このまま終わらしてええんかい
子どもの小学校で、はさみを使った事件が起きました。体育で誰もいないはずの教室。はさみを制服に入れてチョキン。おニューの制服だったそうです。ただイラついているだけなら、そのへんにあるものを蹴飛ばしたり、友だちに当たったり、落書きをしたり壊したりすることが多いんじゃ?はさみを使っているというところが、妙に怖く、計画的だったのか、なぜその子だったのか、なぜそんなアクションにいたったのか、究明したいところ。子どもたちに説明があったきりで、学校としては、「なにも変わりはありません」的な態度に、とても不安と怒りを感じます。私だったら、そんなこと子どもにされたら、真相がわかるまで、学校には行かせない。勉強だけだったら家庭教師をつけるもん。そう、私も行きたくなかった。あの時、私が悪いんじゃないって言ってほしかった。みんなの前でね。その後どうなったのか教えて欲しかった。先生や保護者が、私のためにどんなことをしてくれたのか、どんなふうに心を砕いてくれたのか、それで、誰がやったか、どうしてやったか、わかったのかわからなかったのか、どうやって、このことをおしまいにしたのか、子どもだって知りたかった。おわれないままふたをしたんだな。学校には行かないといけないから。ずずっと、心の奥に、自分でもわからないまま封印したんだね。だけど、封印した気持ちは、まだナマだったから、出てきちゃった。30年もたってるのに。・・・今回、私と同じ体験をした子に言いたい。大丈夫だよって。学校と保護者にひつこくひつこく食い下がって言ってきます。このまま終わらしてええんかい。って。なかったことにはできひんやろって。破けた制服さながらに、あの子の破けた心をどうしてそのまま済まそうとするのかって。事実を認めることから、信頼は始まると思う。 ※すんません、ちょっと伏せてますが、 制服のはさみのいれようは、ちょっと・・・でした。 ずたずたとかじゃなくてね。特異。