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[司書のお仕事] カテゴリの記事

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• あこがれの電車通勤

  あたらしい職場に行くようになって、はじめての3連休。外は気持ちのよい秋晴れです。今日は、なんでお休みなんだっけ？とあわててカレンダーをみる。そうか、体育の日なのねー。ハッピーマンデー方式になってから、いつがなんの祝日やら。しかし、空も風もすっかり秋めいてきましたね。金木犀のかおりが、今年も秋を知らせてくれます。秋といえば、恋の季節ぅ～。これまでずっと車通勤でしたが、こんどの職場へは電車通勤。じつは、電車通勤にちょっとした憧れがあったわたし。「いつも同じ車両にのる、気になるあの人」とか「向かいの席のカレと読んでいた本が同じ」とかさ！！ちょっと角度をかえて「あいさつが爽やかなステキな駅員さん」なんていうのも・・・いろいろ出会いのパターンが妄想できるじゃないですか。そんなワケで、いまのところ早起きを苦にせず意気揚々と通っています。ま、今のところそんな出会いの兆候はなく、毎朝、男子高校生の「羅生門って書いたの“だざいりゅうのすけ”だっけ？どんな漢字？絶対試験にでるぜ」とか「朝起きて、ほしのあきになっとったら、どうする？」とかそんなおバカな会話しかきけていませんけどね。今後に期待、です。

  2008.10.13

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• ちょっと前進！

  ちょっと前から、うーん。うーん。と唸りながらやってきたおべんきょう。三平方の定理ってなんだったっけ？？かくりつ？？いんすうぶんかい？？今日、ちょっとだけその努力が報われましたとりあえず、一歩前進。まだまだ道のりは遠いけど、久しぶりの達成感でうれしかったです。図書館に司書として就職するのは、なかなか難しい日本。難しいといっても、高い知識とか特別な能力が必要というわけではなくて司書有資格者に対して、採用される司書の絶対数があまりに少ないという意味。派遣とか臨時職員とか契約社員とかは、いっぱいあります。でも、期限付きだったり１人の人間が食べていくだけのお給料さえ見込めないところばかり。こんな現実をずっとみていると、日本に、社会に、司書は必要とされていないのだろうか。ってことになっちゃいます。今問題になっている医師不足のように、必要に迫られることってないですからね。いや、現場は必要に迫られているところも多いのではないかと思うのですが（自分が大学職員のときそうだったから）、その実態がみえにくいのかもしれません。司書がいる場所は、当然図書館なんですが、図書館といってもさまざま。みんなのまちにある公共図書館、学校にある図書館、病院のなかにある図書室。なかなか知られていないところでいうと、弁護士事務所の資料室とか企業のアーカイブ担当…etc。そんなとこです。はっきりいって、地味。ヒソカにわたし、コレが一番の原因じゃないかと思っているんですみんな、目立とうとしないし！司書って「椅子にすわっておとなしく本よんでるかＰＣみてる」イメージ。まさに、それが諸悪の根源ですよ！！じっさい書棚の奥で黙々と整理したり、パソコンに向かってひたすら連打するような仕事によろこびと居心地のよさを感じる人がとっても多いんですよねー。でも、それこそ今は性能のよいシステムがあるから、誰にでもできること。わたしは、もっと人とコミュニケーションとりたいし、どっちかっていうとカウンターにでたり、イベントを仕切ってるほうが楽しい。というか、これからはそっちのほうが司書としての専門性を発揮できると思ってるから。オモテにでることで、司書の必要性もアピールできるしね。「ガンガン攻める」司書。これからは、そんなちょっと変わった人がいても面白いと思うのですが。いかがでしょう？今、お買い得ですよ～！！

