業者とわかるのにそれほど時間はかかりませんでした。次回、悪徳塗装業者の裏事情を暴露します。F県での迷走はまだまだ続きます・・・F件迷走編その７に続く。

１０００万の借金（F県迷走編その５）

１０００万の借金がある・・・Mさんからの突然の告白だった。自分はどうして良いのかわからなかったが、一応、この件はまだ母には内緒にしておいた。既に３ヶ月以上延滞しているらしいので、早急になんとかしなくてはならないらしい。母に自動車学校のお金を借りていたので、手持ちはそんなに無かったが、とりあえずMさんに１０万円を貸した。ちゃんと働いたら返すからと言っていた。Mさんは借金を返す為に仕事を探すと言っていたが、なかなか見つからなかった。最後の手段で母の兄の奥さんのNさんに相談すると、Nさんの友人がS生命の所長をしているとの事で、保険の外交員だったらすぐに働けるらしい。他にあても無かったのでMさんは保険の外交員をする事になった。保険の外交員を始めたのは良いが、保険の外交員にはノルマがある。毎月〇件取らないと給料が満額出ないらしい。こっちに知り合いがほとんどいないMさんが、保険を毎月取れる訳も無く、保険が取れない時は自分が入る羽目になる。そうこうしている内に実家にMさん宛に電話がかかってくる様になる。相手は金融業者の取り立てだった。毎日毎日、何度も何度もかかってくる。母には内緒にしておけなくなってきていた。母には自分とMさんから正直に話をした。母は怒るわけでも無かったが、毎日、金融業者から電話がかかってくるのは迷惑だから出来れば早いうちに出ていって欲しいと言う。とりあえず２～３日、時間をもらって、これからどうするのか話し合う事になった。１０００万の借金を３ヶ月延滞すると利息だけで一体いくらになるのか、今はそういう計算が出来るが、その時はどういうことになっているのか自分では全くわかっていなかった。今思えば既に手遅れだったと思うが、悪あがきを続けていく事となる。F件迷走編その６に続く。

Mさんの告白。（F県迷走編その４）

免許を取ったの機に塗装工は卒業する。ちょうどその頃、母の一番上の兄から仕事の誘いがある。とある倒産した会社の元部長が、個人で仕事を始めるので手伝わないかとの事だった。仕事の内容はベルトコンベアのベルトの交換と補修だった。とりあえずその元部長の家に面接に行き即採用になった。倒産した会社から引き取った２トントラックを１台渡され、それで通勤するように言われた。免許を取ってすぐにパワステもついてないトラックは不安だったが、毎日毎日片道５０キロの道のりを通勤していたら運転はすぐに慣れた。ベルトコンベアの仕事は鉱山の中に熱板と呼ばれるものを運び入れ、破れた部分を補修するのだが、この熱板を運ぶのがかなり大変だった。全体の重さは数１００キロあるのを狭い鉱山の奥まで運ばなかればならなかった。ベルトコンベアを高熱で溶かして再度くっつけるのだが、くっつくまでに数時間かかる。朝から作業して鉱山を出る頃は深夜になっている事もざらだった。そんな感じで週の半分は出張している状況だったが、ある日家に帰るとMさんから重大な話があると言われた。なんの話かさっぱり検討も付かないが話を聞く。Mさんは単刀直入に話を切り出した。「実は借金があってずっと払って無くて悩んでいる」と。確かにMさんはこちらに来てから約４ヶ月働いていなかった。借金の理由は以前結婚していた人との間で出来た借金だと言う。その元旦那さんがゴルフ三昧で金使いの荒い人だったらしい。以前結婚していた事もこの時始めて聞いた。それで金額はいくらあるの？と尋ねると、Mさんは「１０００万」と答える・・・１０００万？１０００万？？１０００万？？？１０００万って何万円？ｗその時は１０００万がどんな金額かピンと来なかった。１０００万の借金がどういう事なのかもわかっていなかった。それよりも突然の話で何が何だかよくわからなかった。この話から自分の人生が大きく狂い出す事となる。F県迷走編その５に続く。

