子羊のフリット、作りました~♪
子羊料理作ろう、と思っていたら、偶然、羊にまつわる話を読みました。トスカーナ州の北の端の、ムラッツォという町の話です。ここは、イタリアの本の訪問販売の元祖の町なんだって。19世紀のこと。当時、ムラッツォの農民たちの多くは、羊飼いで生計をたてていました。羊飼いたちは、町の出版社で売れ残った本を安く買い、それを田舎に戻って、格安で売っていたんだそうです。本の中には、政府によって出版禁止になった本もありました。そんな本を通して、イタリア統一運動の思想が、農民の間に広まっていったそうです。なあるほど~、羊飼いの文化は、イタリアの歴史と深く関わってるんだなあ。ムラッツォの近所には、羊で有名な、ツェーリという村があります。この近辺(ルニジャーナ地方と言います)のレストランでは、メニューに、「ツェーリ産子羊」というのが必ずあるみたい。ルニジャーナ地方はここ。たとえば、これは、バニョーネという町のレストラン、ダ・リーナの、ツェーリ産子羊のピステッキーネ。 ↓フライドチキン感覚で、手づかみでむしゃむしゃいけそうなフリットだなあ。ビステッキーネっていう名前もナイス。そしてこちらが、私が作ったオーストラリア産ラムチョップのフリット。 ↓ ハハハ、見るからに、ド素人の料理ですねえ。手前の大きいの2個は、きのうのレシピ通り、チーズを詰めて生ハムで巻きましたよお。奥の小さいの2個は、パン粉にパルミジャーノを混ぜたロマーニャ風だい!4個とも最初は同じ大きさだったんだけど、肉を叩いて広げて、とろけるスライスチーズを詰めて、生ハムロースで巻いたら、こんなにぷっくり~。(山羊のチーズどころか、もも肉の生ハムですら手に入らないよお)例によってまた焦げちゃったけど、レモン汁をかけて、いっただっきま~す♪味は、な~んとビックリ!田舎の(都会じゃない^^;)トラットリーアの料理みた~い!美味い!パルミジャーノ混ぜただけの超簡単なロマーニャ風は、むしゃむしゃいけちゃうし、チーズ詰めは、ボリュームアップで大満足。一緒に1,000円のキアンティ飲みました。これもピッタリ(どういう意味?)子羊料理のレパートリーが1つ増えたぞー。おいしそうな子羊料理、まだあるんです。このお題、明日に続きま~す。●ダ・リーナ Da Lina : piazza Marconi 1, Bagnone、tel.0187429069