  2008.07.15

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• 消防訓練！

  今日は、大学で消防訓練をうけました。私が着任して約6年間一度もなかったのですが、どうも大人の事情で実施されたもよう。事前に配られた実施要綱で、私は「救護班」とやらに入っており、きっと救護されるとか、そういう役かな？と思っていたのですが、とんでもなかったです図書館からグラウンドへ避難し、救護テントに行くと「さ、人数そろったら早速救護に向かって下さい！」と、隊長から指令が。え～っ、私が行くの？！担架をかついで？？しかも、私と一緒に救護する人たちは皆女性ばかり。中には、結構ご高齢な先生もいらっしゃったりして、ホントに大丈夫なのか？！無事に救護できるか、めっちゃ不安なんですけど～。ってカンジ。暗く、煙と消火器の粉が飛びすさぶ校舎に入り、要救助者を探す女4人。そして、そこには、足を怪我（のフリ）したごっつい男性教員が…！！マジありえないんですけど～？？めっちゃ重そうだよ～・・・もうあと50メートルゴールが長かったら、確実に落としてましたね。だけど、足元の方を持ったおばちゃま達は意外と足が速く、頭側の私ともう1人の先生は本当にヘトヘトでした。明日は確実に筋肉痛だわ、とほほ。。同じ救護班でも、はしご車で屋上から救助されるちょっとオイシイ役とは大違い！一体誰が人選したんだーー！！責任者出てこーーい！！

  2007.09.28

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• 新入生にガイダンス

  今年できたばかりの学科の先生から、新入生向けのガイダンスを頼まれました。総勢75名。ほぼ女ばかり。18歳のギャルたちを相手に「情報検索の基礎知識」。･･･なんてカタイ！一抹の不安を抱えながらも、できるだけカタイ内容をやわらかく難しい言葉は、ゆっくり解説して話で90分ももたせる自信もなく、コンピュータでの実習もいれて･･･。情報管理の担当者にも、前日に協力してもらい「聞いてもらえなかったら、泣いちゃうかもッ！」とか愚痴を聞いてもらいつつあれこれ悩んで向かえた当日。意外と静かに、結構興味を持って（自分に甘すぎ？）聞いてくれたような。終了後、学科の先生方からは会うたびにお礼や感想を頂いて感触は悪くなかったんだ、と思えたのですが、学生からは特に聞く機会もなく・・。でも、この前近くのコンビニに入ったら「図書館のヒトですよね？」とレジの女の子に声をかけられました。「うちの学生さんですか？」と聞くと「ハイ。この間説明してもらいましたよね！」との答え。ガイダンスの内容がどうだったかまでは、勇気のない私は聞けませんでしたが私の顔を覚えてくれて、気軽に話しかけてもらえただけで新入生のガイダンスはまずまず成功だったのではないか、とちょっとうれしくなりました。（やっぱり自分に甘い･･？）

  2007.05.16

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• 道路工事と図書予算

  早いもので、もう年の瀬ですね。日に日に寒くなってくるココロとカラダに鞭打って、がんばって仕事してます。この時期になってくると、相変わらず増えるのが「道路工事」。車通勤の私にとっては、いきなり始まる無意味な工事ははっきり言って迷惑！もっとやるなら計画的に、重要なところをやって欲しいと思います。これって、来年度の予算確保のために無理やりするから年末に増えるんだってよくいいますよね。年度末が近づくと、あわてて本を買う図書予算と似てるなーって思います。うちは、図書館運営委員会というものがあって、それぞれの学科（分野）から図書委員の先生が選出されています。その先生方が年度末、次年の図書費請求額を話し合って決め、予算がとおれば次の年の春それぞれの図書費を配分して本を買うというしくみ。いつも、うちの分野の本が少ない！とかこの関係の本がない！といっては予算を多く請求するのにいざ予算がとおっても、なかなか本を買わないんです。それで、年度末にあわててどさ～っと注文依頼がくる。そんなこんなで、毎年年度末は地獄です。何度早めに注文して下さい！とお願いしても、やっぱりぎりぎりまでしらんぷり。だけど、また委員会ではちゃっかり次年の予算を主張。現場としては、実際に「この本がみたい」という学生には、すぐ買って提供したいんです。だけど、そういうしくみでなかなか買えないんですよ。道路工事の渋滞につかまりながら、フツフツと怒りがわいてくる今日この頃です。

