「頤和園」へ
朝晩は寒いけど、太陽が出れば昼間はまだ外出できる。今回は西太后が愛した「頤和園(イーフーユエン)」へ行ってきた。「頤和園」は1750年に第6代乾隆帝が母后のために造営した庭園が前身。北京最大の皇族庭園で5つのエリア(宮殿区、湖岸区、万寿山区、后山・后湖区、昆明湖区)に分けられている。西太后がここを大変気に入ったので1年の2/3を過ごしたと言われている。1860年に英仏連合軍に破壊されたのを西太后が莫大な公金を使って再建させたので清朝滅亡の原因になったとも言われている。でも彼女が再建してくれたおかげで後世に残る「遺産」となったのだ。故宮と同じで広すぎて一度では見て周れない。私も3回目の訪問だ。今回はいつも下から眺めているだけだった「万寿山区」へ行ってみた。ここは万寿山という山の麓に「仏香閣」、「宝雲閣」などが建っているエリアだ。長い石段を上らないと行けないので結構ハード。休み休み登っている人が多数いた。でも、上からの眺めは最高。眼下に昆明湖や他の建物を一望できる。私達もしばしここからの眺めを見てボーっとしていた。(当然すごい人でしたが・・・)「仏香閣」は「頤和園」のシンボルと言える八角三層の建物。内部には千手観音菩薩さまが安置されている。ここの地下には(どこだか分からなかったけど)元(げん)王朝フビライの皇后の墓があると言われている。登るのがハードなのでツアーで行くと多分、下から眺めるだけだ。せっかく行くのならぜひ登ってほしい。