主権回復記念日を国民の祝日に 3/3(最終回)
◇ チャンネル桜・特集『“主権回復五十五周年記念”国民集会 -- 主権回復記念日を国民の祝日に!--』5月12日(土)よりhttp://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1470 ※ 前回のつづき(最終回)です。 “主権回復五十五周年記念”国民集会:平成19年4月28日(土)東京、九段会館大ホール 主催:主権回復記念日実行委員会 登壇: 赤池誠章 (衆議院議員[自民党] ・ 伝統と創造の会 事務局長) 薗浦健太郎 (衆議院議員[自民党] ・ 伝統と創造の会 幹事長代理) 稲田朋美 (衆議院議員[自民党] ・ 伝統と創造の会 会長) 林 潤 (衆議院議員[自民党] ・ 伝統と創造の会 副幹事長) 佐藤 優 (起訴休職外務事務官) 南丘喜八郎 (『月刊日本』主幹) 小堀桂一郎 (東京大学名誉教授) 井尻千男 (拓殖大学日本文化研究所 所長) [司会] □ 登壇者:稲田朋美 「一国の総理が自分の国の中で行ってはいけない所を他国に決められる筋合いは無い」 と、おっしゃいました。正にそのとおりなんですよ。独立国の首相が、自分の国で行っちゃいけない所を中国・韓国から言われる筋合いは無いんやと、この1点で私は小泉元総理をほんとにもう評価しております。 そして8月15日にとうとう参拝をいたしました。その時に、毎日新聞とか朝日新聞とか、もう私が内容証明で文通しているような新聞社はですねぇ(笑)、批判するわけですよお。何で8月15日に参拝するんだと。8月15日に参拝したら中国も韓国も文句言うじゃないか何で参拝するんだ、という質問をしたわけです。それに対する総理の答弁が、振るっていましたよね。 「いやそういうことをいう人がいるから僕は8月13日に参拝したんだ最初は、それからも違う日を選んで参拝したんだ。でもいっしょでしょ?」って。「問題にする勢力が、あなたたちが問題にする以上、この問題は問題になるんですよ」と、「だから僕はいつ行ってもいっしょだから、8月15日に参拝をしたんだ何が悪い?」と。 こういうことを言われたんですよ、私はもうそれを聞いて胸がすーっとして。ですから、ここまでですね、参拝されてきたんですから、安倍総理はもう参拝する土台が出来ているんですよ。だから、参拝したらいいんですよ。ほんとに堂々と。 別にまあ、行くか行かないかは言いたくないと、いいですよ?別に言いたくなければ言わなくても。でもですね、行けばいいんですよ。8月15日にもし安倍総理が参拝したら、私はここに集まっている人だけではなくて、靖国問題について考えてない人だって、若い人も全員が拍手するんですよ。 なぜなら、なぜなら日本は独立国家だということを身をもってですね、総理が身をもって示すことだからなんです。それこそ「戦後レジームからの脱却」を、総理が身をもってされる行為なので、私は安倍総理は必ず行かれると信じております。 それで、話は変わるんですけれども、独立国の政治家の使命っていうのは、国民の生命・身体・財産、そして領土を守ることなんですが、それができて初めて独立国家なんですけれども、と同時に私は国家の名誉を守る、これを私は独立国のほんとに大きな使命であり、政治家の使命だと思っております。 でも、この運動が始まってから10年。10年前と今とでは、ずいぶん違っています。ほんとに良くなっていると思います。10年前、平成9年といえば、拉致問題ができてそして、西村眞悟先生が予算委員会で、拉致問題を横田めぐみさんのことを引き合いに出して質問をした時に、ほんとに誰もみんな白けててですね、そしてヤジが飛んだんです。 その時ヤジを飛ばしたような人間は誰や!と、今やったら言いたいぐらいですけれども。そして、また平成9年といえばですね、私こないだ予算委員会で質問したんですけれども、「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」というのが出来て、中川昭一先生が会長で、今の総理が何と事務局長だったんです。 10年前は、今の総理も私たちと同じように一議員やったんですよ。その一議員であった安倍総理が、予算委員会の分科会で「河野談話」を持ち出して、歴史教科書に「従軍慰安婦」が書かれているのは何事だと。