  2006.12.12

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• 徳山高専女子学生殺害事件の実名報道について

  加害者の男子学生が、一部の報道機関に実名報道されました。自殺した後で更生の可能性がないから、との判断だとニュースでいってました。それに対して、図書館の中には実名報道された新聞や週刊誌を下げたり写真の部分を隠す動きもあるそうです。図書館には、「図書館の自由に関する宣言」というものがあります。簡単にいうと、　1.図書館は資料収集の自由を有する　2.図書館は資料提供の自由を有する　3.図書館は利用者の秘密を守る　4.図書館はすべての検閲に反対するこの4つが宣言されています。今回は、2番目の「資料提供の自由」について問題になっているわけで、もう少し詳しくいうと『図書館は、正当な理由がない限り、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。』ということです。そして、その正当な理由で制限する場合というのが　・人権またはプライバシーを侵害するもの　・わいせつ出版物であるとの判決が確定したもの　・寄贈または寄託資料のうち、寄贈者または寄託者が公開を否とする非公刊資料　です。人権やプライバシー保護と、知る権利の問題。何度も議論されている問題ですね。このたび報道機関も図書館もまた、判断が分かれているだけに微妙なケースなのでしょう。かけだしの私が、図書館としてどうすべきかとかどっちが正しいかという事は言えません。というか、はっきり言ってわかりません。最終的には利用者個人の判断になるのかもしれません。ただ、私個人が直感的に感じたのは実名報道に対する不快感でした。法律的に問題があるとかないとかの理屈や議論の前に、そういう報道の仕方をする意味って一体何なんでしょう？？加害者が死んだあとに実名を知って、一体どんな社会的利益が得られるのでしょうか。ただの野次馬的興味が一時的に満たされるだけなのではないでしょうか。そんなちっぽけな満足感に浸るために、いろんな大義名分を掲げて報道する意味があるのでしょうか。いまは、情報が垂れ流しの時代。見たくなくても知りたくなくても勝手に情報が入ってきます。だからこそ、自分のココロで感じた想いをちゃんと失わないようにしよう、と私は思いました。ちなみに私のいる大学図書館では利用制限はしていません。

  2006.09.13

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• 調査もの

  大学には、いろんな機関からたくさんの調査やアンケートなどが届きます。図書館も然り。調査するのは、図書館協会や文部科学省などで、図書館の運用状況や利用状況についてが主な項目です。しかし、この調査って一体何の役にたってるんだろう・・・。一つ一つの項目がまた細かく分かれていて、「そんなん、しらねーよッ」と思わずつっこみたくなる質問もあったり。毎年同じ調査があるなら、あらかじめ数字とっていればいいじゃん。というツッコミの声も聞こえてきそうですが、超ハイテクシステム完備の国立大学法人と違って地方弱小私立大学は、アナログで計算するんだよ～、大変なんだよぅ。そんな遠い田舎からの声など聞こえず、お上はある年いきなり質問項目を増やしたりするからね。しかも、「○月○日締め切り厳守！！」「わからないからって空白にするな」的な、超威圧的態度。このウエから目線は、いくら構造改革だなんだと言っても変わらない気がする。そうやって、人の仕事を増やしてくれて大変な思いで提出した調査結果についてちゃんと役にたつかたちでフィードバックしてくれるんでしょうねぇ、え？？そこんとこ、どうなんすか？お役人さん！ふぅ～、すごい愚痴っぽくなってしまいましたが、本当に記入しながら腹が立ってくるんですよ・・。

  2006.08.25

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• ヘンな図書館！

  先日、ある先生から本の付録についているカセットテープの貸出依頼がありました。ウチの大学にはないので、とりあえず近場の図書館からあたってみます。。何件か持っている図書館があるけれど、どこも視聴覚資料の貸出はしていない、とのこと。本の付録なら、別に著作権法にひっかかるわけではないし、どこも貸出しないというのもヘンだな～、と思いますが、もっとおかしな事があったんです。ある図書館に電話で問い合わせたときの会話。「うちは、視聴覚資料は館外貸出していません。」「では、直接そちらへ行ったら視聴できますか。」（私）「はぁ・・。でも、うちカセットプレーヤーないですよ。」「えっ！！（じゃあどうやって利用するんだよ！怒！）←心の声です」カセットプレーヤー持参だったら許可してもらえるんでしょうか・・。そっちの方が、問題ある気がするんですけど。ここの図書館に限らず、例えば、本についているCD-ROMとかも貸出許可しないのに再生するパソコンが整備されていないとか、意外とよくある話なのかもしれません。そういうのヘンだって思うのは、私だけ・・？

