アメリカの「夏時間」
今日は、3月最初の日曜日。だいたい、毎年3月になると、「あ~、夏時間になる・・・」と心配になる私。なんたって、夏時間になれば一時間ずれるから、寝坊だとか遅刻の可能性がある。もちろん、冬時間に戻るときには、逆だから大丈夫。だいたい、日本でいうところの「Sumemrtime(サマータイム)」とは、イギリスの言い方。アメリカでは、「Daylight Saving Time(ディライト・セービング・タイム)=DST」と言う。日本でも、第二次大戦後の米軍の占領下時代に、実施されていたらしい。だいたい、夏時間・冬時間とは、「Spring forward, Fall back(春は前倒し、秋は後戻し」といわれる。つまり、元に戻るのはともかく、夏時間が始まると一時間早まるため、朝も一時間早く起きる必要があるのだ。私としては、世界共通にサマータイムと言ってくれた方がわかりやすくていいのだけど、まぁ仕方がない。アメリカに来た当初は、地下鉄のことはチューブ、携帯電話だってモーバイルと言い続けていた私だもの。近頃、ようやくアメリカ式に慣れたってことなぁ。この夏時間なんだけど、アメリカとイギリスでは、言い方はもちろん、始まりが一週間違っていた。イギリスでは、夏時間は3月最後の日曜日、冬時間は10月最後の日曜日。だから、「最後と最後」で覚えやすかったのだ。ところがアメリカでは、イギリスから一週間遅れて、4月の最初の日曜日から始まったDST。通常時間に戻る時期(10月)は、同じだったけどね。だから、イギリス風に覚えていて大騒ぎしても、まだ一週間の猶予があった。これで、何度助かったことか・・・ところが、2005年に子ブッシュ大統領がなんちゃらアクト(Energy Policy Act)にサインしたもんで、この夏時間・冬時間の実施が今年から変わってしまう。3月の第二日曜日に始まって、11月の最初の日曜日に終わることになったのだ。・・・う~ん、覚えられない・・・・確かに、イギリスに比べてアメリカの方が、日も長いし日差しも強い。だから、毎年夏時間の前後でもすでに「アッチッチ」状態で、「なんでまだ夏時間じゃないんだぁ?」なんて思っていたものだ。だから、納得の措置ではあるのだけど。というわけで、来週の日曜日から夏時間が始まる、今年のアメリカ。といっても、全米でも夏時間を採用していない州もある。だいたい、西海岸や東海岸というだけでも生活時間帯ゾーンが違うのに、夏時間も始まったらややこしいなぁ。まぁ、ここは大陸。しょうがないねぇ・・・・