ほんこさんの飾り付け
年中行事で正月の報恩講を迎えるかざりものについてかいているが、制作過程を一度も書いていないのであらためて。まず餅をつく時に、長く延ばして紐のようにし、竹筒に詰めて行き、そのまま固める。竹はあらかじめ割って、再度紐でくくっておく。竹をはずすと、こんなものが現れる。ごく当然の事だ。ちなみにこれは計量が少なかったものだから2つにわけていれたのでこうなる。まあ餅のソーセージ風みたいなものか。羽根つきのは、竹の合わせ目からはみ出したものだ。ソーセージ風の餅を切って行き、円板状のものを作る。これを六角の入れ物に積んで行く。容器に半紙を敷き、角のところに積んでいく。一段目はこんな感じになる。二段目からは、ややずらして橋渡しになるように積んでいく。これは三段目の積み始めだ。ずれて行くところには目をつぶり、やや上を広げて行って数段積む。適当な高さになれば上に大きな餅を置いてフタのようにする。これで完成。こんなのを一対作って飾りにする。ただ、最近は家で餅を作ることが減ったため、落雁を替わりに使う家が増えたそうだ。うちは完全に少数派。もちろん信心深い訳では全くない。