テッペンカケタカ を聞く
毎月知的障害の子供を連れて山にいっているが、正直我々も高齢者になってきて、山はきつくなってきた。今月は私宅からは至近(と言っても3kmばかりあるが)なのでガイドをする羽目になった。400m足らずの山だが、登山道は木々に覆われてかんかん照りの心配はない。いたって快適に登れる。そこに鳥の声が聞こえてきた。ピー・ピー・チチチチ・・・のリズムを繰り返す。ああ、これがホトトギスの生声なんだな、と納得した。ウグイスの声は似ているけれどもピッチの変化があるけれど、ホトトギスの声にはほとんど変化がない。またホトトギスの方が太い感じがある。百人一首の「ほととぎす 鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞのこれる」には三日月の時期であわないが、野鳥の声はやっぱりさわやかである。登りは約1時間、山頂にも木があって10人くらいなら陰を作ってくれる。別のグループも2,3あったが、弁当を広げたのは我々だけだった。私の子供の頃には木が低く、360度の展望だったが、今はNTTの電波塔がある。建設に使った道路は今は乗り入れられなくなっているので自動車の心配もなくおりられる。先日の下見の解きにはウグイスだったが今回はホトトギス。何となく得をした気分だ。