  2006.06.15

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• 謎のカウンター

  昨日、仕事を終えて帰ろうとしたとき、もう一人の女の子とアルバイトの学生が「Iamさ～～ん！」と、私を呼び止めました。「？？」急いで戻ると、「きょ、きょうの入館者数がすごいことになってます！！」といって、入館者を数えるカウンターを私に見せてくれました。なんと？！1学部しかない単科大学のため、教職員あわせても700人弱しかいない我大学。なのに、今日の図書館入館者は　1989人！！！しかも、現在も増えつづけているではありませんか。入り口にはだ～れもいないのに、時折「カチッ」とカウントされるのです。3人で顔を見合わせて、、「こわ～い！！」きっと、私たちの目には見えない誰かがいっぱい入ってきてるんだわー。そんな想像して、これから夜9時まで頑張るアルバイトさんに同情のまなざし・・。やめてくださいよ～。。とちょっと本気でびびってました3人でその後しばらく増えつづけるカウンターを見つめていると、ついに2000人越え！意味もなく3人で「初2000人越えおめでとー」と拍手しちゃいました。そうこうしてるうちに2005人になって、その後ぴたっと動かなくなりました。もう気がすんだのかな？？いったんリセットして、夜の人数を数えるため様子をみてみることに。今朝、アルバイトさんの日誌に「無事カウントできました」と書いてあったのでほっとひと安心。それにしても、昨日の大繁盛は一体なんだったのでしょうね・・。

  2006.05.10

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• ありえない！

  ありえない忙しさ。諸事情で、今週はたった一人で朝から晩まで図書館にいます。朝八時半に出勤して家に帰り着くのは夜十時。昼休みもろくにとれず。し、しぬ・・・。お肌も髪も、そして心もカサカサですそんな私を見かねて、たくさんの方から差し入れや激励の言葉を頂きました。お弁当やパンやバナナや、合コンのお誘いまで・・（笑）！！おかげで、ちょっとハリと潤いが戻ってきました。みなさん、ありがとう！！感謝！

  2006.04.19

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• 

  ジレンマ

  図書館で働いています。と、いうと大抵みんな「いいね～」といいます。人からうらやましがられる仕事、と思えば誇りを持っていい事ですが、この仕事をすればするほど、素直に喜べなくなってしまいました。「最近仕事忙しくって。いいな～、図書館。私も図書館で働きたいな。」なんていう話の流れで言われると、「図書館も、忙しいですよ！！」と、つい声を荒げてしまいたくなります。でも、そう言われてしまうのは、★静かでいい雰囲気のところで仕事ができる★好きなだけ本がよめる★ヒマそう★カウンターに座っていればいいという、印象を持たれているからでしょう。まだまだ、「司書」の仕事、「図書館」の仕事は認知されていないんだなあ、と思います。静かないい雰囲気作りのためには、それを乱す人にお願いしてまわらなければいけません。時にはいやみを言われたり、怒鳴られたりしても、周りの利用者の迷惑になるなら、我慢して言い続けなければなりません。利用者の質問に答えるためには、好きではない本も一通り目をとおしておきます。カウンターの合間をぬって、パソコンでの事務的な作業や本の修理、書架の整理をしなければいけません。全ては、利用する人が「来てよかった、また利用しよう」「本っておもしろい」と思って欲しいから。そういう意味では、飲食店などのサービス業と変わらないと思います。利潤の追求がないぶん、純粋な情熱だけでモチベーションを上げなければ続きません。大好きな仕事だから、「図書館で働けていいね」と言われて嬉しい。素直にそう思えるように、楽しく情熱を持って働けるようになりたいです。司書・司書教諭になるには

