そして放浪へ・・・(F県L店編その11最終回)
L店に自分宛に電話が入りました。その相手は「母」でした。家出して以来、母とは全く連絡を取っていませんでしたが、L店で働いているのを近所の人に聞きつけ電話をしてきた様です。電話に出るなり母は怒り狂ってました・・・パチンコ屋なんかで働かせる為に今まで育ててきたんじゃない!その時、母に言われたこの言葉は今でも胸に残っています。母はギャンブルが嫌いな人でしたし、当時のパチンコ店はガラの悪いおじさんの職場というイメージでしたから、母がそういうのも充分理解出来ます。母は主任に自分を今すぐ辞めさせるように言ったそうです。当時、自分は未成年だったので親の承諾が無ければ働けなかったのですが、面接の時に親の承諾を取ったと店には嘘をついて働いていました。主任に母ときちんと話し合って欲しいと言われましたが、その時の心境ではどうしてもそれだけは出来ませんでした。自分にも意地がありましたから・・・これからどうやって生きていくのか悩んだ末、このままL店にいたら母が来るかも知れないと思い、その夜、主任宛に書き置きをし、そっとL店を後にしました。手持ち金は1万円位だったと思います。今度は母に見つからない様もっと遠くへ行こう・・・そう心に誓いました。パチンコ店の裏事情を語る為に立ち上げたブログですが、自分の半生を語るブログになってきました・・・パチンコ店の裏事情をほとんど書いていませんが・・・かなりヤバい情報もありますので・・・出し惜しみしてすみません。この後しばらく放浪生活を続ける事となりますので、次回から『放浪編』として書いていきたいと思います。よろしければお付き合い下さい。