ウチの家に演歌が。
父は耳が遠いので、話しかける時は耳元で大きな声で話します。父は耳が遠いので、自分が話す時も大きな声で話します。父がハイテンションになると、とても疲れます。父は耳が遠いので、テレビは字幕を出して見ます。私は耳が聞こえているのについつい、字幕を追ってしまいます。これまた、疲れる。私が仕事している時は、父は字幕入りのテレビを見たり、ヘッドホンで大音量で聞いたり。私は私で、音楽をかけてます。そんな父ですが。デイケア先のレクリエーションで、レーザーカラオケを見て来たらしく。父の音楽魂に火がついてしまいました。そして、このまえテレビで大和田伸也さんが宣伝してた「昭和の演歌」のCDセットを買いました。おまけの時計を手にとって「これが欲しかってん!」と言ってます。(うそをつけ!!)ウチの家に演歌がやってきてしまいました。CD12枚…! 全216曲!!今、父は私の後ろで「南国土佐を後にして」を唄っております。(私もそうですが)父はおそろしく唄が下手。なくなった祖母は、父の唄を「御詠歌のような…」と表現していました。しばらく私は父の御詠歌を聞く事になりそうです。唄を唄うと御詠歌になる父ですが、うがいをしても下手な念仏のようです。失礼な話ですが、かなり笑えます。ますますお元気で絶好調の父でありました。