  2006.02.16

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• 著作権法

  昨日の図書館会議で、ちょっとした話題になったのが「著作権法」についてでした。ある先生から、質問があり「作者が死んだら著作権って消滅するんじゃないの？」と、聞かれたので「はい。日本では原則として、著者が死んで50年経過したら消滅します」と、お答えすると「50年？！長いね～。」とびっくりされていました。「でも先生、遺族が引き継いだ場合はもっと長いですよ。」「あ～、あれだね。サザエさんとか！」そうそう^^「バカぼんとか！」そうそう^^「ゲゲゲの鬼太郎とか！」・・・いや、ゲゲゲは死んでないでしょう。水木しげるさん、ほんとごめんなさい。でも、最近よく耳にしますよね、著作権や知的財産権という言葉。特に、音楽業界やインターネット業界で問題になっているようですが。海賊版や無断ダウンロードなど。けしからんです。図書館業界でも、大手企業が有料ブックレンタルを開始することで貸与権の問題がちょっと挙がっていました。今のとこ、図書館がそれでなくなる心配はなさそうですが、権利者の中には、図書館でベストセラーを置くこと自体に懸念を持っている人もいるようですね。でもね。これは全くの個人的意見ですが、みんなが本を買わないのは図書館のせいではなくて、本の流通の仕方に問題があるような気がします。映画だって、ＣＤだって、新しいものがでたら、ばんばんＣＭするのになんで本って、宣伝してくれないんだろう。安売りもしないし。それは、そういう流通の仕組みだから。そんなことで片付けていいの？MORE BOOKS ARE FOR ALL!!なんか、著作権とはずれてしまったけど、今日はアツイぜっ。

  2006.01.27

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• 司書のお仕事　その5　データベース講習会

  今日は、すっかり雪化粧をした街を通って大学まできました。まだまだ、雪はやみそうにありません。そして昨日は、データベース講習会を頼まれており、その準備をしたり教員からのレファレンスも4件はいったり、と師走を実感した一日でした。「データベース」なんて、聞いただけだと難しそう、とかナニソレ？って感じの人も多いようですが、私もナニソレ派だったので(笑)、気持ちはよくわかります。自分の欲しい情報を上手に検索するポイントは、☆何を調べたいか☆何を使って調べるかを、ちゃんと分かっておくことです。そして、「何を使って調べるか」という部分を私達司書はお手伝いします。それを調べたいときは、このツールを使うといいよ。この論文なら、このデータベースがいいよ。使い方は、こうだよ。と、いうことを教えてあげられます。そのかわり、「何を調べたいか」はなるべく具体的に決めておきましょうね。大学図書館じゃなくても、図書館ならばみんな答えてくれるハズ。どんどん、質問してくださいね☆でもね・・「失恋した・・。失恋に効く本ないですか」なんていうのは、ちょっと困ります。だって、つい「なにがあったの？！」なんて聞きたくなるし。状況によっては、効く本も変わってくるしね。「この本が効く！」というのは、一概に言えませんが、失恋相談なら、いつでも受け付けます(笑)ただし、これはウチの図書館のみのサービスとなっております。ご了承下さい・・！

