ANTHRAX / MUSIC OF MASS DESTRUCTION LIVE FROM CHICAGO (2004)
さて、記念すべき1発目のレヴューはANTHRAXのJohn Bush時代のライヴをチョイス。これはWe Have Come For You Allツアー時のシカゴでのライヴ。ANTHRAXはSound Of White Noiseから入門したクチなんで、彼のvo.には結構思い入れがあるんdeathよね。 で、このDVD、ライヴ映像を中心にちょっとだけオマケがついてます。会場はZEPPクラス。ステージはバックドロップが掛かっているのみのいたってシンプルなセット。 ただメンバーの衣装がカッコいい。衣装と言うかANTHRAXのAをモチーフにしたペンタグラムを胸に置いたプリントのTシャツなんだけど、それぞれのメンバーの名前が、野球のユニフォームのように数字と共にバックプリントされてる。それぞれの数字はお気に入りのものなのか分からないけど、このTシャツは思わず欲しくなるね。 で、肝心のライヴはというと、一発目のWhat Doesn't DieからBring The Noiseの全12曲を約1時間半で突っ走る。Bring The Noiseの最後にMETALLICAのWhiplashで締めるところなどはおいしいおかず。 いつものように正確無比なScottのリフと、Charlieの超絶ドラムテク、そしてFrankの超アクティブなベースプレイが縦横無尽に展開するANRHRAXならではのライヴ。当時のg.であるRob Caggianoもスピーディーなソロを聴かせていて○。Johnの煽りも堂に入っているし、声もよく出ていて、Joey時代にひけを取らない名ヴォーカリストだったことを確認できる。 カメラワークは生の映像を基本に置くも、分割画面をふんだんに取り入れているあたりに工夫が感じられる。メンバーも均等に撮っている。ただ音にはかなりテコを入れていて、、、と言ってもあとからかぶせてあるわけじゃないと思うけど、演奏中は観客の歓声をシャットアウトして、バンドの音のみを出すようにしている。たまに歌わせるところだけ、歓声を入れている感じ。このバンドの“モッシュしたくなること限りない”リフと、ちょっとひねくれたメロディが充分堪能できる好盤だと思う。特典映像はそれぞれのメンバーが趣味を紹介したり、ツアー中の様子を追ったりしたいたってフツーのもの。総合・・・・・★★★☆☆演出・・・・・★★☆☆☆演奏・・・・・★★★☆☆ライヴ度・・・★★★★☆会場・・・・・★★☆☆☆MC・・・・・★★★☆☆臨場感・・・・★★☆☆☆特典映像・・・★☆☆☆☆。。。う~ん難しいですな、レヴュー。Zにたどり着く頃にはもうちょい巧く書けるようになってるといいけど。