退院
大動脈瘤、心臓から出る太い血管が大きく肥大し、コブ状になったもの。そのまま放置すれば、いずれは破裂し高い確率で死亡する病気である。うちの母親は、12年ほど前に、胸部、腹部と2箇所の大動脈瘤を人工血管に置き換える手術をしています。その後、定期的に病院に行ってはいたのだが、最近は脳梗塞の影響で多少歩くのも不自由なり、診察にも行っていない状況でした。そんなおり、今年の初めにインフルエンザで入院した際に、偶然にも大動脈瘤が発見されたのです。前回手術を受けた専門病院にて診察したところ、破裂寸前でありすぐに手術を行う必要があるとのことで2月に検査入院、そして3月始めに再入院後手術を受けたのです。手術は、ステントグラフトという方法で、血管の内側から人工血管をバネの力で広げる方法で、前回の外科手術による人工血管への置き換えに比べ体に負担が少ない方法でした。手術により脊髄損傷が発生した場合、歩けなくなる可能性があるとのことだったのですが、幸いにも歩くことは問題がなく無事に今日の退院を迎えることができました。とりあえずホッとしています。なにか特別な親孝行などしてあげてもいませんが少しでも長生きはしてもらいたいと思うのです。