  2005.12.22

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  絵本の読み聞かせ

  大学生のころ少しだけ、絵本の読み聞かせのボランティアをしていました。地域の図書館で、月に1回、自分で選んだ絵本を3～6歳くらいの子どもたちに読んだり、一緒に手遊びをしたりします。絵本を読み出すと、騒いでいた子どもたちの目がぐぐっと惹きつけられ、物語の世界に入っていく瞬間がわかり、なんとも面白いものでした。弟が小さかった頃、よく夜に布団の中で絵本を読んであげていて、登場人物によって声を変えたり、登場人物そのものを変えたりして一緒に楽しんでいたので、同じ調子でボランティアでも読んでいました。でも、ある日代表の方に「感情を込めすぎないように」と注意されてしまいました。そして、「読み聞かせのときは、派手な服装はだめ。全身黒できて」とも言われました。よく意味がわからず、「なぜですか」と聞くと、「読み聞かせをする側は、黒子に徹してもらうから表にでては、ダメなの。」と教えてくれました。それは、読み手の主観を入れると聞き手の想像する機会を奪うから、という意味だったのでしょう。小学生も高学年くらいならそういう意図をもって読み聞かせをしても理解できるかもしれません。でも、小さい子どもたちは、まず楽しんでお話の世界に入ることが第一歩なのではないかと、私は思います。だって、誰が読んでも同じような読み聞かせなら、録音で十分じゃない？？納得のいかない私は、ちょっと意地になってたのかもしれません。「すてきな三人ぐみ」という大好きな絵本があるのですが、絵のトーンも暗く、どろぼうのお話です。はりきって、出だしの一文をこわ～く読んでいたら、突然、聞いていた子どもが一人「わ～ん」と泣き出してしまいました！怖いお話ではないのですが、どうも私がはりきり過ぎちゃったみたい。そんなわけで、私は言いつけを守らず相変わらずの調子で読んでおり、冷たい視線にさらされるようになり、早々に辞めてしまったのですが。読み聞かせは、こう読むべき！というのは、あまり気にせず一緒に楽しんで読めればそれでいいのではないでしょうか。今でも、私はそう思います。張り切りすぎるのは私の悪いクセですから、それは反省するとして。でも、子どもを寝かしつけるために読むときは、あまり感情を込めすぎないことをお勧めします。楽しくて興奮しすぎて、なかなか寝てくれませんから！それで、何度か母からクビを宣告されました（笑）すてきな三人ぐみ 〔YMM〕

  2005.11.29

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  司書のお仕事　その4　-読まぬなら読ませてみせようホトトギス

  先日、某酒造メーカーに就職した友達と会いました。その方は営業で、いろんなスーパーに行ってお酒を陳列したりバナーをかけたりと、主に売れるためのディスプレイを担当しています。話によると、やはり手書きでのポップや詳しい商品説明を書いたものの方が圧倒的に売れるらしいです。ワインなどは特に。また、レジ前にディスプレイされた商品も売れ行きはいいらしいです。なるほど、確かにこちらの業界でも最近、手書きの感想をつけた書籍は名もない作家でもヒットをとばすと言われています。最近、子供の活字離れなどといわれていますが、「読まぬなら　読ませてみせよう　ホトトギス」と、各出版社もいろいろ作戦を練っているようです。かくいう私も、学生がレポートや卒論の時だけでなくいかに他の本にも興味を持ってもらうか毎日試行錯誤です。去年から、入り口近くにディスプレイ棚をおいて月替わりで図書を展示しています。テーマはその月にあったものを選ぶようにしています。試験前の月は、レポート・論文の書き方の本を集めたり、新学期の4月は教員の著書を集めて研究テーマを知ってもらったり。やはり、展示図書の貸し出し率は高く、効果はあるようです。ふと足を止めて、そのまま閲覧席に持っていく学生も多いです。今度は友達の話を参考にして、手書きのポップをつけた本をカウンターに置いてみようかな。あとは、学生との信頼関係が大事☆「この人に聞いたら間違いない」という司書になりたいと、日々修行しています。ちなみに、これがある書店員が手書きポップを書いて異例のヒットを生んだ本。しまいには、映画化までされちゃいました。白い犬とワルツを

  2005.11.13

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  大学祭♪リサイクルぶっくん作りました

  もうすぐ大学祭です。今は、みんな大学祭準備に大忙し☆図書館も、ブック・リサイクル　をします。寄贈などで頂いたけれど、いろんな事情で図書館にはおけない本たちを無料で放出する企画です。それで、宣伝用のちらしを作ったのですがオリジナルキャラクター「リサイクルぶっくん」作ってみました♪いかが？？

  2005.10.28

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  司書のお仕事　その3　漫画談義

  図書館の協議会に出席しました。そこは、地域の大学図書館が集まって、それぞれの取り組みを報告したり、提案された議題についてみんなで話し合う場です。今回「漫画」について、ある図書館から議題がでました。大学図書館で漫画を入れているところはありますか？学生からリクエストがでたのですが、今まで入れたことがないのでどうしたものか困っています。他の図書館の方針などがあったら伺いたい、ということでした。それに対して、ほとんどの館が「入れている」という答えでした。私のいる図書館もYESです。今図書館は様々な資料を保存し、提供しています。本だけでなく、CDやDVDといった視聴覚資料、それに最近は特に、電子ジャーナルなどの電子媒体の資料がぐんぐん増えています。だから、ほとんどの図書館は、資料がどんな形であれその図書館に必要ならば入れる、ただそれだけのシンプルな方針です。漫画だから入れないということはありません。大学図書館は、すべての分野を網羅的に揃える公共図書館と違い、その大学の研究分野に特化して専門書を中心に揃えるところが多いです。だからその漫画が研究や教育に必要であるならば、図書館で揃えます。ちなみに、私のいる図書館には「光とともに」という漫画があります。自閉症の子どもについて理解するには、とてもわかりやすいと思いますよ。光とともに･･･