塗装工も慣れてきて・・・（F県迷走編その３）

１週間もすると塗装工の仕事も徐々に慣れてきた。いろんな仕事をして来た経験もあり、順応力は意外と高いようだ。K塗装は積○ハウスから仕事をもらっており、積○の建売物件の外壁の塗装と駐車場のコンクリートにリシンという塗料とセメントを混ぜたようなものを吹き付ける。仕事が暇な時は大工の手伝いもやった。家を一軒建てるには大工さんだけでは無く、内装はクロス屋さんがやる。外壁はサイディング屋さんがやる。電気工事は電気屋さんがやる。水周りは水道屋さんがやる。屋根は瓦屋さんがやる。塗装は塗装屋さんがやる。家一軒を建てるのにいろんな業者さんが入る。工程の進み具合によって業者同士で助け合う事がよくあった。よく手伝いに行ったK藤工務店は、親方のK藤さん自分と同い年のM本くん自分の２個下でK藤さんの甥っこのK藤くんこの３人でやっている。棟上げなので忙しい時は３人では回らないので、他の業者が手伝っていた。自分が大工の手伝いの行った時、のこぎりすらまともに持った事が無いのに、束（つか）作りを任命された。束（つか）とは2階の梁の上や、1階の床下などに立てる短い柱のことです。材木をこんな形に延々を加工する。 K藤工務店は小さな工務店だったが、奥さんが株で大儲けしたとかで、大工用の機械は立派なものがあった。束作り専用機械もあり、寸法を設定して材木を突っ込めば、ある程度の形まではほとんど自動で加工してくれた。細かい部分をノミで調整すればよいだけで、自分のような素人でも出来るのには驚いた。そんな感じで塗装工と大工を３ヶ月程やってきたが、母の一番上の兄から仕事の紹介があったのと、車の免許を取得したのを機に辞める事にした。ちょうどそんな時期に同居中のMさんから、ある重大な告白があった。３か月間平穏に過ごしていたが、ここから急激に事態が動き出す。F県迷走編その４に続く。

塗装工初日。（F県迷走編その２）

実家に戻って３日後。親戚の塗装屋で塗装工見習いとして働く事になる。日給は７０００円だった。月２５日働いても１７万そこそこだ・・・車の免許を取るまでの辛抱だと思って働く事にした。塗装屋の親方のKさんが迎えにきてくれて現場に向かう。Kさんと一緒にS塗装のSさんという方の３人で作業をするようだ。KさんもMさんも一人親方で自分以外従業員はいない。最初は塗装だけをすると思っていたが・・・現場では結構いろんな作業をする事となる。Kさんとの始めての現場はマンションの壁の塗り替えだった。高い足場が組んであり、ペンキとスプレーのガンを持って上がらなければならない。重いペンキを足場の上まで運ぶのはかなりの重労働だった。Kさんは全部自分に運ばせる気らしい・・・まあそこは我慢してやるしかない。Kさんは○○取って来いとか△△取って来いとか言うが、今日から働き始めたので○○や△△が一体何なのかわからない。わからないから聞いても「○○だわ！わからんのか？！」とすぐキレる。わからんから聞いてるんだわ・・・親戚や無かったらぶん殴ってるとこやぞ・・・そんな自分のイライラをSさんが察知したのか、「Kくんは仕事を教えるの苦手だから、わからない事があれば自分に聞いてくれ」とフォローしてくれた。マンションの周りに組んだ足場を上から下までペンキを持って何度も往復しながら、ようやく塗り終えて一日を終えた。体力には自信があったつもりだが実はぶっ倒れそうだった。真っ赤な髪の毛の横着なお兄ちゃんだったので、絶対に泣き事だけは言わないと心に決めていた。現場への移動はKさんの軽バンなのだが、ペンキやシンナーでかなり臭い。その中で３人が煙草を吸っていたが引火して爆発するのでは無いかとドキドキしながら吸っていた。Kさんは仕事が終わると自動車学校まで送ってくれた。初日からシンナーの臭いにかなり酔ったが、免許を取るまでの辛抱だ・・・それだけを目標に頑張ろうと思った。F県迷走編その３に続く。

F県へ無事到着。（F県迷走編その１）

１月１７日の夕方。飛行機でF県に無事到着。空港からJRで４０分程で最寄り駅に到着。駅からタクシーで実家に向かう。実家に到着したのは夜遅かった。当初一人で帰る予定だったが、なりゆきでMさんが着いて来てしまった・・・Mさんがどうして着いてきたのか。事情はここでは自分でも良くわかってなく、自分と一緒にいたかったという事と、他にもいろいろ事情があるのですが、それは後日、判明します。（ここからがトラブルの始まりです。）母にどう説明しようか悩んだが悩んでいても仕方が無いので玄関のチャイムを鳴らす。母は一緒にいる人は誰？と不思議そうな顔をしている。しかし、追い返す訳でも無く、「おかえり」と一言。Mさんとは付き合った覚えは無いが、事実上、付き合ってるという感じなのか・・・関係はあったので少なからず情はわいていた。母が仕事はどうする？と聞いてきたが、当然まだ決まっていない。母の兄の奥さんの弟のKさんが塗装工を経営しているので、しばらくそこを手伝いながら自動車学校に通って、落ち着いたら仕事を探せと言われる。自動車学校も母の兄の奥さんの知り合いが先生をしているらしく、その自動車学校で仮免からスタートする事になった。仮免からでも２０万位必要で足りない分は母に借りた。塗装工用の作業着も買ってもらった。（今、振り返ると、母にはほんとに頭が下がります。）しばらく塗装工なので久しぶりに髪を染めようと思い、一年半ぶりに真っ赤に髪を染めた。真っ赤な髪が似合うのはロンブーの淳か自分かという感じだった。とりあえず今日から母と弟と自分とMさんと猫６匹の同居生活が始まった。翌々日から早速、塗装工として働く事になるが、ここから数ヶ月落ち着く事なく、迷走する事になる。F県迷走編その２に続く。