網の家(ラス網)
黒い家の次は網の家です。これは特殊ラス網のフロートラスです。モルタルのぬり厚を均一にし、引っ張り力によるひび割れに抵抗する働きを持つそうです。ぬり厚を確保した上で安定した強度を発揮し、美しい仕上げと躯体耐久性の向上をともに実現するものです。このように水玉模様のを見るのは始めてだったのですが、この黄色い部分をタッカーで留めていきます。黄色の部分はへこんだように加工されていて、タッカーで留めた時に周りが浮くので、ラスと壁の間にモルタルの入るスペースが十分にとれるようになっているそうです。次に家の中です。石膏ボードが貼られています。天井は勾配天井用の断熱材が敷きこまれています。その上にペーパーバリア、それから石膏ボード。壁側はとても狭いスペースにもきちんと断熱材が入れられているのが分かります。2x4既定の広さのものであれば切らずに使えるのですが、そうでない部分も多いし、配管等があるので、大変そうでした。ペーパーバリアですが、このようにしっかりとした0,2mmのものです。テーブルクロスにできそうな厚さがありました。0,1mmだとタッカーで留めた後に少し力が加わっただけで、タッカー部分が破れてしまうので、この厚さが好ましいようです。(間違いだらけのハウスメーカー選び4 市村博 より)