  2005.10.27

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• 司書のお仕事　その2-東京は今何時ですか

  レファレンス―それは司書が司書として一番試される瞬間なのです･･･。とある田舎の大学図書館の昼下がり。熱心になにやらインターネットで調べ物をしていた中国人の留学生が、くるりと振り返って言いました。「東京は今何時ですか。」はっ？？？えー、うちの大学の時計は13時30分だから、13時30分ではないでしょうか？？すると、彼は私の答えにいかにも不服そうで、もう一度聞いてきました。「ここは、今13時30分です。例えば、今中国は13時30分ではありません。東京も13時30分ではないはずです。何時ですか？」えっ、何？時差ってこと？！時差は知ってるし、中国が今13時30分でないのも知ってるけど、東京～～？？時差ってないんじゃないの？？いやいやでも、中国国土ほどではないにしろ国内でも確かに距離は離れているし、時差なくもないか･･？困惑している私に、彼がなぜ今東京の時刻を知りたいか説明してくれました。彼曰く、明日引越しをするのだが東京にいる友達が占ってくれたところによると、明日の13時30分が一番運のいい時間なのだそう。だからどうしてもその時間に引越しをしたいんだけど、東京で占った13時30分は彼が住んでいる所では違うのではないか？だって、中国では都市によって時間が違うよ？なんだかおかしな話ですが、彼にとってはすごく重要なことなのでしょう。よし、それはぜひ真相を確かめましょう、と二人で一生懸命調べました。その昔、日本が台湾支配を始めた1895年頃はなんと日本にも1時間だけ時差があったようです。しかし、1937年の法改正で現在の東経135度中央標準時（日本標準時）に統一されたのだそうです。http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/135e/nihonjisa.htmと、いうわけであなたの時計が13時30分なら東京でも13時30分なのですよ。「なるほど～」納得して、彼は引越し準備のために帰っていったのでした。運が向くといいね。。

  2005.10.25

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• 司書のお仕事　その1

  図書館では、文献複写というサービスがあります。その名のとおり、雑誌やなんかに載っている文献をコピー（複写）するサービスです。また、その図書館が持っていない雑誌の論文を見たい場合は、よその図書館からコピーを送ってもらうことも出来ます。私がいる大学図書館では、よくこの「よその大学図書館からコピーを送ってもらう」パターンの文献複写サービスをします。申し込むのは、先生だったり学生だったり院生だったりするのですが、多い日は1日何十件も申し込まれ、なかなか大変です。申し込む方は論文締切間近！って感じの必死の形相で、「なるべく早く！！」などとおっしゃいますが、コピーしてもらう相手先の大学の事情によっては、時間がすごくかかったり断られたりして、要望に応えられないこともあります。いっぱい申し込みをされ、さらに「急いで！」などと言われると、処理をしながら「きーーっ」と発狂したくなってしまう。。そんな時、届いた文献を受け取りに来た院生さんから「いつも、本当に助かっています。ありがとうごさいます」と言われ、なんだかすごく嬉しかったのです。単純だけどそれだけで、仕事にやる気がみなぎっちゃうのです。そして、その方だけでなく院生さんの多くが受け取りに来た時に一言「もう届いたんですか！すごく助かります」とか「早い、安い、ですね。さすがですね」とか声をかけて帰って行くのです。うちの大学院生さんはみんな心理学専攻の方ばかり。別にすごい言葉を言っているわけではないけれど、ちょっとした一言を何気なく言える事が、こんなにも人を癒すのだなあと実感したのでした☆

  2005.10.25

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