『ゲッタウェイ スーパースネーク(2013)』〜気軽にどうぞ
【楽天ブックスならいつでも送料無料】ゲッタウェイ スーパースネーク [ イーサン・ホーク ]価格:3,790円(税込、送料込) ベリー・タイヤードなときは、こってりしたものはノー・サンキューという気分になる。 そうすると揚げ物などは気が進まない。 豚骨ラーメンや中華もだめだね。 そんなとき、たとえば巻き寿司なら手が出る。 納豆巻き、キュウリ巻き、鉄火巻き、ネギトロ巻きとか。 かんぴょう巻きは、まず自分からはチョイスしない。出されれば食べる。 とにかく、食事はおいしくいただきたい。 そんなふうに、映画も、体調とか気分によって見るものが変わる。でも、映画は見たい。 若い頃は、そんなことなかったけどな。こちらの体調や気分よりも、映画の魅力の方が上回っていたから。いくらでも、自分を映画の方に合わせることができたものだが。 あんまり調子がよくないときには、まず込み入ったストーリーや登場人物が複雑に絡み合ったものはだめだね。思考がついていかない。 それから、ドラマ性が強いものや登場人物の心情が迫ってくるのもだめ。気持ちがついていかない。 とにかく、映画は楽しく見たい。 で、今回の『ゲッタウェイ スーパースネーク』、これはいいね。疲れたときでも、巻き寿司を食べるように見ることができた。 まず、登場人物が少ない。 全編、主人公の元レーサーと車(スーパースネーク)の持ち主の少女のほぼ二人舞台。 元レーサーの妻が誘拐される。謎の男から、妻を無事に返してほしければ指示に従え、と言われ、元レーサーはブルガリアの首都ソフィアを激走し、市街地に破壊と混乱を巻き起こす。 途中、少女が車に乗り込み、すったもんだの挙げ句、謎の男がとんでもない犯罪を企てているのをつきとめ、逆襲に転じる。 ストーリーは込み合っておらず、それでいて謎があり、興味を引く。 そしてビジュアル的には、スーパースネークが狂走し、パトカーが追いかける、このカーチェイス、カークラッシュがこれでもかというくらい行われるわけだ。頭とか心とか、あんまり使わなくて済むが、そこそこ刺激的だった。 そんなわけで、疲れていても、映画(『ゲッタウェイ スーパースネーク』)を見て楽しくすごすことができた。 設定が凝っていて、登場人物が多いなどのクオリティの高い映画というのは、見終わったときに満足感、充実感が得られるものなのだろうが。 でもね、せっかく映画を見るのに、消化不良を起こしちゃったらね、元も子もないわけだしね。 そういう映画は、きちんと体調や気持ちを整えて、しっかりと受け止めたい。 そして気楽に見られる映画ってのも、存在価値は大きいんだよ。 たとえ見終わった後が「無」であっても。映画 ブログランキングへあなたのクリックでランキングの順位を上げたい。