お墓の掃除 お盆に備えて
昨日から「お墓、お墓」と自閉君。ほんじゃ掃除に連れてってやろうかと連れて出かけた。自転車でも5分もあればいけるようなところだ。山の上や高台によくつくってあるものだが、60年ほど前の河川改修の時に現在地に移動されたのでそれこそ車で乗りつけられるようなところだ。立てガラを始末するのに、「全部抜いて、ロウソクも一緒に焼却場に捨ててきて」これは出来た。次はこの間の台風の所為か、楠のような青い葉っぱが落ちているので「これを拾い集めて捨ててきて」これはやらなかった。彼にとってはお墓と言うのはロウソクと線香を持って、お参りに来るところなのだ。こんな花筒を洗うとか、墓石を洗うとかは墓参りじゃない、と言いたげ。隣の奥さんも掃除にきていた。「いつまでも成長せんわ~」「お盆に墓参りするだけでもえらいもんやないの」まあ、小さい頃からの彼の暴走ぶりを知っていればこその会話である。不慮の事故で夫を亡くされてもう11年だそうだ。 息子よ、きれいな花を持って、お供えを持って、お墓参りする陰にはこういうメンテナンスが必要なのだぞ。帰ってからは仏具の真鍮磨き。なんで仏様はこういうキンキラキン趣味なんだろう?昔は年寄りと子供の仕事だったんだが、ま、要するに年寄りの仲間入りをしてきたと言うことか。3年ばかり前は母がしてくれていたのだが、もはや手が痛むとのことで引退。世代交代である。