ジムカーナ的練習 その3
人生3度目のジムカーナ練習会は、気分の浮沈が激しい一日となった。全ては、人生6度目の転倒から始まる。その転倒は初回タイムアタックの2本目で喫した。終盤の連続回転の2つ目の左旋回でのこと。失速し過ぎてバランスを維持できず転倒・・・・したつもりだったが、バイクは自分の上に倒れることなくしばし自走し、何故か旋回していたとは逆の右側に転倒。なんとも奇妙な転倒・・・・というか、第三者的に見れば、ライダーが落下しただけ・・・・ゴロンと地面に上向きに転げ、見上げると、空と同化したバイクが彼方に走り去っていく・・・・その出来事が何かユックリと見え、アレっと思ったのを今でも鮮明に覚えている。バランスを崩しそうになり足を出したが、それが引っ掛かり、体を持って行かれたのか・・・・今やその状況は定かではないが、思いっ切り背中をつけて上向きに転げたのは初めてだった。極低速だった上にバイクの下敷きにもならなかったので、体へのダメージはほとんどなかったのだが、バイクがヤバイことになっていた。自走して行って倒れた場所には縁石があり、うまい具合に、メーター周りをその縁石にヒットしていた周囲の方々に突っ込んで行かなかったのは不幸中の幸いだった。が、こうなるとエンジンガードの効果はないに等しく、ということで、タコメーター部分のケースが大破。オマケに、今まで転倒しても決して折ることのなかったブレーキレバーも先端部分をボッキリ。転倒慣れしてきているものの、さすがに次のタイムアタック選手が迫ってくると焦ってしまう。そんな中、真っ先に駆けつけて助けてくれたのが、A級のT選手だった。バイクの引き起こしを手伝っていただき、散乱したパーツを拾っていただき、その上、応急処置の申し出までいただいた。「クジけてないなら、今日一日走れるようにはできるよ」と激励のような一言。パーツをモロに破損する転倒は初めてだったので、正直なところかなりクジけて帰りたい気分だったたが、その有り難いお言葉に甘えてみることに。幸い自走できたので、T選手のトランポまで行って、諸点検。先ずメーターは正常に作動しているが、ケースが大破。ブレーキレバー先端が折れ。フォークが少々左側にねじれてる。これらをチャッチャと補修していただき、めでたく、練習に復帰できた。見てクレは悪いが、走るのに何ら支障はない。 名乗り、あらゆるお礼の言葉を発したのは言うまでもない。さて、そんなことがあって、クジけそうだった気持ちも復活。意気揚々と練習に復帰したが、どうもそんな気持ちについてこないタイム。まったく縮まらない。一方、どんどん縮まっていくトップタイム。この日のコース設定はビギナーの自分にはかなり手ごわく、最初はとても完走できるとは思えなかった。前回と同じ敷地を使用していたが、要する時間は概ね+30秒。つまり、それだけ細かいセクションがあるということ。ライン取りをミスったり、リズムを崩したりすると、途端にパイロンが迫ってくる。前日のファイナル変更の変化を感じる余裕などなかった。結局、この日の自己ベストタイムは、トップ比で実に129.82%。前回よりマシなのだが・・・・この日はスタッフ業務が割り当てられており、パイロン係を仰せつかっていた。ちょうどA・B級のタイムアタックの時だったので、あんまり仕事なさそう~、な~んて思っていた。が、実際には、上位クラスの方々はギリギリのラインを追及していく走りのためか、しょっちゅうパイロンを吹っ飛ばされる。それの修正に奔走することになり、この日、靴擦れした。さて練習会が終わってソッコ~向かったのが、自宅近所のバイク屋。さすがにメーターがプラプラと剥き出しでは雨天走行はできないし、砧の教室にも参加できない。で、そのお見積額は、驚愕の22,000円超・・・・あまりにも痛い無駄な出費・・・・他にも、ちょぴっとハンドルバーが曲がってたり、アクセルグリップのゴムが一部剥がれていたり・・・・だが、それは今度ということで今後も転倒する可能性は高いので、メーターガードの装着を検討中・・・・で、また出費かぁ~・・・・車のバッテリーも死んでるしなぁ~・・・・