天使の贈り物か,悪魔の誘惑か
気づけば10月も終わり,11月になろうとしている。 ということはつまり,今年も終わろうとしている。 速いなあ。 「光陰矢の如し,学成り難し」 いや,「少年老い易く,学成り難し」だった。 ともあれ光速のように日々は過ぎ去り,仕事は片付かない。 "The day is short, and the work is much."とはよくいったもんだ。 予定が押すのが常とはいえ,今月終わらせるはずだった仕事を微妙に来月に持ち越すと,またかよと思う。 もう今手がけている仕事に若干飽きてしまった。 仕事の質において飽きるというファクターはなかなか軽視できない。 無論,そんなこといっていないでと正論を言うことはできるし,そうしたときも仕事はできるのだが,飽き飽きしながらやっつけている仕事と,強い関心と意欲のもとで取り組んでいる仕事のどちらの質が高いかは明らかである。 要するに,もうこの仕事はやりたくない! ということ。 ちょっと新しい仕事をやってこようかな。 とかなんとか思っていると,ピンポーンとチャイムがなる。 宅急便だ。 身に覚えのない伝票。 恐る恐る小包を開けてみる。 ん,なになに・・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「厳選なる抽選の結果,24-TWENTY FOUR-DVDプレゼントキャンペーンA賞に当選いたしましたので, 『24-TWENTY FOUR-DVDトリロジーBOX』を進呈させていただきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ナヌ? そんなもの申し込んだ覚えはないが,ネットに加入したときに何やら申し込んだことになっていたみたいだ。 中には,24-TWENTY FOURがシーズン1~シーズン4までの全DVD(+シーズン5のはじめ)が入っていた。こういうシリーズものはレンタルで全部揃えてみるのは難しいし,ちょうど全部揃えて買おうかなあと思っていたところ,思わぬところですべて手に入ってしまった。 強運の持ち主というべきか。日頃がんばったご褒美なのか。 いや,「人生万事塞翁が馬」ということわざもある。 冷静に考えるとこれはぶっ続けで見ても4日間はかかる。ぶっ続けてみたらぶっ倒れるから。ふつうに1週間はぶっつぶれる。 24は,見始めたら終わりで24時間経過するまで止まることはない。時間が止まらないのと同じである。 ゆえに問題はいつ見始めるかである。 「おっさん老い易く,馬鹿治り難し」というフレーズが頭をかすめる。 仕事を停滞させる悪魔の誘惑という意味付けも可能である。 意味は事後的に決まる。 今みはじめると,それになりそうなのでしばらく封印しておこうかな。 まあ,とにもかくにも素直に考えればこれはとても嬉しいことだ。そして最近は良いことが多いのでそのことは喜んでおこうっと。