そして、「河野談話」は間違ってるんだということを言われていたんです。 まその頃から比べるとちょっとトーンダウンしたかなと(笑)、私も残念には思っているんですけれども、そういった時代から10年が経った。 それともう一つはですね、昨日ですよ、昨日。最高裁で一件の判決と三件の決定が出ました。戦後保障裁判についてです。この戦後保障裁判については話し出したら1時間は欲しいんですけど、時間がないのでちょこっと言います。 「南京大虐殺」「731部隊」「従軍慰安婦」「毒ガス」など、さまざまな、戦争被害を受けたという中国や韓国の人びとが、今になって日本の国に対して国家賠償しろという裁判を起こしているんです。 でこれを私は弁護士の頃から注目をしてですね、このあいだ予算委員会で、ま「従軍慰安婦」の問題について取り上げたんですけれども、と同時に、たくさん起こされている「戦後保障裁判」で、いったい国の代理人、法務省の省務検事といえば、ま私もよく知っておりますけれども、司法試験を4年生で受かった東大法学部の超エリート検事が法務省に入って国の代理人をしているわけです。 その国の代理人が、こういったさまざまな「南京・・731・・」そういった戦後保障裁判で、一問の反対尋問もしない、全く事実関係を争わないということで、判決理由中の判断の中で、さまざまなことが書かれ書き込まれている、これは日本の名誉を守る気概があるのかと、いう質問をしました。 私はですね、ほんとに国家の名誉を守るという観点からの組織、そして予算というものがあまりにも日本には無さ過ぎるということを思っているわけです。これを作る事が、ひとつ大きな私の使命なんですけれども、その戦後保障裁判で昨日最高裁の注目すべき判決が出ました。 それは、戦争被害というのは、もうサンフランシスコ平和条約、そして日中共同宣言、そういった国同士の条約によって解決済みなんだと。だから、個人補償はもうできないんだという注目すべき判決を出したんです。 これは私はもう、弁護士時代からずっと言っていたんです。何で国の代理人は、まず最初にこの主張をしないのかと。この主張をしていなかったんです。ずーっとしてないんです。もう国家無答責(むとうせき)やとか時効やとか、そんなことばっかり言ってですね、サンフランシスコ平和条約でですね国家間の条約ができたんだから、個人個人の損害賠償はできないんだという全くこの正当な主張をしていなかったんです。 もう戦争被害っていうのはお互いの戦争被害っていうのは、国家間の平和条約で解決をすれば、それから後に個人補償をしていけばですね、際限なく続くわけです。そうすればどうなるかというと、それだけ個人補償が続くとなれば、戦争はやめられないなってことになっちゃうわけですよ。 だから、今の裁判官がですね、こんな牛乳瓶の底みたいなメガネをかけた東大法学部のですね、まあ言うたら勉強秀才みたいな人ばっかりでエリートやないんです。勉強秀才ばっかりがやってるから、もう交通事故とか、損害賠償請求だとかと同じレベルで、この戦後保障裁判を考えちゃうわけです。 だから、被害があれば可哀想だと。法廷に出てきてこんな被害を受けた、従軍慰安婦でこんなになったあんなになったって言ったら、可哀想だから救っていかなきゃいけないって思ってしまう、そういう偏狭な正義感でやるからダメで、国際法の大きな正義感で見れば、平和条約が結ばれれば、どんなに可哀想な人がいても個人補償はすべきでない、というのが国際法の正義なんですよ。 ほんとに。だから、それを最高裁が認めたっていうのは、日本も変わったんです。そして、安倍総理が出てきた。これも、日本が変わったんです。だから、私たちの時代なんです。 ( 中 略 ) 私は弁護士になってから政治家になって、ひとつ大きな転換をしました。弁護士のときは、今ある法律、今ある憲法で何が出来るかをずっと考えてきたんです。でも、政治家になってから、何ができるかではなくて、国民の生命・身体・財産・領土、そして名誉を守るために、いったい何をすべきかを議論をして、そのうえで必要であれば、憲法であったって改正する。そういったことに、命を賭けたいと考えております。 今日はどうも有難うございました。 百人斬り裁判から南京へ